「LDLコレステロール」低減に役立つ素材のご紹介～健康食品・サプリOEM商品開発のヒント

「LDLコレステロール低減作用」を持つ素材とは？

●フラバンジェノール®
フラバンジェノール®は、フランス海岸松の樹皮から独自製法で抽出される、強い抗酸化作用を有する機能性素材です。コレステロール低減作用や血管のしなやかさ（柔軟性）を維持する作用、血流改善作用など、さまざまな機能性を有しています。「コレステロール低減作用」と「血管のしなやかさ（柔軟性）」を維持する作用については、「松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3」を機能性関与成分とした機能性表示食品としても受理されています。

「LDLコレステロール低減作用」のメカニズムとは？

通常コレステロールは、肝臓など体内で作られる量、食事から摂取し小腸で吸収される量、体内で利用される量、そして体外に排泄される量のバランスが適切に保たれています。しかし、食事由来の脂質の過剰摂取や、肝臓でのコレステロールの合成量の増加などによってバランスが崩れてしまうことで、血液中のLDLコレステロール値が高くなってしまいます。

血中のLDLコレステロール値が増加すると動脈硬化が起こり、心筋梗塞などの重篤な病気の発症につながります。LDLコレステロール値を適切に保つことは、健康の維持増進にとって非常に重要です。

コレステロールは、胆汁酸を含むミセルに取り込まれることで体内に吸収されますが、フラバンジェノール®に含まれるプロシアニジンB1及びB3には、コレステロールのミセルへの溶解性を低下させ、体外への排泄を促進する作用があります^*1,*2。

また、フラバンジェノール®に含まれるプロシアニジンB1及びB3は、胆汁酸の体外への排泄促進作用も報告されています^*1,*2。

体外への胆汁酸排泄促進は、肝臓へのコレステロール取り込み促進、肝臓でのコレステロールから胆汁酸への異化促進を介して血中のコレステロール値減少に働くと考えられており、フラバンジェノール®の摂取においても同様の作用が発揮されることが期待できます。

これらのことから、フラバンジェノール®を摂取することは、LDLコレステロールの低減に役立つと考えられます。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、LDLコレステロール低減作用を持つ素材としてフラバンジェノール®をご紹介しました。機能性表示食品や健康食品として豊富な実績のあるフラバンジェノール®にご興味ある方は、ぜひお気軽に東洋新薬までお問い合わせください。

【引用】
＊1： 池口主弥ら, 松樹皮抽出物がラットの脂質代謝に及ぼす影響, 日本栄養・食糧学会誌, 59, 89-95, 2006.
＊2：Yasuda A. et al., Cacao procyanidins reduce plasma cholesterol and increase fecal steroid excretion in rats fed a high-cholesterol diet., Biofactors, 33, 211- 223, 2008.