デキるマーケター、商品開発担当者がコッソリ使う!オススメの市場調査ツール8選(無料/有料)

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  • 2021.03.31

「もっと正確なライバルの売上がわかれば・・・」「市場規模を知りたい・・・」「ユーザーのニーズをつかみたい・・・」商品企画を進める中で、このような悩みを抱える方は多いと思います。この記事を読めば、その解決策が見つかるかもしれません!

現在、デジタル化に伴いさまざまなリサーチツールが普及しています。今回はその中でも「プロの通販マーケターが実務で使う」ツールを厳選して、ご紹介します。ヒット商品のアイデア出し、リサーチ時間の短縮、上司の説得資料作成などなど・・・マーケティング、商品開発業務で役に立つこと間違いなし。ぜひご確認ください!

記事監修:eコマースコンサルティング株式会社 代表取締役 石塚真識

目次
1.【無料ツール編】
1-1.季節性の有無やライバルの特定に「Googleトレンド」
1-2.検索ボリュームで市場の競合性をキャッチ!「Googleキーワードプランナー」
1-3.商品への不満を炙り出す、レビュー抽出ツール「Amazon Reviews Downloader」
1-4.高度なテキストマイニングが無料で!?「KH Coder」
1-5.楽天の市場調査に「mark bench」
2.【有料ツール編】
2-1. Amazonの検索キーワード、ライバル商品の売上まで丸裸に「SellerSprite」
2-2.最短2日でアンケートが実施できる「FastAsk」
2-3.Facebook、LINE、Yahoo・・・大手媒体やアドネットワークの出稿状況を把握できる「AdCroll」
3.まとめ

【無料ツール編】

まずは無料ツールからご紹介します。

季節性の有無やライバルの特定に「Googleトレンド」

https://trends.google.co.jp/

あまりにも有名な、Googleが提供する検索トレンドの調査ツールです。
名前の通り、ざっくりとトレンドを把握することができます。

使い方は簡単、検索窓に気になるキーワードを打ちこむだけ。

検索ボリュームは後述の「キーワードプランナー」でも確認できますが、「キーワードプランナー」はある程度、広告費を出稿していないと詳細データが利用できません。一方「Googleトレンド」はログイン不要で、すぐにデータを確認できます。

具体的には
①季節性の有無を確かめたい
②2つ以上のキーワードを比較したい(特にライバル商品の動向)などのシーンで活用できます。

季節性については、一例として「顔汗」を入れてみると、明らかに夏商材であることがわかります。
・これから開発する商品には季節性があるのか?
・あるならば発売スケジュールはいつにすべきか?
・もしくは、季節性がない場合でも市場は右肩上がりなのか、シュリンクしているのか。
・直近で何か大きなニュースによりバズっていないか?
などの大まかな傾向がわかります。

季節性があるトレンド

右肩上がりで「市場の盛り上がり」を連想させるトレンド

次の使い方は、「比較」です。

A社とB社、どちらをベンチマークすべきか決めかねているとします。商品名の検索ボリュームは、広告費とある程度の相関があります。「より多くの広告費を投資できている」ということは「その商品には売れる理由がある」ということでもあります。また、「商品名の認知度が高い」ということは「エンドユーザーが購入する際に比較されやすい商品である」と考えられます。

例として、「毛穴」と「たるみ」の比較画面をご覧ください。

2つ以上のキーワードを比較することでベンチマーク対象が明確になる

このようにあくまで「ざっくりと傾向を把握できる」に過ぎませんが、活用すれば「売れていない商品やブランドを仮想敵にしてしまい、見当違いの企画を立ち上げてしまう」といったミスを防ぐことができます。

検索ボリュームで市場の競合性をキャッチ!「Googleキーワードプランナー」

https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

傾向を掴むツール「Googleトレンド」に対し、「Googleキーワードプランナー」は検索キーワードの詳細を見ることができます。マーケターで利用していない方はいないでしょうから、細かな使い方は割愛します。

今から7年ほど昔、リスティング広告とSEOしかなかった時代には「検索ボリュームのサイズ1万件以上」「CPC(クリック単価)が100円未満」が、ニッチなブルーオーシャンで狙い目とされていました。しかし、リスティング広告の競争が激化し、GoogleのSEOアップデートが起きた今、検索キーワードだけでおいしい市場を見つけることは難しくなっています。

むしろ、商品開発で役立つのは「サジェストキーワード」の方でしょう。たとえば「ヘアオイル」でキーワードを調べると「ヘアオイル いい匂い」などのサジェストワードが表示されます。ここから「匂いにとことんこだわったヘアオイル」という1つの訴求軸が見えてきます。検索キーワードは顧客の悩みであり、ニーズです。「消費者が商品に求める性能」と考えられるのです。

エンドユーザーが求める商品の性能は何か、「Googleキーワードプランナー」でチェックしてみましょう。

商品への不満を炙り出す、レビュー抽出ツール「Amazon Reviews Downloader」


https://chrome.google.com/webstore/detail/amazon-reviews-downloader/odgffkocgedigcjopmjgo
benngomikkd

