「ステイホーム」が変えたトレンド。~ニューノーマル時代の健康食品開発・OEMのヒントを探る~

  • 2021.03.31

我々の生活様式を一変させた新型コロナウイルス。今回は、「ステイホーム」が私たちの生活様式、消費行動、価値観をいかに変えたのか、そしてそれをどのように健康食品、化粧品の商品開発に活かせばよいのかのヒントを、ご紹介します。

目次
1.コロナ禍における消費者行動の変化
2.「ステイホーム」による価値観の変化
3.「ステイホーム」での価値観の変化が食品トレンドに与えた影響
4.生活の変化に鑑みた素材・商品開発のアプローチ~身近な変化から売れる健康食品のヒントはたくさんある
5.まとめ

コロナ禍における消費者行動の変化

2020年初頭にCOVID-19(新型コロナウイルス)が最初に報じられた頃、ここまでの事態になると誰が予想できたでしょうか。外出自粛の要請から2度にわたる政府の緊急事態宣言の発出となり、私たちの仕事と暮らしは、大きな変化を強いられました。

長期におよぶ「ステイホーム」で運動不足、コロナ太りを感じている方は多いでしょう。FiNC総研が行ったコロナ禍におけるダイエット実態調査アンケート「外出自粛に伴うおうち時間増加で、体型や体重の変化を感じていますか?また気になる部位はどこですか?」の問いに対し、約半数以上の方が「太った・体重が増加した」と回答しています。

「外出自粛に伴うおうち時間増加で、体型や体重の変化を感じていますか?また気になる部位はどこですか?」
出典:FiNC総研「コロナ禍におけるダイエット実態調査」アンケート結果(2020.7)

また、株式会社リンクアンドコミュニケーションが行った「コロナ流行下における生活習慣の変化」調査では「1日に3,000歩未満」の割合がコロナ影響前の15.4%から緊急事態宣言下の5月に30%近くまで上昇。解除後の7月には24.4%とわずかに回復傾向であるものの、コロナ影響前の水準には戻っていません。

歩数の分布の変化(n=16,302人)
出典:株式会社リンクアンドコミュニケーション「コロナ流行下における生活習慣の変化」調査(2020.8)

生活の変化として、巣ごもりが増えて、ネット動画配信を新たに契約された方も多いでしょう。米動画配信サービス大手ネットフリックスは2021年1月19日、「世界での契約者数が2020年末に2億人を突破した」と発表しました。いかに巣ごもり需要があったかは想像に難くありません。

これ以外にも通信販売・ネット販売利用の増加、デリバリー業者の台頭など、利用を検討、あるいは実際に利用し、すでに生活の一部になった方もいらっしゃるでしょう。コロナ禍は、生活のデジタル化とサブスクリプション型サービス利用を、急激に促進しました。

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「ステイホーム」による価値観の変化

「ステイホーム」が主体となるニューノーマル時代になり、人々の価値観も大きく変化してきています。自身、あるいは周囲で下記の変化を感じたことはありませんか?

・運動不足を解消したい、フィットネスへの意識の高まり
・自宅時間が増えたことでヘルスケア、スキンケアなど自分磨きの意欲が高まった
・テレワークで通勤の必要性が低くなり、郊外や地方への移住を考え始めた
・店舗に行かず、自宅に届けてもらえるデリバリーや出前がメインになった
・動画配信や定期購入など、サブスクリプションへの垣根が低くなった
・「自粛警察」「マスク警察」などでSNSとの関係性を考えるようになった
・接触、距離の取り方など人との関わり方が変わった

これらの価値観の変化は、購買行動の変化につながります。事業を行う際は、常に消費者が「何を大切に感じるのか」を意識し、適切に対応を変化させていく必要があります。

「ステイホーム」での価値観の変化が食品トレンドに与えた影響

「ステイホーム」が消費者の価値観を大きく変化させたことをご紹介してきましたが、その価値観の変化が具体的に食品のトレンドにどのような影響を与えたのでしょうか。
今回は2つの消費者層が食品トレンドに与えた影響について見ていきましょう。

・「ステイホーム」で健康意識の高まった人々が与えた影響
コロナ禍で健康意識の高まった人は、食事やサプリメントに気を遣うようになり、これまで以上に質の良い食事や、栄養素にこだわった食事を求めるようになりました。こうした価値観の変化は特に健康食品や、サプリメント市場に大きな影響を与えていると思われます。

・「ステイホーム」を楽に過ごしたい人々が与えた影響
誰しもが自分の健康に高い意識を持っているわけではありません。家での食事や生活時間が増え、できるだけ楽に最低限の栄養を摂取したいと考えている人も多くいます。こうした価値観の変化は、レトルト食品や冷凍弁当などの食品市場に影響を与えていると思われます。

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生活の変化に鑑みた素材・商品開発のアプローチ~身近な変化から売れる健康食品のヒントはたくさんある

こうした消費者行動、価値観の変化を捉えて、東洋新薬では下記のようなニーズに応えるサプリメント(打錠品、カプセル品)や粉末飲料形態の商品開発を行っています。

ステイホームによる運動不足・コロナ太り
 ⇒食事の糖や脂肪の吸収を抑える当社ダイエットサプリOEM商品「ベリリカライフ」は最短3か月での商品化が可能です。

>関連情報:ダイエットサプリのOEM商品『ベリリカライフ』

・マスク着用により自身の口臭が気になり始めた(口臭対策)
 ⇒当社独自の技術である「ファイバーブラシ」を活用した商品開発が可能です。

>関連情報:オーラルケアOEM商品例「ファイバーブラシタブレット」

・マスクの擦れにより肌荒れが気になる(肌荒れ対策)
 ⇒特許成分である「フラバンジェノール®」を活用した商品開発が可能です。美肌へのエビデンス情報も取得しており、差別化が期待できます。

>関連情報:悪玉コレステロール低減作用をはじめとした「フラバンジェノール」の機能性
>お役立ち資料:フラバンジェノール 紹介資料

・食事・栄養を気にかけるようになった(プロテイン、ビタミン、ミネラル)
 ⇒「プロテイン」の問い合わせが増えています。味づくりノウハウも提供可能です。

・家飲みでついつい飲みすぎてしまう(二日酔い対策)
 ⇒「ウコン」が有名ですが、近年「ガルシニアインディカ」が注目され始めています。

・ストレスをためないように心がけるようになった(ストレス対策)
 ⇒「GABA」「テアニン」の認知が高まっています。

・急に体を動かすと、膝・関節などが痛みやすい(関節対策)
 ⇒「グルコサミン」「非変性Ⅱ型コラーゲン」「HAS-Ⅱ」「プロテオグリカン」など、レパートリーを広く取り揃えています。

まとめ

いかがでしょうか。今回はコロナ禍の「ステイホーム」が私たちの生活様式、消費行動、価値観をいかに変えたのか、そしてそれをどのように商品開発に活かすかを解説しました。

当サイトではこれからも「ステイホーム」での人々の健康や美への課題を解決するトレンド情報を配信して参ります。ニューノーマル時代に対応した健康食品、化粧品の商品開発でお悩みの方は、ぜひお気軽にお声がけください。

>関連情報:健康食品・サプリメントOEMサービス

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機能性表示食品の商品開発を例に、健康食品・サプリメントのOEM製造の流れを細かくまとめた資料です。お客様側とOEM側のそれぞれの対応や注意点などをご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2023年1月20日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2022年8月31日時点、自社調べ)

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