【化粧品OEM開発のお悩み解決!⑳】OEMメーカーから届いたサンプルの評価方法を教えてください~「バルク外観」「香り」編
- 2022.10.25
サンプルを「正しく」評価するコツ 〜「バルク外観」「香り」編
化粧品・コスメOEM開発でもっとも大切なプロセスが、サンプル(試作品)の工程です。
当社のお客さまからも、「OEMメーカーから届いたサンプルを、どのように評価すればいいの?」と悩むお声をよくいただきます。開発する商品や狙いたいポイントによって評価方法はさまざまですが、Vol.20の今回は「バルクの外観(見た目)」と「香り」の評価について、皆様が見落としがちなコツをご紹介します。
バルクの外観(見た目)の評価方法
サンプルを最初に手に出した時、あるいは、ジャーのフタを開けて最初にバルクを見た時の外観。それは、お客様の手元に商品が届き、新しい化粧品を使い始めるにあたっての期待を高める、非常に重要な要素です。
まずは容器に入った状態で、しっかり外観を観察してください。艶、マット感、プルプル感、流動性など、その第一印象は希望するものになっているでしょうか?その際、白い背景ではなく、黒い紙や机の上に置くと、コントラストでバルクが観察しやすくなります。
バルクが透明や白い場合でも、色もしっかり確認しましょう。日中と夜、暖色系のタングステン照明と寒色系の蛍光灯では、まったく違う色味に見えます。紫外線吸収剤が配合された日焼け止め商品開発でサンプル確認の際、在宅ワークの自宅照明で確認したために黄みがかっていたことに気が付かず、商品化されてから思った以上にバルクが黄色くて驚いた、というケースもあります。
また、バルクに着色した場合は、時間とともに退色することも考えられるため、最初にサンプルを入手した時点で、しっかり写真におさめておきましょう。
香りの評価方法
化粧品・コスメにおいては香りもまた、消費者に選ばれる非常に重要な要素です。
香料を賦香した商品はもちろんですが、無香料の商品でも、香りの確認をすることをおすすめします。昨今、無香料商品が増えていますが、中には原料臭が多少あるものがあります。微かな原料臭でも違和感を覚える消費者も多くいらっしゃいますので、細心の注意が必要です。
とあるブランドで、主要な保湿剤の一つであるBG(ブチレングリコール)を合成成分から天然原料に切り替えて、消費者にアナウンスしないまま発売したところ、香りに敏感な消費者から「変なにおいがする」「違和感がある」と、問い合わせが相次いだケースがあります。
このケースは従来品との比較のため、さらに指摘を受けやすかったとは言うものの、臭い=腐食といったネガティブなイメージを抱く方は多いのです。
そうした無香料商品のサンプルで臭いを確認する際は、同時に通常の3倍くらいの量を塗布してみてください。またその際、お部屋の芳香剤や他の化粧品の香りに影響しない状態で試すことをおすすめします。
東洋新薬は健康食品・化粧品業界を陰で支えるODEM(ODM&OEM)メーカーとして、世界の人々の『健康と美』への期待に『価値』で応えていくことをミッションとしています。 本サイトでは通販ビジネスにかかわるすべての皆様に様々な情報をお届けしています。
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