悪玉コレステロール低減作用をはじめとした「フラバンジェノール」の機能性

  • 研究開発
  • 2020.10.01
フラバンジェノール メインイメージ

今回は、悪玉(LDL)コレステロール低減作用をはじめとした「フラバンジェノール」の、さまざまな機能性をご紹介します。

目次
1.「フラバンジェノール」とは?フランス海岸松の樹皮由来のエキス
2.メタボ予防に関する機能性:LDLコレステロール低減効果
3.循環器系に関する機能性:血流改善効果
4.美容に関する機能性:シミ改善効果
5.その他の機能性

「フラバンジェノール」とは?フランス海岸松の樹皮由来のエキス

「フラバンジェノール」は、フランス南西部に位置するランド地方に生育するフランス海岸松の樹皮から抽出された機能性素材です(図1)。

フラバンジェノール 「フラバンジェノール」の外観

フランス海岸松は、日本国内に生育する松と比較して非常に肉厚な樹皮を持っており(図2)、高い抗酸化作用を発揮するポリフェノールとして知られるオリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を多く含むことを特徴とします。OPCの機能性に関する研究は世界各国で行われており、フランスでは松樹皮抽出物が血管保護薬として長く用いられています。

フラバンジェノール 「フラバンジェノール」の原料となるフランス海岸松

東洋新薬では松樹皮抽出物中のOPCを高含量化するための独自製法を開発しました。また、原料の松樹皮についても開発担当が直接現地に赴き、高品質な樹皮の確保に努めています。

「フラバンジェノール」は、必要有効量が40㎎~80㎎と少ないことから製剤に与える影響が少なく、また水溶性も高いため顆粒・錠剤・飲料など、さまざまな剤型の製品に配合可能な素材です。

東洋新薬ではこれまで「フラバンジェノール」の機能性に関して多くの研究を行い、多数の商品を開発してきました。また、2015年4月より施行された機能性表示食品制度において、「松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)」を機能性関与成分として「悪玉(LDL)コレステロールを下げる」機能を訴求した食品が販売されています。

メタボ予防に関する機能性:LDLコレステロール低減効果

コレステロールを含む血中の脂質量は、メタボリックシンドロームの診断基準の1つ。血中脂質量を改善することは、メタボリックシンドロームの予防に寄与するといえます。

そこで、LDLコレステロール値が140 mg/dL未満の健常成人37名に「フラバンジェノール」80mg/日を摂取させた結果、摂取12週後においてLDLコレステロール値が有意に低下することが明らかになりました。(図3)

フラバンジェノール メタボ予防に関する機能性:LDLコレステロール低減効果

「フラバンジェノール」はLDLコレステロール値低下作用をもつため、メタボリックシンドロームの予防に役立つと考えられます。

循環器系に関する機能性:血流改善効果

血流が悪化すると、動脈硬化・むくみ・ シミ ・毛髪の減少など、身体にさまざまな影響をおよぼすことが知られており、血流を改善することは、健康の維持に重要であると考えられます。

そこで、軽度の生活習慣病(肥満、高血圧、脂質異常、耐糖能異常など)を患う成人男性10名に「フラバンジェノール」40 mg/日を摂取させた結果、摂取1、2週後に手における血流量が有意に上昇することを確認しています。

「フラバンジェノール」は血流に関連するさまざまな健康機能の維持に有効であると考えられます。LDLコレステロールに対する効果以外にも、身体の変化を感じて商品を気に入ってもらえるかもしれません。

美容に関する機能性:シミ改善効果

シミ生成のメカニズムとして、皮膚の新陳代謝低下によってメラニンが沈着する機序が報告されているため、シミの改善には皮膚の新陳代謝を高めることが重要であり、皮膚の血流改善が有効な手段のひとつと考えられます。

そこで、顔面にシミを有する健常成人女性38名に「フラバンジェノール」40 mg/日を摂取させた結果、摂取8~24週間後までメラニン・インデックス(メラニンの量、黒色度を表す値)の有意な改善が認められ、シミが薄くなることが確認されました(図4)。

フラバンジェノール 美容に関する機能性:シミ改善効果

「フラバンジェノール」は循環器系だけでなく、美容にも有用であることが明らかとなっています。

その他の機能性

上記で紹介した有効性のほかに「体重・体脂肪増加抑制作用」「血糖値上昇抑制作用」「むくみ(浮腫)改善」「育毛促進」「歯周病予防効果」「抗炎症作用」「PMS(月経前症候群)の症状緩和作用」などさまざまな機能性を見出しています。

今後も「フラバンジェノール」のさらなる機能性の発見が期待されます。
「フラバンジェノール」は、株式会社東洋新薬の登録商標です。

 

出典:
1. 浜亮介ほか, 応用薬理, 93(1), 7-11 (2017)
2. 吉田洋二ほか, BME, 6(2), 51-62 (1992)
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4. L. Sarrat, Bordeaux Med., 14, 685-8 (1981)
5. 須賀康ほか, 順天堂医学, 52(3), 429-36 (2006)
6. 鈴木正人, 機能性化粧品の開発, 112-116 (2000)
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8. L. Sarrat, Bordeaux Med., 14, 685-8 (1981)
9. 須賀康ほか, 順天堂医学, 52(3), 429-36 (2006)
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11. 池口主弥ほか, 日本健康科学学会第21回学術大会抄録集, 445 (2005)
12. 鍔田仁人ほか, 第61回日本栄養・食糧学会大会講演要旨集, 106 (2007)
13. 草場宣延ほか, FOOD Style 21, 15(5), 55-57 (2011)
14. 内山貴司ほか, ファインケミカル, 36(10), 45-51 (2007)
15. 草場宣延ほか, FOOD Style 21, 12(8), 77-79 (2008)
16. M. Tsubata et al., J. Nutr. Sci. Vitaminol., 57(3), 251-257 (2011)
17. T. Matsuda et al., the 17th Meeting of the Japan Mibyou System Association abstract papers, 113 (2010)

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