話題のシャンプーアイテム~OEM商品開発4つのポイントと、訴求アイデアまとめ

  • 2022.08.01

新興ブランドが続々とユニークな付加価値商品を発売し、市場での注目が高まるシャンプーアイテム。

今回はシャンプーのOEM商品開発時に注意するべき4つのポイントと、魅力ある商品開発のための訴求ヒント・アイデアを解説します。

目次
1.シャンプー市場は拡大傾向
2.シャンプーのOEM商品開発4つのポイント
2-1.① 洗浄成分の種類
2-2.② 訴求別(よくある付加価値訴求)
2-3.③ 容量やロット
2-4.④ 香り
3.話題のシャンプーアイテム
4.通販でも話題!メンズ用シャンプーの種類や特徴
5.注意したいUV訴求ヘアケアアイテムと薬機法
6.まとめ

シャンプー市場は拡大傾向

シャンプーは近年、新興ブランドの躍進も目立ち、単価上昇による市場拡大が続いています。

世界のヘアシャンプー市場は、2027年には387億米ドル規模に達し、年平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)4.7%の成長率で上昇する、と予測されています。

最近では、消費者の髪に関するさまざまな要望に応じて、各メーカーから多目的に使用できる、幅広いシャンプーのラインナップが展開されています。

>参考:株式会社グローバルインフォメーション 市場調査レポート

無料EC・通販で「売れる商品」を開発する! 7つのポイント

シャンプーのOEM商品開発4つのポイント

シャンプーのOEM商品開発時は、使用感に加えて、以下4つのポイントに注意して進めましょう。
それぞれのポイントごとに優先順位や希望度をつけておくと、スムーズな開発が行えます。

① 洗浄成分の種類

シャンプーは頭皮や毛髪の汚れを落とすことが目的です。そのため、主な成分は水と洗浄成分で構成されます。洗浄成分や組み合わせに応じて、泡立ちや洗浄力が異なり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

商品開発の際は、イメージされる洗浄中と仕上がりを想定した上で、OEMメーカーへ相談することをお勧めします。

最近増えている「アミノ酸系洗浄成分配合」を訴求したいなど、洗浄成分に希望があれば、商品開発当初にOEMメーカーへ伝えましょう。

メリット デメリット
石けん系洗浄成分 アルカリ性で洗浄力が高い
生分解性に優れ、環境にやさしい
ごわつきやきしみを感じやすい
アミノ酸系 弱酸性で低刺激 泡立ちや洗浄力が弱い
高級アルコール系 シャンプーの代表的な洗浄成分
泡立ちがよく、洗浄力が高い
脱脂力が強いものがある

※洗浄力は目安で、個々の洗浄成分によって異なります。

>参考:日本化粧品検定 一級対策テキスト コスメの教科書

② 訴求別(よくある付加価値訴求)

競合商品の多いシャンプーアイテムでは、差別化のための付加価値訴求が欠かせません。
代表的な3つをご紹介します。

●ノンシリコン
ノンシリコンとは、約10年前から登場したヘアケアのフリー訴求(無添加)の一つです。

シリコン(シリコーン)とは、髪の毛一本一本をコーティングする役割をもつ、コンディショニング成分の一つ。サラサラ感や指通りのよさ、ボリューム感といった仕上がりに寄与しています。

シャンプー後に毛髪に残ったシリコンも次回洗髪時には洗い流されるため、毛穴を詰まらせたり、地肌や毛髪にダメージを与えることはない、安全性の高い成分です。そのため、最近では使用感のためにシリコンはむしろ必要とする考えのブランドもあります。

また、エコシリコンなど環境に配慮の原料を選択することで付加価値づけをする商品も発売されました。

ノンシリコン訴求を希望する場合は、処方の骨格に影響することですので、開発初期段階でOEMメーカーに伝えましょう。

●スカルプ
スカルプとは、頭皮や毛髪の汚れを落とすことにプラスして、頭皮を健やかに保つ機能を持つ商品です。

医薬部外品にすることで、「ふけ・かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」といった表現が可能になるため、薬用シャンプーで開発することも多いカテゴリです。

殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノールや消炎作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムが代表例です。

医薬部外品で開発を行う場合、化粧品よりも開発に時間がかかるため、スケジュールには余裕をもって進行しましょう。

●ボタニカル
ボタニカルとは、植物由来成分をつかったシャンプーです。

2014年頃大ヒットしたヘアケアブランドがきっかけで、広く浸透。ナチュラル、肌にやさしそうといったイメージから“ボタニカル”をキーワードとした商品発売が相次ぎました。

③ 容量やロット

他のスキンケア商品と比較して、大容量商品が目立つのがシャンプーの特長です。

容量が増えれば、もちろんそれだけコストに影響がでます。OEMメーカーによって、製造所の規模や生産数、得意とする製造ロットが異なりますので、よく相談しましょう。

当社にレフィル対応(詰め替え)を希望されるブランドオーナー様も多く、シャンプーは安定した販売が期待できます。しかし、定期通販で1ヶ月分を考える際、ユーザーの髪の長さによって左右されるなど、容量設定には注意が必要です。

④ 香り

香りで選ぶ消費者も多いシャンプー。香りが持続する商品や複数の香りを展開するメーカーも多いです。

香料は種類が豊富なので、イメージしている香りがあればOEMメーカーに伝えましょう。香りのイメージがない場合は、OEMメーカーがいくつかパターンを提出できる場合もあるので、ご相談ください。

