フラバンジェノールとは?ビタミンCの600倍の抗酸化作用!
- 2020.10.01

「フラバンジェノール」。聞いたことありますか?飲料や食品、サプリメントなどの健康食品にも含まれ、ご存知の方も多いかも知れません。東洋新薬では食品や健康食品の領域だけでなく、化粧品の原料としても開発をおこなっています。さらに、医薬部外品(薬用)にも配合することができるように認可を取得しています。今回は、「フラバンジェノール」の優れたパワーを紐解いていきます。
- 目次
- 1.フラバンジェノールの由来
- 2.抗酸化力がビタミンCの600倍!
- 3.美白
- 4.成分名は何?
- 5.フラバンジェノールを活用した商品開発例
- 6.まとめ
フラバンジェノールの由来

フラバンジェノールは、「フランス海岸松」の樹皮から抽出されます。日本においても海岸近くに防風林、砂防林として松がしばしば植林されることはご存知だと思います。何となく「松」というと日本の植物のようなイメージがありますが、海外でも海岸近くに松が同様の理由で植林されており、中でもランド地方の松の樹皮は、非常に分厚いことで知られています。
この地域の海岸松は、一年間を通じて強い日差しと南風を受けており、非常に厚い樹皮を形成してその身を太陽光や酸化から守っています。環境に耐えうる為に身に付けた植物の順応と防御作用です。ランド地方の海岸松の樹皮の分厚さは日本の松と比較すると、なんと2倍以上!20~40mmもあるこの分厚い樹皮にこそ、高い栄養価がギュッと秘められているのです。
抗酸化力がビタミンCの600倍!
この分厚いフラバンジェノールの樹皮には、非常に豊富なポリフェノールが含まれています。ポリフェノールにも複数の種類があります。フラバンジェノールには「OPC」と言われるオリゴメリック・プロアントシアニジンが含まれています。カテキンが2つから4つ組み合わさった構造です。これが高い抗酸化パワーを生み出します。
「抗酸化」とは、酸化を防ぐ作用のことで、「酸化」は例えば金属の鉄がサビるイメージです。鉄が酸化して色が変わるように、人間の身体でも酸化は起こります。その原因である「活性酸素」と呼ばれる高い酸化力を持つ化合物が加齢やストレス、喫煙などのさまざまな要因で身体の中で次々と作られ、金属と同様に私たちの身体もサビさせ、蝕んでいくのです。
それを防ぐ作用のことを一般的に抗酸化作用と呼びます。抗酸化力を持つ成分としてビタミンCが有名で、飲料などにも酸化防止剤などで用いられます。
OPCとは、オリゴメリック・プロアントシアニジンの略称。フラバンジェノール以外にも含まれ、例えばピーナッツの皮、黒豆、またブドウの種でも確認されています。OPCとは、オリゴメリック・プロアントシアニジンの略称で1940年代にフランスの科学者によって発見され、その高い抗酸化力から、当時から健康づくりの栄養素として幅広く利用されてきました。
そして、東洋新薬がフランス現地の研究機関と提携してランド地方の海岸松を共同研究開発する中で、フラバンジェノールのさまざまな肌への美容パワーも明らかになってきました。なんと、抗酸化作用はビタミンCの600倍、そして高い抗酸化で美容愛好家にも親しまれ名高い「コエンザイムQ10」の250倍ものパワーがあるのです。
美白
フラバンジェノールの美白メカニズムも、徐々に明らかになっています。シミができるまでの複雑なプロセスの中で、多段階的に働きかけることが確認されています。
例えば、紫外線を浴びた後に残る記憶「エンドセリン」受容体の発現を抑えることにより、本来シミの製造工場である「メラノサイト」に「シミを製造せよ!」という指示が届かず、結果としてシミが現れることを未然に防御することができる、ということが確認されています。学会でも発表され、フラバンジェノールのパワフルな美白メカニズムが世に知られることとなりました。
成分名は何?
フラバンジェノールは化粧品のパッケージに記載がある成分表の中では「フランスカイガンショウ樹皮エキス」と表示されます。また、医薬部外品でも同じ名前で表記されます。
フラバンジェノールを活用した商品開発例
抗酸化作用や美白作用をはじめとして、フラバンジェノールは肌への様々な作用が確認されています。
【実際の商品開発例】
●化粧水やクリームをはじめとしたスキンケア製品
その高い抗酸化作用から、「エイジングケア」成分としての配合や美白作用も確認されているため、「ホワイトニング」「ブライトニング」成分としてもおすすめです。
●育毛剤やシャンプーなどヘアケアアイテム
血行促進作用と抗酸化作用を併せ持っていることから、育毛ケアアイテムにも配合可能です。血行促進作用で頭皮に栄養を運び、細胞を活性化させ、抗酸化作用で紫外線などの外的ストレスから頭皮を保護することで頭皮環境を整える作用が、フラバンジェノールには期待できます。
●日焼け止めやBBクリームなど日中ケアアイテム
酸化ストレスは紫外線によっても発生します。そのため、フラバンジェノールで光老化:紫外線による肌老化に対抗する「攻め」と、UVカット成分で紫外線から肌を「守る」といった商品にも採用されています。
東洋新薬の「フラバンジェノール」は自社開発原料ということもあり、エビデンスデータも豊富です。
まとめ
フラバンジェノールは今回ご紹介した以外にもさらにさまざまな研究がすすめられ、加齢とともに減少するヒアルロン酸の産生をサポートしたり、血流を促す作用があることもわかってきています。驚くべきその秘めたパワーの解明は、今後もきっと続くことでしょう。
※「フラバンジェノール」は、株式会社東洋新薬の登録商標です。

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