サプリメント・健康食品OEMで信頼性を上げる工場認証とは

  • 2021.01.28
サプリメント oem 工場

サプリメントや健康食品のOEMにおいて、商品の高品質をアピールすることはとても重要です。そこで今回は信頼性を高める上でポイントとなる主要な工場認証4つをご紹介します。

関連情報:サプリメント・健康食品OEM完全ガイド~最新トレンドからオススメの原料まで一挙ご紹介

目次
1.健康食品・サプリメントOEMで権威付けが必要な理由
2.製造工場の認証について
2-1.cGMP適合認証
2-2.健康食品GMP適合認定
2-3.FSSC22000
2-4.ISO22000認証
3.まとめ

健康食品・サプリメントOEMで権威付けが必要な理由

健康食品やサプリメントの商品LP*では、「著名人の推薦」「医師や管理栄養士のコメント」「顧客満足度No.1」「掲載メディア」紹介が、頻繁に掲載されています。これらは、「第三者(機関)による評価=権威付け」という意味合いを持ちます。
*LP:ランディングページ。検索結果やWeb広告などを経由してサイト訪問者が最初にアクセスするWebページのこと。

すでにブランドが確立している有名企業なら話は別ですが、初めて健康食品やサプリメントをOEM開発していざ販売、となった際に販売者がいくら「商品のここがすごい!」とアピールしてもその良さが十分に伝わらず、ともすれば「怪しい」と思われてしまいがちです。

それらを払しょくするのが第三者による評価、権威付けということになります。OEM開発した商品の良さを十分に消費者に伝え、安心して購入いただくためには、ストーリー性や特許・商標と並んで権威付けや認証などのアピールが重要と言えます。

もちろん、誤解を招くような大げさな表現は逆効果ですし、根拠のない表示は不当表示になる可能性があります。信頼感を醸成するための権威付けが、かえって不信感を募らせないよう十分注意しましょう。

無料OEM 商品企画~製造の流れガイド~【健康食品・サプリメント編】

製造工場の認証について

製造工場の認証について

健康食品やサプリメントは直接体内に取り入れる“食品”ですから、その「製造工程が安全かどうか」が、商品選定時に大きく影響します。この懸念を払しょくし、信頼感を醸成するものが製造工場の各種「認証」です。

以下、主だった認証をご紹介します。

①cGMP適合認証

cGMPはアメリカの法規制(FDA Dietary Supplements cGMP)に準じた、第三者による認証規格。ダイエタリーサプリメント(健康食品)の製造、包装、表示及び保管において適切な管理を行うための標準規格で100か国以上で使用されているガイドラインです。国際レベルのより高い水準が求められる品質管理基準となっています。

②健康食品GMP適合認定

健康食品GMPは、①適切な管理組織の構築及び作業管理(品質管理、製造管理)の実施「GMPソフト」及び、②適切な構造設備の構築「GMPハード」による、製品の品質と安全性の確保を図ることを目的としています。

厚生労働省では、健康食品の安全性確保の方策として「錠剤、カプセル状等食品の適正な製造に係る基本的な考え方について」を示しており、原材料の受け入れから最終製品の出荷に至るまでの全工程において、製品の品質と安全性の確保に努めることを推進しています。事業者が自主点検を行い、第三者機関に認証されるとGMP適合認定工場であるということができます。

https://www.jhnfa.org/gmp-0.html(財)日本健康・栄養食品協会
http://www.jihfs.jp/gmpn01.html(社)日本健康食品規格協会

③FSSC22000

FSSC22000とは、FSSC22000財団が開発した認証の仕組みで、世界食品安全イニシアチブ(GFSI)という団体に承認された食品安全マネジメントシステムに関する国際規格です。ISO22000の内容をベースにしており、衛生管理など前提条件プログラムについてより具体的に手法を設定しています。また、アレルゲンの管理や製品のラベル付けなど食品安全対策等についても、追加要求事項で補強しています。2022年6月時点で全世界において約29,200件の登録があり、東洋新薬も登録済です。

GFSIとは、国際的な食品安全基準のベストプラクティスを推進する組織であり、認証プログラムを承認することで、食品企業のグローバルな認識と信頼性を向上させる役割を果たしています。したがって、FSSC 22000認証を取得することにより、国際的に認められた食品安全基準を満たすことを証明することにつながり、企業の競争力を高めることができます。

④ISO22000認証

ISO 22000とは、「国際標準化機構(ISO)」が、安心・安全な食品を製造するために必要な仕組みとして2005年9月に制定した、食品安全マネジメントシステムの国際規格です。ISO9001の品質管理手法と、HACCPの食品安全分析手法を組み合わせたシステムであり、食品企業が食品の安全性を確保するための一般的な要件をカバーしています。

また、ISO22000は工場の食品衛生のみならず、原材料の調達から最終ユーザーまでの表示や情報発信も含めて管理する、総合的食品安全対策となります。

出典:一般社団法人 日本品質保証機構

まとめ

いかがでしょうか。他社との差別化を図る上で、第三者による権威付けや、製造工場の認証などは有効なアピールとなります。

東洋新薬では業界トップクラスの工場認証の取得を始め、インフォームド・チョイスなどの新たな取り組みも進めています。健康食品・サプリメントの商品企画でお悩みの際は、ぜひお気軽に東洋新薬までお問い合わせください。
>健康食品・サプリメントのOEMはこちら

また健康食品・サプリメント開発において信頼性を向上させるポイントとして、以下の機能性食品開発シリーズもおすすめのコラムとなっていますので、是非ご覧ください。

機能性表示食品 OEM開発シリーズ① 有効性・安全性のエビデンスとは?
機能性表示食品 OEM開発シリーズ② 関与成分とその定量分析・定性分析について
機能性表示食品 OEM開発シリーズ③ 商品の設計と製造について
機能性表示食品 OEM開発シリーズ④ 義務表示とパッケージ記載情報について
機能性表示食品 OEM開発シリーズ⑤ 消費者庁への届出について
機能性表示食品 OEM開発シリーズ⑥ 最終回・まとめ

無料OEM 商品企画~製造の流れガイド~【健康食品・サプリメント編】

機能性表示食品の商品開発を例に、健康食品・サプリメントのOEM製造の流れを細かくまとめた資料です。お客様側とOEM側のそれぞれの対応や注意点などをご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2023年1月20日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2022年8月31日時点、自社調べ)

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