尿酸値とは?高いと何が悪い?原因や正常に保つポイントを解説

  • 2022.09.30
尿酸値とは

悪いイメージを持たれがちな「尿酸値」。健康診断の項目で目にする機会も多く、「痛風」や「プリン体」などと合わせてネガティブなキーワードとして広く認知されていますが、尿酸値についてきちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、健康食品やサプリメントの商品開発を行う上で理解しておきたい「尿酸値」について取り上げます。そもそも尿酸値とは何か、尿酸値が高いことで何が問題か、そして尿酸値の原因や維持するポイントもご紹介します。

目次
1.尿酸・尿酸値とは?
2.尿酸の基準値は?
3.尿酸値が高いと何が悪い?
4.尿酸値が高くなる原因は?
5.尿酸値を正常に保つには?
6.尿酸値を正常に保つ機能性食品素材
7.まとめ

尿酸・尿酸値とは?

尿酸とは、肝臓において生成される代謝物の一つで、食事由来や体内の古い細胞由来の「プリン体」という物質が分解されて生成されます。尿酸は高い抗酸化作用によって体内の酸化ストレスを抑制する作用があり、生体にとって重要な成分です。

プリン体は、ビールや白子などに多く含まれることが知られていますが、それらに限らず、あらゆる食品に含まれています。食事に含まれるプリン体は主に「プリンヌクレオチド」と呼ばれる形で摂取された後、「プリンヌクレオシド」や「プリン塩基」と呼ばれる形に変換され、体内に吸収されます。その後、最終的に尿酸へと変換されて血液中に放出されます。その血液中の尿酸を表す数値が「尿酸値」です。

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尿酸の基準値は?

尿酸の基準値は7.0mg/dLまでとされており、これを超えた状態が「高尿酸血症」と呼ばれます。一方で、2.0mg/dL以下は「低尿酸血症」と呼ばれ、尿酸値が低いとされます。

ご自身の尿酸値を調べるには、血液検査と尿検査が適当です。健康診断などで検査できるため、定期的に確認することで尿酸値を把握・注意するようにするとよいでしょう。

尿酸値が高いと何が悪い?

上述の通り、尿酸は体内の酸化ストレスを抑制する作用があり、生体にとって重要な成分といえる一方で、過剰な尿酸は生体に悪い影響をおよぼすことも知られており、適正な尿酸値を維持することが重要です。

血液中の尿酸は、濃度が低ければ溶けた状態で存在することができますが、一定の基準値(=7.0mg/dL)を超えた「高尿酸血症」のような濃度が上がった状態になると、溶けきれなくなった尿酸が結晶として血液中に析出します。

高尿酸血症によって血液中に析出した尿酸が関節内に沈着することで生じる炎症が、激しい痛みを伴うことで知られる「痛風(痛風関節炎)」です。そのほか、高尿酸血症は「腎結石」や「尿路結石」の原因であることも知られています。加えて、高血圧や脳卒中、心疾患などのリスクであることが疫学研究で発表されています、

つまり、尿酸値が高いと、高尿酸血症や痛風、結石、高血圧などを発症するリスクが高まってしまいます。

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尿酸値が高くなる原因は?

尿酸値が高い、つまり基準値を超えた高尿酸血症は産生過剰型、排泄低下型、混合型に区別されます。

産生過剰型は、アルコールやプリン体を含む食品を過剰に摂取することが原因であると考えられています。プリン体は、形を変えて体内に吸収され、最終的には尿酸として血液中に放出されます。血液中の尿酸の大部分は腎臓から尿中へ排出され、一部は腎臓において血液中に再吸収されます。通常、血液中の尿酸値は体内における尿酸の産生と、腎臓や腸管を介した体外への排出によってバランスが保たれていますが、アルコールや、プリン体を含む食事を取りすぎると、このバランスが崩れて尿酸値は高くなってしまうのです。

排泄低下型は、肥満などによる「インスリン抵抗性」が原因であると考えられています。
肥満になると、インスリンの分泌が十分であるのに効果を発揮できない状態、「インスリン抵抗性」があらわれますが、このインスリン抵抗性は腎臓からの尿酸の排出を抑制すると言われています。また、肥満によって体内のプリン体の合成が促進され、尿酸の産生量が増えることが知られているため、肥満も尿酸値が高くなる原因の一つと言えるのです。

そして、この2つのタイプが混在しているのが混合型です。

尿酸値を正常に保つには?

前述の通り尿酸値はさまざまな要因で上昇するため、改善する方法もさまざまです。
例としては、次のような対策があります。

  • プリン体の多い食事を控える
  • アルコールを控える
  • 肥満を解消する
  • 水分をとる
  • 激しい運動は避ける など


特に、尿酸値が高くなる大きな要因の一つが「食事に含まれるプリン体」です。そのため日頃からプリン体を多く含む食事をとりすぎないよう、意識することが大切です。

また、肥満も高尿酸血症と関連するため、規則正しい食生活や習慣的な運動を行い、肥満を予防することも尿酸値を正常に保つ上で重要です。

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尿酸値を正常に保つ機能性食品素材

でも・・・「どの食事にプリン体が多く含まれているかわからない…」 「規則正しい食生活や日常的な運動を心がけているけれど、長く続かない…」とお悩みの方は非常に多いでしょう。

そこで近年、尿酸値を下げる機能が報告されている成分を応用した機能性表示食品が注目されています。

東洋新薬の独自素材である「ターミナリアベリリカ」に含まれる没食子酸には、食事に含まれるプリン体の吸収を抑え、食後の尿酸値の上昇を抑える機能が報告されています。さらにターミナリアベリリカには、食後血糖値や食後中性脂肪、腹部脂肪やBMIに対する作用があることが報告されています。
他にも、アンセリンやルテオリンなどの素材も、尿酸値を下げる機能が報告されています

「尿酸値を正常に保つために健康食品やサプリメントを摂り入れる」有用性も、徐々に消費者に広がりを見せています。

まとめ

いかがでしょうか。今回は健康食品・サプリ商品開発のヒントとして、尿酸値とは何か、高いと何が悪いのか、その原因や正常に保つ方法について解説しました。この記事が貴社の商品開発のお役立ちになれば幸いです。

東洋新薬は、健康食品・サプリのOEM/ODM開発で高い実績を誇ります。ぜひお気軽にお声がけください。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2023年1月20日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2022年8月31日時点、自社調べ)

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