ターミナリアベリリカ™とは?血糖値や肥満対策効果と商品開発事例を解説

  • 2025.03.26

近年、血糖値や脂質管理への関心が世界的に高まっています。Journal of the American Medical Association(JAMA)によると、高血糖がストレス関連障害のリスクを高めることが指摘されており、健康な生活を送るためには、血糖値や脂質の管理が不可欠とされています。

現代の食生活では、糖質や脂肪の過剰摂取が健康リスクを高める要因となっており、生活習慣病の予防に向けた取り組みが求められています。

その中で、ターミナリアベリリカ™は血糖値や脂質管理をサポートする機能性素材として注目を集めています。

本記事では、ターミナリアベリリカ™の成分、特徴、健康効果、開発事例について詳しく解説します。
血糖値および肥満対策の健康食品・サプリ商品開発ご担当者の方は、ぜひご一読ください。

目次
1.ターミナリアベリリカ™の成分と特徴
1-1.ターミナリアベリリカ™の成分とは?
1-2.ターミナリアベリリカ™の特徴
2.ターミナリアベリリカ™のヘルスクレーム
2-1.ターミナリアベリリカ™の機能性表示食品としての届出表示
3.ターミナリアベリリカ™の効果
3-1.① 食後血糖値の上昇抑制
3-2.② 食後中性脂肪の上昇抑制
3-2.③ 肥満予防
4.ターミナリアベリリカ™の摂り方
5.働く現代人の食事課題とターミナリアベリリカ™サプリの提案
5-1.課題①:栄養バランスの欠如
5-2.課題②:血糖値スパイク
6.ターミナリアベリリカ™のOEM商品開発事例
7.まとめ

ターミナリアベリリカ™の成分と特徴

ターミナリアベリリカ

1. ターミナリアベリリカ™の成分とは?

ターミナリアベリリカ™は、南アジアや東南アジアの熱帯地域に生育するシクンシ科の落葉広葉樹の果実から抽出された機能性素材です。この果実は、直径3〜4cmほどの大きさで、熟した状態で収穫し、乾燥させたものから有効成分が抽出されます。

ターミナリアベリリカ™に含まれる主な有効成分には、以下のようなものがあります。

  • ポリフェノール(抗酸化作用、血糖値の安定化)
  • 没食子酸(糖や脂肪の吸収抑制、脂肪燃焼促進)
  • フラボノイド(抗炎症作用、代謝促進)

これらの成分が相乗的に作用することで、健康維持や体重管理に役立つとされています。

また、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、ターミナリアベリリカは伝統的な薬草として使用されており、「トリファラ」と呼ばれる3つの果実の一つとして、消化促進や便秘改善、血糖値の安定化などに活用されてきました。

2. ターミナリアベリリカ™の特徴

ターミナリアベリリカ™の最大の特徴は、少量でも高い機能性を発揮することです。通常、数100mgの摂取量でも効果が期待でき、サプリメントや食品に応用しやすい成分となっています。

また、粉末形態での利用が一般的であり、以下のような形態で商品化されています。

  • サプリメント(カプセル・錠剤)
  • 粉末スティック(ドリンク用)
  • 健康食品(青汁、プロテインバーなど)

ターミナリアベリリカ™の摂取を習慣化することで、無理なく健康管理を行うことが可能になります。

無料ターミナリアベリリカ™のご紹介

ターミナリアベリリカ™のヘルスクレーム

ターミナリアベリリカ™を使用した商品では、以下のヘルスクレームを表記することが可能です。

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪や糖の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能、肥満気味な方のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。

ターミナリアベリリカ由来没食子酸の効果は、複数の臨床試験により確認されており、信頼性の高い成分として機能性表示食品の基準を満たしています。

ターミナリアベリリカ™の機能性表示食品としての届出表示

ターミナリアベリリカ™は、科学的根拠に基づく機能性表示食品として認められています。

届出表示例は以下の通りです。

食後中性脂肪訴求

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪の吸収を抑えて、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。

食後血糖訴求

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事に含まれる糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。

体脂肪訴求

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、肥満気味な方のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。

食後尿酸訴求

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、尿酸値が高めの方の食事のプリン体による食後の尿酸値の上昇を抑える機能が報告されています。

無料ターミナリアベリリカ™のご紹介

ターミナリアベリリカ™の効果

続いて、ターミナリアベリリカ™の以下の3つの効果について紹介します。

  1. ①食後血糖値の上昇抑制
  2. ②食後中性脂肪の上昇抑制
  3. ③肥満予防

① 食後血糖値の上昇抑制

ターミナリアベリリカ™を食前または食事と一緒に摂取することで、食後に上昇する血糖値を有意に抑えられることが複数の臨床試験 で確認されています。

それは、ターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸が糖質分解酵素の働きを阻害することで、糖質の分解を抑制し、消化管での糖吸収を緩やかにしているためです。

また、臨床試験では、空腹時血糖値が正常高値または糖尿病境界域の成人男女にターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸:20.8mg)を摂取させた結果、食後血糖値の上昇が有意に抑制されました。

食後血糖値への影響

② 食後中性脂肪の上昇抑制

ターミナリアベリリカ™は、食後に上昇する血中中性脂肪値を有意に抑える作用が確認されています。

食事に含まれる中性脂肪は、脂質分解酵素によって脂肪酸とグリセロールに分解されて体内に吸収された後、中性脂肪に再合成され血中に移行します。この中性脂肪が異常に増えた状態が続くと動脈硬化を生じ、脳梗塞や心筋梗塞の要因となります。

ターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸は、脂質分解酵素の働きを阻害することで、脂肪の消化管への吸収を抑制し、食後の中性脂肪値上昇を抑えるメカニズムが解明されています。

臨床試験では、健常成人男女にターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸:20.8mg)を摂取させた後、高脂質食を摂取させた結果、食後6時間以内の中性脂肪値の上昇が有意に抑制されました。

食後中性脂肪値への影響

③ 肥満予防

ターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸は、食事に含まれる脂肪や糖の分解を抑制し、吸収を抑える作用が確認されており、臨床試験ではBMIや腹部脂肪面積の減少が報告されています。

臨床試験では、健常成人男女にターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸:20.8mg)を1日2回、12週間摂取させた結果、腹部内臓脂肪面積が有意に減少しました。さらに、食後の中性脂肪および血糖値の上昇を同時に抑えるダブルケアの効果も期待され、肥満予防と健康維持の両面で役立つ成分といえます。

内臓脂肪への影響

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ターミナリアベリリカ™の摂り方

ターミナリアベリリカ™が含まれる製品商品の多くはサプリメントとして販売されています。
そのほか、ターミナリアベリリカ™を含むカフェインレスコーヒー といった食品も市場に出回っています。

推奨される摂取方法

  • 最も脂っこい食事や最も量を摂る食事の10分前に摂取
  • 1日2粒を目安に、水またはぬるま湯とともに摂取
  • 肥満気味の方は1日4粒を2回に分けて摂取

健康食品・サプリ商品を開発する際は、食前・食事中に簡単に摂取できる設計がポイントです。

働く現代人の食事課題とターミナリアベリリカ™サプリの提案

次に、働く現代人の食事課題である「栄養バランス」と「血糖値スパイク」に着目し、その解消に役立つ開発事例を紹介します。

課題①:栄養バランスの欠如

東京都東南部の8事業所の従業員を対象に行われた研究によれば、外食やテイクアウトの昼食が中心の人は、手作りの弁当や社員食堂を利用している人と比べ、栄養学的な質が低下する傾向があることが示されました。
一方、手作りの弁当や社員食堂を利用している人は、ビタミンやミネラルの摂取量が高く、栄養バランスが良好であるとされています。

しかし、多くの方は、時間や手間の制約から、外食やテイクアウトを選ぶでしょう。

外食やテイクアウト中心の食生活では、炭水化物の摂り過ぎが重要な課題です。炭水化物、すなわち糖質の摂り過ぎは、エネルギー源として消費されなかった分が脂肪として蓄積され、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。さらに、血糖値の急激な変動により、インスリンの分泌量が増加し、膵臓への負担が大きくなることも懸念されます。

これらの課題に対しターミナリアベリリカ™は、糖質の吸収および血糖値の急上昇の抑制を訴求できます。

課題②:血糖値スパイク

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急降下する現象です。この現象は、膵臓からのインスリン分泌のタイミングや量が適切でない場合に発生します。血糖値の乱高下は血管にダメージを与え、動脈硬化を引き起こして心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高めるとされています。

血糖値スパイクという言葉を知らなくても、その症状を実感している方は半数近くいるというデータがあります。

ある調査*によれば、血糖値スパイクの症状を実感する人の54%が眠気を感じ、23%が集中力や判断力の低下を感じています。また、8%の人がイライラや不機嫌を感じていることも明らかになりました。
*株式会社喜界島薬草農園による、生活習慣と血糖値に関するアンケート調査

ターミナリアベリリカ™は、糖質の吸収を抑制し食後の血糖値の上昇を穏やかにするため、血糖値スパイクを防ぎ、集中力の維持や健康管理に役立ちます。

無料ターミナリアベリリカ™のご紹介

ターミナリアベリリカ™のOEM製品商品開発事例

このように、働く現代人の食事課題解消に役立つターミナリアベリリカ™。
東洋新薬では、以下のOEM商品開発例があります。

【ターミナリアベリリカ™青汁】

  • 食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える機能を持つ青汁商品。
  • 食事と一緒に摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑え、脂肪の吸収を緩やかにします。
  • 忙しい就労者でも健康維持のために手軽に取り入れられる商品です。

【ダイエットサポートサプリメント】

  • 食品由来成分を基にしたダイエット効果のある商品。
  • ターミナリアベリリカ™を配合し、食前に摂取することで糖や脂肪の吸収を抑える働きがあります。
  • 健康的な体重管理をサポートする商品として開発しました。

まとめ

ターミナリアベリリカ™は、血糖値や中性脂肪の上昇を抑える没食子酸を含むことから、健康管理や肥満予防に役立つ成分として注目されています。特に外食や炭水化物中心の食生活が多い方によく見られる、糖の過剰摂取や血糖値スパイク対策に効果が期待できます。

また、サプリメントや青汁など幅広い商品形態で取り入れやすい点も魅力です。日常生活にターミナリアベリリカ™を取り入れることで、健康維持や生活習慣病予防を実現しやすくなるでしょう。

東洋新薬は、10品以上のターミナリアベリリカ™に関する機能性表示食品の届け出の実績があります。ターミナリアベリリカ™の商品開発にご関心がございましたら、ぜひお気軽にお声がけください。

無料ターミナリアベリリカ™のご紹介

東洋新薬の機能性素材「ターミナリアベリリカ™」のご紹介資料です。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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