「毛穴悩み」対策 化粧品・コスメOEM商品開発のヒント~注意点とオススメアイテム

  • 2024.05.30

10代~20代など、若い世代特有の悩みのイメージが強い「毛穴」。

しかし、ある美容クリニックでのアンケート結果では、20代~50代女性の約6割、さらに同世代の男性でも約4割が「毛穴について悩みがある」と回答するなど、実はその悩みは、世代や性別を問いません。

当社にも、「毛穴」を商品のメインコンセプトにおいた化粧品・コスメOEM開発のお問い合わせが年々、増加傾向にあります。

そこで今回は「毛穴悩み」訴求の化粧品・コスメOEM商品開発に関する注意点と、オススメの開発アイテムをご紹介します。

目次
1.「毛穴」とは?なぜ存在するのか
2.毛穴に関するお悩みの種類と、オススメのスキンケア
2-1.詰まり毛穴
2-2.開き毛穴
2-3.たるみ毛穴
3.毛穴をメインコンセプトに置いたOEM商品開発~薬事的な注意点は?
4.広告表現に制限がある中、どのように消費者にアピールする?商品化例をご紹介
4-1.商品化例1:消費者認知を意識した成分を配合
4-2.商品化例2:即効性が訴求できるベースメイク&クレンジング・洗顔
5.まとめ

「毛穴」とは?なぜ存在するのか

「毛穴」とは、肌の溝(皮溝)が交差しているところにある「毛の出口」です。
顔以外にも全身に存在しており、医学的には「毛包」と呼ばれます。

ヒトの顔にある毛包は、以下の3種類あります。

●終毛性毛包 眉毛や髭など太く硬い毛が生える部分
●軟毛性毛包 産毛が生え、皮脂分泌が少ない部分
●脂腺性毛包 大きな皮脂線が特徴

この中で毛穴が目立ってしまう症状には、主に脂腺性毛包と皮脂線が関わっていると考えられています。

皮脂線は、毛穴の奥に存在する皮脂を分泌する部分。皮脂は肌に保護膜を形成して、肌の水分を守る役目を果たしており、毛穴がないと皮脂を出すことができず、天然の肌バリアが失われてしまいます。

このように毛穴と皮脂は切っても切れない関係性で、健康な肌を維持するには欠かせない機能です。

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毛穴に関するお悩みの種類と、オススメのスキンケア

毛穴に関するお悩みは、ホルモンの状態や肌質により、いくつかに分類されます。
ここではお悩みの種類ごとにその特徴と、オススメのスキンケアをご紹介します。

詰まり毛穴

  • 皮脂や古い角質・汚れが混ざった角栓ができることで、毛穴をふさいでしまっている状態です。
  • 小鼻周りを中心にTゾーンの毛穴に多く見られ、指で触るとざらざらとしていることもあります。
  • 角栓は白い塊ですが、空気や紫外線に触れて酸化することで、黒くなってしまうこともあります。

<オススメのスキンケア>

  • 酵素やクレイ・スクラブなど、汚れの吸着性が高いアイテムを活用する
  • 黒くなった毛穴には、抗酸化効果の高いアイテムを取り入れる

開き毛穴

  • 過剰な皮脂によっておこる、ぽっかりと穴が空いたように見える毛穴の状態です。
  • 脂性肌の方によく見られますが、水分不足によるモイスチャーバランス(水分と油分のバランス)が崩れることでも現れますので、皮脂の取りすぎには注意が必要です。

<オススメのスキンケア>

  • 油分は控えめながらも保湿力の高いスキンケアを行う

たるみ毛穴

  • 肌を支える真皮層が劣化することで、ハリの低下がおこり発生する、涙型(細長い形)の毛穴です。
  • 頬部にできやすく、30代以降に気になる方が増えてきます。
  • 真皮を構成するコラーゲンやエラスチンは表皮を支えるクッションのような役割です。コラーゲンやエラスチンは年齢や浴び続けた紫外線によってダメージを受け、表皮を支えきれなくなり、たるみ毛穴が発生します。

<オススメのスキンケア>

  • 肌深部にアプローチしてくれるナイアシンアミドやレチノールなどが配合されたアイテムを使う
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毛穴をメインコンセプトに置いたOEM商品開発~薬事的な注意点は?

