血糖値が高いと何が悪い? ~食後高血糖のメカニズムと予防法

  • 2021.11.10

健康診断で気になる方も多い血糖値。「血糖値が高いと体に悪い」ことは知っていても、どのようなメカニズムで上がったり下がったりするのかをご存じの方は少ないと思います。
そこで今回は、血糖値のメカニズムと、高いと何が悪いのか?について解説します。

目次
1.血糖値とは
2.空腹時血糖と食後血糖について
3.食後高血糖について
4.血糖値が高いと何が悪い?
5.食後の高血糖を抑えるために
6.まとめ

血糖値とは

血糖値とは、「血液中のグルコース濃度」を示す数値です。血液中のグルコースは、私たちの脳の働きに必要なエネルギー源であり、その濃度は常に一定に保たれていますが、高くなり過ぎると、糖尿病や動脈硬化の原因にもなると言われています。

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空腹時血糖と食後血糖について

血糖値には「空腹時血糖」と「食後血糖」があることをご存知でしょうか。

普通に私たちが生活している「空腹時」の血糖は、健常な方であれば100mg/dL以下ですが、「食後」の血糖は摂取した糖がグルコースとなって血中に吸収されるため、健常な方でも150mg/dL程度まで上がり、その後、インスリンという血中グルコースを筋肉や脂肪組織に取り込ませるホルモンがはたらいて一定時間内に空腹時の血糖まで下がります。

当然ながら、この血糖値が上がったり下がったりの変動は1日3回、食事のたびに起きています(図1)。

図1 血糖値の推移

また、健常者では食事で上がった血糖値は速やかに下がりますが、慢性的に血糖値が高い疾患である「糖尿病」の方は、空腹時血糖だけでなく食後血糖も高く、しかも一度上がった血糖値がなかなか下がりづらいといった特徴があります(図1の赤線)。

>関連記事:「健康診断の数値でわかる?動脈硬化の防ぎ方」

食後高血糖について

ところで、空腹時血糖と食後血糖はどちらが重要なのでしょうか。そのひとつの答えとして「DECODA研究」の成果をご紹介します。

DECODAとは、日本人を含むアジア人を対象とした複数の疫学研究のデータをメタアナリシスで解析した研究です。その結果、空腹時血糖と心血管疾患による死亡のリスクと関連は認められなかった一方で、食後血糖が高いほど心血管死のリスクが高くなることが示されています(図2)。

このDECODA研究の結果から、食後の高血糖の抑制は動脈硬化の予防に大切であると考えられるようになっています。

図2 血糖値と心血管死の関係:DECODA研究

なお、糖尿病に関する研究は数多くあり、中には空腹時血糖が糖尿病の合併症と強く関連することを示している研究もあります。「空腹時血糖は高くてもよい」ということではありませんので、ご注意ください。

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血糖値が高いと何が悪い?

食後など高血糖が続く状態では、グルコースがたんぱく質を糖化することでAGEs(最終糖化生成物)とよばれる物質が生成され、そのAGEsは酸化ストレスの原因になることが知られています。

動脈硬化は、高脂血症や酸化LDLが要因となって血管内皮が障害を受けることで引き起こされますが、高血糖によって生じたAGEsや酸化ストレスは、その動脈硬化の進展を増強させてしまう働きがあると言われています(図3)。

図3 動脈硬化の原因

私たちは通常、毎日3回の食事を摂るため、1日のうち比較的長い時間を血糖値が高い「食後」の状態で過ごしています。したがって、食後血糖の上昇を抑えることは、動脈硬化の予防にかなり重要であると言えます。

食後の高血糖を抑えるために

食後の高血糖を抑える方法としては、「グリセミックインデックス(GI値)が低い炭水化物を選んで摂取する」「ゆっくり食べる」「食後に運動する」ことなどが挙げられます。また、「間食・夜食を控える」ことも、そもそも血糖値を上げないという点で、重要です。

さらに、トクホや機能性表示食品にも難消化性デキストリンやターミナリアべリリカなど、食後の血糖上昇を抑える働きを持つ成分を含んでいるものがあり、有用であると考えられます。

>関連記事:「ターミナリアベリリカとは?その機能性は?」

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まとめ

いかがでしょうか。今回は食後血糖値の抑制が動脈硬化の予防に重要であることを、疫学研究の結果などを交えてご紹介しました。動脈硬化を防ぐために、「食後」の血糖値を抑える重要性を知っていただくきっかけになればと思います。

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参考文献:(DECODA研究)
Nakagami et al. Hyperglycaemia and mortality from all causes and from cardiovascular disease in five populations of Asian origin. Diabetologia. 2004, 47(3):385-394.

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