ベビースキンケア~赤ちゃん肌の特徴と、ベビー向け洗浄・保湿・UVケアOEM開発のポイント

  • 2021.05.25

デリケートな赤ちゃんの肌を健やかに保つ「ベビースキンケア」への注目が高まっています。
今回は、赤ちゃん肌の特徴と注意点、さらにベビー向け洗浄・保湿・UVケアOEM開発のポイントをお伝えします。

目次
1.みずみずしいベビーの肌!でも実際はトラブルが起きやすいデリケートな肌なんです
2.赤ちゃん肌の特徴とは
2-1.ベビー向け「洗浄アイテム」OEM開発のポイント
2-2.「ベビースキンケアアイテム」OEM開発のポイント
2-3.ベビー向け「UVケアアイテム」OEM開発のポイント
3.まとめ

みずみずしいベビーの肌!でも実際はトラブルが起きやすいデリケートな肌なんです

「赤ちゃんのような肌になりたい」といわれるように、赤ちゃんの肌はみずみずしく、うるおいたっぷりで理想の肌と考えられてきました。しかし、実はそんな赤ちゃんの肌は未成熟でバリア機能が低く、刺激によるトラブルが起きやすい肌であることを忘れてはなりません。

早期からのスキンケアが、乳幼児におけるアトピー性皮膚炎の発生や悪化を予防する可能性も示唆されており、赤ちゃんのスキンケアはとても重要です。

トラブルが起こりにくい健やかな肌を保つためには、表皮が完全に形成される3歳ごろまでのケアが大切だと言われています。

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赤ちゃん肌の特徴とは

赤ちゃんの肌は、紫外線、季節変動による乾燥、摩擦、汚れなどさまざまな外部刺激の影響を大きく受けやすい、デリケートな肌です。

発達段階にあるため機能が未成熟であり、赤ちゃんは大人と比べ「角質水分量」や「皮脂量」が非常に少ないことが特徴です。

「天然保湿因子NMF」が少ないこともわかっています。水分保持力が弱いため、乾燥する冬場はもちろんのこと、春や秋でも乾燥型の肌トラブルが起こりやすくなります。

さらに食事や唾液で顔が汚れやすく、1日に何度も拭き取るなどの行為によって肌のバリア機能がさらにダメージを受けやすくなります。

乾燥状態が続くとかゆみが生じることは大人でもありますが、赤ちゃんは肌がかゆくなれば我慢せずに何度でも肌をかいてしまいます。すると、皮膚防御機能が低下し、皮膚炎を起こすことも考えられます。

そのため、肌トラブルが起きる前に乾燥を予防し、健やかな肌を保つためにスキンケアが大切なのです。

ここからはスキンケアのカテゴリー別に、OEM開発のポイントをお伝えします。

ベビー向け「洗浄アイテム」OEM開発のポイント

大人用のシャンプーやボディソープは赤ちゃんには洗浄力が強すぎるため、大人と同じものを使わず、ベビー用やこども用のものを使うことが推奨されます。

ベビー向け洗浄アイテムをOEMで開発する際のポイントは「洗浄と保湿のバランス」、「泡立ちと泡持ち」です。

Point1 「洗浄と保湿のバランス」
汗をかきやすく、新陳代謝が活発な赤ちゃんは、毎日入浴やシャワー浴で汚れを十分に洗い流す必要があります。一方、肌への刺激を避けるためにマイルドな洗浄力を目指す必要があります。さらに肌と親和性の高い保湿成分を配合することで、洗った後も肌に適度なうるおいを残し、乾燥を防ぐことができます。

Point2 「泡立ちと泡持ち」
赤ちゃんの肌は、手で洗うことが基本です。そのため、固形石鹸、液体せっけん、泡で出てくるタイプの泡フォームいずれの場合も、しっかりした泡が作れて泡持ちが良いことがポイントです。赤ちゃんの肌をこすらないよう、泡で優しくなでるように洗えるクッション性のある泡が重要です。

「ベビースキンケアアイテム」OEM開発のポイント

赤ちゃん肌はバリア機能が未成熟。保湿のためのスキンケアが欠かせません。特に入浴・シャワー浴後は皮膚の乾燥が急速に進行するため、顔だけでなく全身に保湿することが推奨されます。

Point 「保湿と使用感のバランス」
入浴後は冷えることもあり、お母さん、お父さんは赤ちゃんの全身に手早く塗る必要があります。そのため、必然的に伸びがよいローション、乳液タイプが選択されます。また保湿力があってもべたつくと不快感につながります。しっとりしつつ、べたつきのないものが適切です。

Point「未成熟な肌に配慮した機能」
成人よりも皮膚が薄く、バリア機能が未成熟な子供の肌をケアするためには、低刺激かつしっかりとした保湿力が求められます。化粧品に多く含まれることの多い界面活性剤などは肌への刺激部室となる可能性があり、ベビースキンケア商品開発での使用は慎重に検討する必要があります。

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ベビー向け「UVケアアイテム」OEM開発のポイント

べビ―用日やけ止めの開発のポイントは「紫外線防御剤」「使用感」「落としやすさ」です。

Point1 「紫外線防御剤」
UVケアには大きく「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類ありますが、赤ちゃんの肌には「紫外線散乱剤」の日やけ止めの方が一般的です。

「紫外線散乱剤」が肌に塗ることで物理的に紫外線を反射し、肌を守るのに対し、「紫外線吸収剤」は紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換することで紫外線が肌に影響を与えるのを防ぎます。

そのため「紫外線吸収剤」は赤ちゃんの肌にとって、刺激になる場合があります。

Point2 「使用感」
べたつきは不快感のもと。みずみずしく適度にうるおいを与えながらもべたつきがなく、腕や足など広範囲にも塗り広げやすいよう伸びが良い使用感が重要です。

Point3 「落としやすさ」
汗をかく赤ちゃんなので、汗水に強いウォータープルーフ処方も魅力的です。
しかし、日焼け止めを十分に落としきれず、肌に残ってしまうと肌トラブルにつながる可能性もあります。しかし、専用クレンジングが必要な日焼け止めは手間となってしまうので、通常の洗浄剤で落とせる処方であれば肌への負担も少なく、消費者から選ばれやすいでしょう。

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まとめ

いかがでしょうか。赤ちゃん肌の特徴を知ると、早い時期からのお手入れが大切であるとわかります。日々赤ちゃんに触れているお母さんやお父さんは、そんなデリケートな赤ちゃんの肌の変化にとても敏感。信頼のおけるベビースキンケア商品はお母さん、お父さんへの安心感にも繋がり、それが強力な口コミとなります。そして、次の新しいお母さん、お父さんが選択してくれる根強いアイテムになります。

ベビースキンケアのOEM開発を検討中の方は、ぜひ東洋新薬までお問い合わせください!

>関連情報:化粧品OEMサービス

参考
「小児科」2010年 51巻 5号_P519-521_「乳幼児のスキンケア (子どもの皮膚疾患の診かた)」
「日子皮会誌」1993年 第12巻1号P77-81_「乳幼児の皮膚生理特性 第一報」

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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