それではここからは、毛穴をメインコンセプトに置いた化粧品・コスメOEM商品開発を行う際の、薬事的な注意点について解説します。

化粧品に認められた効能効果は、56項目。その中に「毛穴」というキーワードが含まれた表現はありませんので、広告表現では注意が必要です。

たとえば、美容液において「毛穴レス」「毛穴が小さくなる」といった表現は、肌機能を変化させるような治療的な意味として捉えられるため、表現できません。

一方、洗顔やクレンジングで「毛穴すっきり」「クリアな毛穴に」など、洗浄による毛穴汚れ落ちを意味する表現は、認められています。

それ以外の商材では、「肌を引き締める」「肌のキメを整える」「肌にハリを与える」など、化粧品効能効果の範囲内での表現を、検討しましょう。

広告表現に制限がある中、どのように消費者にアピールする?商品化例をご紹介

このように毛穴ケア商品は、市場でのニーズが高い一方、薬機法の制限との兼ね合いで消費者へのアピールが難しい商材です。ここからはそのヒントとして、商品化の例をご紹介します。

商品化例1:消費者認知を意識した成分を配合

2023年頃から、美容マニアたちの間で「成分推し」「濃度推し」商品への注目が高まり、雑誌やSNSでも美容成分特集が増えるなど、成分への認知度が急速に高まっています。

毛穴悩みに関しては「ビタミンC」をはじめ、たるみ毛穴には「レチノール」や「コラーゲン」、毛穴のざらつきには「AHA」「フラーレン」「グリシルグリシン」など、注目度の高い人気成分が多数あります。

そのため、これらの成分を商品のメイン成分にすることで、毛穴効果を想起させることができます。

【毛穴効果の認知度が高い美容成分の例】

●ビタミンC(アスコルビン酸、ビタミンC誘導体)
圧倒的な認知度を誇る美容成分です。肌の酸化を防ぐ抗酸化作用、過剰な皮脂分泌の抑制作用、ターンオーバー促進作用もあります。さらに黒ずみ毛穴、たるみ毛穴、開き毛穴すべてに機能を発揮するマルチな毛穴ケア成分です。ピュアビタミンC(アスコルビン酸)はもちろん、毛穴ケアに特化して開発されたビタミンC誘導体の原料も誕生しています。

●フラーレン
フラーレンは肌トラブルや肌老化の要因となる活性酸素に対する高い抗酸化力を持つ成分で、皮脂の酸化抑制だけでなく、肌表面の角層を整えることで目立つ毛穴を改善します。フラーレンは、炭素がサッカーボール状に構成された分子。発見者はその功績で、ノーベル賞を受賞しています。その後さまざまな研究から肌効果が見出され、化粧品に使用されるようになりました。

●レチノール
エイジングケアのイメージが強いレチノール。真皮構成成分コラーゲンやエラスチンの産生を促し、肌にハリを与えることで、たるみ毛穴に効果が期待できます。「レチノール貯金」という言葉もあり、たるみ毛穴の予防を目的とした、20代ターゲット商品への配合もおすすめです。

商品化例2:即効性が訴求できるベースメイク&クレンジング・洗顔

スキンケアで毛穴への効果実感には、時間がかかる…。特に、たるみ毛穴や開き毛穴は使い続けることが大切です。しかし、消費者の継続使用を促すには、短時間での効果実感も大切です。毛穴悩みの根本改善にはスキンケアでのアプローチが欠かせませんが、ここでは即効性を消費者にアプローチできるアイテムを、ご紹介します。

●ベースメイク(日焼け止め、化粧下地)
ファンデーションの前に仕込むことで、毛穴の凹凸を補正し、肌をフラットに整えてくれます。ファンデーションの仕上がりが目に見えて違うため、即効性を感じやすいアイテムです。
商品開発の中で、皮脂吸着パウダーを配合したり、ツヤを抑えたセミマット肌で毛穴を目立ちづらい肌に整えられているのかを評価ポイントにすると、メイク後も毛穴落ちしづらい点がPRできます。

●クレンジング・洗顔
詰まり毛穴や皮脂による開き毛穴にオススメなのが、クレンジングや洗顔です。
毛穴にある角栓や過剰な皮脂も肌の汚れの一つ。そのため、毎日のクレンジングや洗顔で落とすことができます。オイルや酵素パウダーで汚れを溶かしだしたり、クレイで吸着させたり、またスクラブで物理的に除去したり…毛穴へのアプローチも各社さまざまです。この剤型は、大手企業も盛んに研究を行っているため、毛穴ケア=洗い流しアイテム(洗顔やクレンジング)という消費者イメージともマッチしています。

無料OEM 商品企画~製造の流れガイド~【化粧品編】

まとめ

いかがでしょうか。これから本格的な夏が訪れ、毛穴悩みが発生しやすい季節です。効果実感も得られやすい時期ですので、毛穴ケアアイテムの商品開発をご検討の際は、ぜひ東洋新薬までお声がけください。

【参考】
頬の表皮構造による毛穴目立ちと、その改善へのアプローチ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj/43/1/43_1_3/_pdf

日本化粧品技術者会 化粧品用語集
https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/482

日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書

無料OEM 商品企画~製造の流れガイド~【化粧品編】

医薬部外品の商品開発を例に、化粧品・コスメのOEM製造の流れをまとめた資料です。お客様側とOEM側のそれぞれの対応や注意点などをご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2023年1月20日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2022年8月31日時点、自社調べ)

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