医薬部外品へリニューアルする際の注意点
- 2023.11.07

「化粧品・コスメのOEM商品開発において、商品の「リニューアル」は重要なテーマです。リニューアルを検討する中で、「医薬部外品に切り替えよう」と考えたことはないでしょうか?
ご存じの通り、医薬部外品は効能効果を広告で示すことができ、商品の市場価値を高める有効な手法です。
ところが。社内で医薬部外品への切り替え検討を進め、既存品を委託している化粧品OEMメーカーに相談したところ・・・「既存の化粧品を医薬部外品にアップグレードすることはできません」と言われた経験はありませんか?東洋新薬には、そのようなご相談がたびたび寄せられます。そしてそのお客様から「なぜ医薬部外品に切り替えができないのか、その理由を確認したが不明瞭な回答で、よく分からなかった」という声もたびたび、耳にします。
実はこれ、医薬部外品の製造や申請に関するノウハウがないOEMメーカーでは、よくあるケースです。残念ながら、そのようなOEMメーカーが少なからず、存在するようです。
そこで今回は、化粧品を医薬部外品に切り替える際の注意点を解説します。
ノウハウが必要な医薬部外品の申請〜経験と実績の確かなOEMメーカーへ相談しよう
医薬部外品の申請は非常に複雑で、有効成分などの前例情報が必要です。厚生労働省への申請から5か月ほどで承認が下りることが一般的ですが、申請書類不備や手続きが円滑にいかない場合は1か月、さらに1か月と伸び、予定の発売時期に間に合わないといった事態にもなりかねません。
また、医薬部外品の有効成分も複数の候補があり、その提案力もOEMメーカーによってはまちまちです。
一口に「美白」有効成分と言っても、ご存じの通り複数の有効成分が世の中には存在します。やり取りの中で「この成分1つしか対応できない」「あまり使った実績がない」と言うOEMメーカーは、医薬部外品の経験が浅いと思われますので、注意が必要です。
さらに、有効成分は効能効果に応じて複数を組み合わせることもできます。さまざまな効能効果の医薬部外品を開発する場合は、幅広い提案ができるOEMメーカーを選定することをお勧めします。
医薬部外品での成分使用は厳格
医薬部外品は、一般化粧品と比較して使用できる成分が限られており、厚生労働省で認められた成分しか使用できません。有効成分以外のいわゆる「その他の成分」(添加剤)の安全性基準も非常に厳格です。
既存処方がそのまま医薬部外品に転換できるかは、ベース処方に含まれる成分から一つ一つ検証し、医薬部外品に適した原料かどうか確認する必要があります。
商品のキー成分(機能性原料)は、新規性の高い原料ほど医薬部外品では使用が制限されています。そのため、従来の商品でユニークな原料やその訴求でアピールできたものが、医薬部外品では使えないケースも多々あり、それが医薬部外品のリニューアルへの障壁になるケースもあります。
但し、新規性はなくとも、他社の医薬部外品であまり使われていない原料を見つけ出すことも、OEMメーカーの腕の見せ所です。そのためにも、医薬部外品へのリニューアル時には、OEMメーカー選びが重要になります。
まとめ
いかがでしょうか。既存の一般化粧品を医薬部外品にアップグレードすることは、製品やブランドに「本物の効果を追求する」という付加価値をもたらします。医薬部外品は効能効果が広告で明示的に示すことができ、商品の市場価値を高めます。
東洋新薬は薬事に関する専門スタッフが在籍。実績も豊富な専門スタッフによる、幅広い医薬部外品の提案が可能です。ぜひお気軽にご相談ください。東洋新薬のOEMサービスを利用して、あなたの商品をさらなる高みへと引き上げましょう。
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