基本的には、使用感(ベースのシャンプー)と香りの種類が決まったのち、香りの強さの調整に進みます。シャンプーもスキンケアと同じく、精油と合成香料どちらでも香りをつけることができます。ただし、洗い流す使用方法であるシャンプーの場合は、精油の方が、香りが弱くなる傾向にあります。また、配合量が増えるとコストに影響するので、注意が必要です。

話題のシャンプーアイテム

ここからは、話題になりやすいユニークな特性を持つシャンプーアイテムをご紹介します。

●シャンプーバー
シャンプーバーとは、固形型のシャンプーのことです。欧米のブランドが10年前に発売したのが初といわれています。

容器不要な紙包装で、プラスチックフリーの商品が作れることから、エシカルやサステナブルを謳うブランドから商品化されています。

●オールイワンシャンプー
オールイワンシャンプーは、かつては「リンスインシャンプー」と呼ばれていました。その名の通り、シャンプーとリンス(トリートメントやコンディショナー)が一つになったアイテムです。

時短に繋がり、水ですすぐ回数が減るため、環境配慮のキーワードでも発売されています。かつてのリンスインシャンプーはきしみ感やトリートメント力の弱さを感じる商品も多かったのですが、最近では使用感が向上しています。

●プレクレンジング
プレクレンジングとは、シャンプー前に使う頭皮のクレンジングアイテムです。

健康な髪を育てるためには土台となる頭皮が大切です。しかし、ホールド力の高いヘアスタイリング剤を使用したり、シャンプーで落としきれなかった汚れが蓄積されると、においやべたつきの原因になります。

プレクレンジングは、洗浄力の高い成分を使用していることも多いため、週1~2回の利用を推奨している商品が目立ちます。定期通販を検討している際は、注意が必要です。

●パーソナライズ
美容業界全体のムーブメントではありますが、日本のみならず、アメリカを中心に続々個人の悩みに沿ったアイテムを提案するパーソナライズの新ブランドが登場しています。

日本人は基本的に黒髪とはいえ、色・クセ・硬さ・細さなど、個人によって千差万別。肌以上の個人差があるともいわれています。

商品のSKUが多くなると、それだけ在庫を抱えることにもなったり、SKUごとの使用感の違いを表現しにくくなる可能性もあります。OEMメーカーと綿密な打合せが必要です。

●時短の泡立て不要シャンプー(泡で出るorクリーム)
エアゾールタイプの炭酸シャンプーやフォーマータイプ、一方で泡立たないクリームタイプが発売されています。

クリームタイプは泡が飛び散ることがなく、子供にも使いやすい商品です。「泡立ちが不十分で汚れが落ちない」といった悩みを改善してくれます。

炭酸タイプは、炭酸の血行促進効果から「お家スパ」と謳ったアイテムとしても良いでしょう。

●ドライシャンプー
ドライシャンプーは、かつては災害時や入院時など、入浴が難しい状況で使用することを想定して商品化されていました。しかし近年は、アウトドアブーム・ジムやサウナブームによって、運動後に使うアイテム、または香りをつけてリフレッシュアイテムとして新商品の発売が続いています。

認知度はまだまだ低いですが、大手メーカーからも発売されていることから注目の商品です。

>参考:富士経済マーケティング要覧2021

無料EC・通販で「売れる商品」を開発する! 7つのポイント

通販でも話題!メンズ用シャンプーの種類や特徴

メンズ用シャンプーは、販路別売上で店販に続き、通販が二番手です。

コンプレックス系商材である育毛剤のクロスセルとして発売されているため、通販でも人の目を気にすることなく購入することができ、売上規模が大きいと考えられています。

男性の美容意識の高まりから、今後も売上規模は拡大していくでしょう。

メンズ用シャンプーは大別すると、以下の3種類があります。

・すっきりとした清涼感のタイプ
・育毛成分を配合したタイプ
・ニオイを訴求(毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ)する薬用タイプ

パーマやカラーリングでのダメージケアにはユニセックスアイテムにもありますが、スタイリング剤をしっかり落とす汚れ落ちを訴求している商品があるのは、男性向けの特徴と言えるかもしれません。

注意したいUV訴求ヘアケアアイテムと薬機法

特に夏に気になる紫外線。肌だけではなく、髪も紫外線によってダメージを受けます。しかし、ヘアケアアイテムで「UVカット」を訴求する場合には、薬機法との兼ね合いで表現に注意が必要です。

UVカットと聞くと「SPF・PA」表記を思い浮かべると思いますが、SPF測定法は肌を対象としており、毛髪や頭皮は対象範囲ではありません。そのためSPF値の記載があるヘアケアアイテムでは「身体にも髪にも使えます」という表現になっています。これは「肌へ使うことをメインに考えていますが、商品として使用可能な部位は肌・髪です。」という考え方です。

そのほか、「UVプロテクト」「サンガード」といった商品名にし、「UVカット」まで言い切らない例もあります。

無料EC・通販で「売れる商品」を開発する! 7つのポイント

まとめ

いかがでしょうか。今回は話題のシャンプーアイテムのOEM商品開発に関しての注意ポイントと、魅力ある商品づくりのための訴求ヒント、アイデアをご紹介しました。

シャンプーやヘアケアアイテムのOEM商品開発をご検討であれば、ぜひ東洋新薬までお声がけください。

無料EC・通販で「売れる商品」を開発する! 7つのポイント

商品開発に携わってきた東洋新薬の視点から、過去実際に「売れた商品」に共通した7つのポイントを、ご紹介します。

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