トレンドとなりそうなペプチド原料

  • 2024.03.08

化粧品のトレンドとなる成分はいろいろありますが、最近「ペプチド」のトレンドが、じわじわ来ています。

化粧品のペプチド原料の代表格と言えば「アルジルリン(ARGIRELINE®︎)」が、よく知られています。アルジルリンは、シワに対処する成分として幅広く機能の拡張を行い、世界中のエイジングスキンケア商品に配合されています。

目次
1.そもそも「ペプチド」とは何?
2.化粧品向けペプチド原料
3.まとめ

そもそも「ペプチド」とは何?

ぺプチドとは、アミノ酸が複数結合したものを指し、2個のアミノ酸からなるものを「ジペプチド」、3個で「トリペプチド」、4個で「テトラペプチド」、6個だと「ヘキサペプチド」と、名称が変わります。

ペプチド自体は分子が極めて小さく、体内での吸収性も非常に優れていることから、食品やサプリメントでもよく耳にするのではないでしょうか。医療の領域でも研究が進められており、標的とする組織や細胞に、精確に作用すると言われています。

化粧品成分としてのペプチドの働きは、主に肌のハリや弾力の要になるコラーゲンやエラスチンの生成に関与することから、シワや肌のたるみのエイジングケア成分として、開発が進められています。

また、ペプチドはアミノ酸の結合数や組み合わせに応じて機能はさまざまなため、新原料が次々登場しています。

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化粧品向けペプチド原料

それでは、化粧品向けペプチド原料でどのようなものがあるか、一部をご紹介します。

●毒ヘビ研究から生み出されたペプチド
筋肉をリラックスさせるヘビ毒から着想を得たペプチド。表情ジワの筋肉の収縮に働きかけ、シワをなめらかに導きます。

●スムーススキンペプチド
皮膚の75パーセントを占めるコラーゲン。肌内の5種類のコラーゲンの産生をサポートし、肌の土台を整え、美しい肌のなめらかさを目指すペプチドです。

●リフトアップペプチド
マイクロカレント(微弱電流)の美容医療から着想を得たペプチド。顔のたるみを引き上げ、顔全体を若々しい印象に。

●肌細胞を早朝に呼び覚ますペプチド
加齢や早朝に低下するミトコンドリアのエネルギー産生を促進し、朝から肌コンディションを高め、元気な印象に導きます。

●若い世代向けのペプチド
スマホを長時間見ることで生じる首のシワやおでこのシワなど、比較的肌表面で起こるエイジングサインに対しても作用するペプチドです。

まとめ

いかがでしょうか。今回はトレンドになりつつある「ペプチド」について、ご紹介しました。
今回ご紹介した以外にも、たくさんのペプチドが登場しています。

ご興味、ご関心がある方は、ぜひ東洋新薬の担当営業まで、お気軽にご相談ください。

次回は、どのようなペプチドがどのような商品に、どんなコンセプトで配合をされているのかについて、ご紹介します。ご期待ください。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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