「健康食品」商品企画検討に役立つ!公的調査データ・ツール6種
- 2020.11.30
商品企画時は『二次情報』の有効活用がカギ
商品の企画検討には、さまざまな情報が必要。その情報源は『一次情報』と『二次情報』に大別することができます。
●『一次情報』:自ら収集した情報。自社調査や調査会社に依頼するなどして、自らの目的に沿って収集したデータです。
●『二次情報』:誰かが集めた情報。公開され、誰でも入手可能なケースも多く、代表的なデータとしては公的機関が発表している統計情報などがあります。
当然、『一次情報』の独自調査には時間と費用がかかるため、『二次情報』をうまく活用することが、商品企画のカギになります。
ただし『二次情報』は「情報の鮮度が低い」「情報提供元の信ぴょう性がマチマチ」「そのままでは目的に即さない可能性がある」ケースもあるため、利用する際は注意しましょう。
「健康食品」商品企画に有効な調査データ・ツール6種
それでは、「健康食品」の商品企画に役立つ、調査データ・ツールを6種、ご紹介します。
①『国民健康・栄養調査』情報源:厚生労働省)
日本人の栄養の摂取状況、肥満の状況、野菜の摂取量等が集約されている情報です。
肥満者の割合、糖尿病予備軍の年齢別の割合、1日の野菜の不足量などが確認でき、商品企画設計に活用できます。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000688863.pdf
②日本人の食事摂取基準(情報源:厚生労働省)
年齢別のビタミンやミネラルの必要量や推奨量が記載されており、①との組み合わせで、不足量が分かり、ターゲットを見据えた栄養の配合を設計できます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html
③国民生活基礎調査の概況(情報源:厚生労働省)
サプリメントの摂取状況や、65歳以上や児童がいる世帯数・割合等が記載されており、狙うべきターゲットを確認できます。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html
以上が『二次情報』の調査データです。次に、「健康食品」の商品企画に役立つツール類です。
④栄養成分表示ハンドブック(情報源:東京都福祉保健局健康安全部食品監視課)
食品のパッケージ表示が、分かりやすく記載されています。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/jourei/2020/files/1shingikai/sankou3.pdf
⑤「健康食品」の安全性・有効性情報(情報源:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)
健康食品の素材・成分の有効性が記載されており、素材・成分の配合量検討に役立ちます。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
⑥食品成分データベース(情報源:文部科学省)
食材の栄養素が掲載されています。設計した健康食品に含まれる栄養素が、野菜や果物
何個分であるか等の換算の情報源として役立ちます。
https://fooddb.mext.go.jp/
まとめ
いかがでしょうか。これらはいずれも国、ないし公的な機関が公開する情報・ツールですので、信頼できるものばかりです。
これ以外にも「健康食品」の商品開発に役立つ『二次情報』はいろいろと存在しますので、目的に応じてうまく活用しましょう。

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