商品を発売すると、必ずエンドユーザーから不満の声が上がります。もし、その不満を事前に知ることができたらどうでしょう?あらかじめ商品改良した上で、満足率の高い商品を作れますよね。

「でも一体、どうやれば?」答えは簡単です。「Amazon」や「楽天」「@cosme」「LIPS」など、レビューが集まるプラットフォームで競合商品のレビューをチェックすればよいのです。特に注目は「バッドレビュー」です。「グッドレビュー」はやらせや、ステルスマーケティングの可能性があるのでご注意ください。

例えば、カラートリートメントの商品に対して「爪や手が黒くなる」というバッドレビューがあるとします。そこから、「爪が黒くなりにくいカラートリートメントは作れないか?」もしくは「あらかじめ使い捨て手袋をセットにする?」などの対策を事前に講じることができるのです。

ここではAmazonのレビューをダウンロードするツールを紹介しましたが、ネット上にはさまざまな「スクレイピング(データ収集)ツール」があります。うまく活用しましょう。
※スクレイピングを禁止するプラットフォームもありますので、利用規約にご注意ください。

高度なテキストマイニングが無料で!?「KH Coder」

https://khcoder.net/

商品開発の担当者、マーケターなら、大量の自由回答アンケートデータの前で、途方にくれたことが一度はあるはずです。そんなときは、無料のテキストマイニングツールを利用してサクッと時短しましょう!

テキストマイニングは、大量のテキストを分析する技術です。これが無料で使えるとは、本当に良い時代になりました…。

頻出単語をランキング、グルーピングしてくれるため、主に商品開発のコンセプト(商品のキャッチコピーやタグラインなど)の考案や、施策品へのフィードバックの補助として役に立ちます。

楽天の市場調査に「mark bench」

https://markbench.jp/

Hameeコンサルティング株式会社が提供する、楽天の他社売上を推計できるツールです。この他、楽天の調査ツールには「Nint」などもあり、7日間限定で無料トライアルが可能です(※トライアル後は有料:https://www.nint.jp/ec/)。楽天に出品する可能性がある場合は、参考にすると良いでしょう。

【有料ツール編】

ここからは有料ツールです。

Amazonの検索キーワード、ライバル商品の売上まで丸裸に「SellerSprite」

https://www.sellersprite.com/jp/

価格:98ドル/月

もし、あなたの商品がAmazonに置かれる可能性があるなら、このツールを使わない手はありません。Amazon内部の検索ボリュームだけでなく、ライバルの販売件数、ライバルが集客しているキーワードまで調査できてしまいます。機能が限定されるものの、無料トライアルも可能です。

最短2日でアンケートが実施できる「FastAsk」

https://www.fast-ask.com/
価格:1.1万円~

・商品開発のためユーザーアンケートを行いたい。
・でも、発売まで時間が限られている。
・調査に費用をかけるのも難しい。

そんなとき心強いのが、最短2営業日で納品、最低料金1万円からアンケート調査できる「FastAsk」です。費用を抑えて、サクッとユーザーアンケートが実施できます。

Facebook、LINE、Yahoo・・・大手媒体やアドネットワークの出稿状況を把握できる「AdCroll」

https://rooter.jp/product/adcrawl/
価格:1カテゴリあたり5万円(税抜)/月

これは教えたくなかった・・・そう思うほど、有用なツールです。「アドクロール」はインターネット上に出稿されるさまざまな広告クリエイティブをクラウド上で収集し、これまで困難だった他社の広告出稿戦略分析を可能とする、国内最大級のインターネット広告・アプリ広告クリエイティブデータベースです。

Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどの主要SNS媒体をはじめ、YDNやYouTube、各種アドネットワークの配信面となるニュース・ポータル系媒体、Webサイトはもちろん技術的に取得難易度の高いネイティブアプリなど、あらゆる媒体の広告クリエイティブをデータスクレイピングにより収集、データベース化しています。」(公式サイトより引用)

このツールの使い方は多岐に渡りますが、まずは「同じ広告枠内で一番広告を出している(≒売れている)商品が特定できる」。これだけでも大きなアドバンテージです。売れ筋商品をリストアップすれば、売れ行きのトレンドも把握できるでしょう。さらに、売れているライバルの過去の広告クリエイティブまでわかってしまいますので、自社商品がどんなキャッチコピーで、どんな性能で差別化すべきかも、すぐに特定できます。

通販の商品開発は、大部分が広告からの逆算です。デキるマーケターなら、これらの情報からより高い精度で、ヒット商品企画が可能になるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。本来ならツール内部のキャプチャをお見せしながら、実務での細かな使い方をご紹介したいところですが、著作権の都合もあり、ご紹介できるのはここまでです。

多くのツールには無料のトライアルが用意されています。まずはトライアルのアカウントを作成して、実務で使ってみましょう。あくまでもツールは情報源やきっかけに過ぎませんが、きっと日々のリサーチや企画作成を強力に効率化し、考える、正しく意思決定するための時間の確保につながるでしょう。

この記事を読んだあなたが、次に生み出すヒット商品はどんなものでしょう。想像するとワクワクが止まりません!最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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