ダイエットで注目すべき新たな指標!NEATとは?

  • 2021.01.06

2020年、世の中は新型コロナウイルスの影響で自粛モードが広がり「家から出ない、運動をしない生活で太った」という声もよく聞かれました。ダイエットと言えば食事制限や運動を思い浮かべる人が多いと思いますが、そんな今だからこそ注目すべき新たなキーワードとして「NEAT」をご紹介します。

目次
1.そもそも人はなぜ太る?~太る、痩せるのメカニズム
2.エネルギー消費量を増やすポイント~「NEAT」とは?
3.これで「NEAT」アップ~「NEAT」を増やす心がけ
4.まとめ

そもそも人はなぜ太る?~太る、痩せるのメカニズム

食べ物は体内で消化・吸収され、体を動かすためのエネルギー源として使われますが、使われずに余ったエネルギーは主に脂肪として体内に蓄積されます。なぜ余分なエネルギーが排泄されずに蓄積されるかというと、それは飢えに備えるため。

飢え、簡単に言うとお腹がすいた時にでも私たちが動けるのは、脂肪という形で動くためのエネルギー源を蓄えてくれているからです。食事からのエネルギー摂取が足りなければ、蓄えた脂肪をエネルギーとして使うので痩せるというわけです。

つまり、太るのは日常生活で消費するエネルギーよりも食事から摂取するエネルギーが多いからです。
痩せるためには、エネルギー消費量を増やすか、エネルギー摂取量を抑えるか、という単純な話です。

エネルギー摂取量を抑えるにはやはり食事管理しかありません。一方でエネルギー消費量を増やす方法として真っ先に浮かぶのは運動でしょう。しかしながら、食事管理も運動も続かないという人も多いのではないでしょうか。

そんな方にこそ「NEAT」の存在を知っていただきたいと思います。

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エネルギー消費量を増やすポイント~「NEAT」とは?

「NEAT」とはnon-exercise activity thermogenesisの略で、日本語では「非運動性熱産生」と言います。

簡単に言うと運動以外の日常生活活動で消費するエネルギーのことで、例えば掃除・洗濯のような家事や、通勤時の階段の上り下り、さらには立っている姿勢を維持することも「NEAT」に当たります。

なぜ今この「NEAT」が注目されているかというと、エネルギー消費量のうち自分でコントロールできるのは運動と「NEAT」であり、「NEAT」によるエネルギー消費量が馬鹿にできないからです。

1日のエネルギー消費量は、大きく以下の3つで構成されています*1

• 基礎代謝量(約60%)
• 食事誘発性熱産生(約10%)
• 身体活動量(約30%)

基礎代謝量は、心臓や内臓を動かしたり呼吸したりといった、人間が生きていくために必要な最低限のエネルギーです。

食事誘発性熱産生は、食事をとり体内で栄養素が分解される際に一部が熱として消費され、代謝量が増えることを意味します。

基礎代謝量は主に年齢や体格に、食事誘発性熱産生は主に食事摂取量に依存するため、個人内での変動はあまり大きくありません。残るは身体活動量で、運動と「NEAT」の2つが該当します。

運動+「NEAT」の合計量が身体活動量なので、運動を行ってもダイエットに失敗するのは「NEAT」が少ないからかもしれません。また、忙しい生活で運動する時間が取れないという人や腰痛などで運動は難しいという方にも、「NEAT」ならちょっとした意識で身体活動量を増やすことができます。

*1厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-003.html

これで「NEAT」アップ~「NEAT」を増やす心がけ

「NEAT」に該当する活動には、通勤、仕事、家事(掃除・洗濯・料理)、買い物、犬の散歩など、みなさんが普段行っているさまざまな活動が含まれます。「NEAT」を増やす方法はたくさんあり、どれもヒントは生活のなかに隠れています。

下記が、生活の中で取り入れることのできる「NEAT」活動です。

<通勤中>
・バスや電車で空席があっても座らずに立つ
・エレベーター、エスカレーターの代わりに階段を使う

<デスクワーク中>
・姿勢を正す(背筋を伸ばす)
・コピーを取りに、お茶を汲みに、たまに席を立つ
・伸びをする
・立ち会議にする、立って電話する

<家事>
・食器洗い機を使わず手で洗う
・冷蔵庫の下段を開ける時に、手だけ伸ばさず膝を曲げる
・アイロンがけなど座って行う家事を立って行う
・普段はやらない+αの家事をする(窓拭き、玄関掃除など)

<家で>
・新聞・郵便物取りなど、何でも自分で動く
・歯磨きや化粧は立ったまま行う
・ごろ寝でテレビを見ない
・リモコンを手元に置かず取りに行く
・飲み物を持ってきてもらわず取りに行く
・入浴中に立ったまま体を洗う

<休日>
・普段やらない料理や掃除に参加する
・犬の散歩、庭の草取りなどを積極的に行う
・子供と遊ぶ
・ガーデニングや家庭菜園などの趣味を楽しむ

ちなみに、体重50kgの人が掃除機をかけて(15分 43kcal)、料理をして(30分 92kcal)、皿洗いすれば(10分 16kcal)、ジョギング25分と同程度のエネルギーを消費します*2

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まとめ

いかがでしょうか?「NEAT」は一つ一つのエネルギー消費量は少なくても、コツコツ積み重ねていくことで意外と多くのエネルギーを消費することができます。「NEAT」を増やすことは生活に密接しているため、体脂肪低減効果だけでなく、将来の生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防にも効果が期待できると言われています。

ジムに行けなくても、ジョギングできなくても、普段のちょっとした動きを意識して「NEAT」を増やすことから始めてみませんか。小さなことからコツコツと、毎日の積み重ねがきっと効果を生むはず。普段の生活を見直すことで家族にも喜ばれて、一石二鳥、間違いなし!

さらにそれらをサポートするためにサプリメントも一つの手段かもしれません。こちらのページも参考にしてみてください。
>関連情報:体脂肪を減らすのを助ける成分の「作用機序」
関連情報:ダイエットサプリのOEM商品『べリリカライフ』

*2消費カロリー(kcal) = メッツ * 体重kg * 運動時間 * 1.05 で計算
参照:(独)国立健康・栄養研究所 改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf

>関連情報:健康食品・サプリメントOEMサービス

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2023年1月20日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2022年8月31日時点、自社調べ)

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