【化粧品OEM開発のお悩み解決!㉔】化粧品・コスメ商品開発の悩み解決、展示会活用のススメ

  • 2023.02.03

化粧品販売会社の商品開発担当はアイテムごとに担当するケースもあれば、ブランドごと、はたまたすべてを1人がなど、企業によりさまざま。人員リソースが少なければ少ないほど、「相談する人もおらず、いつも孤独で壁にぶち当たっている・・・」というお悩みをよく耳にします。

また、リーダークラスの方からも「固定概念に縛られている気がする」「こんな時、他社がどうやっているか知りたいが、なかなか他社とのつながりが生み出せない」というお声も聞かれます。

こうしたお悩みの解消に、展示会を活用されることをオススメします。
「展示会にはよく行ってるんだけど・・・」という方も、展示物を見学するだけではなく、活用方法を少し変えることで、皆さんが抱えている商品開発にまつわる不安や不満を軽減できるかもしれません。

目次
1.コロナ禍の空白を埋めた「COSME Week」
2.展示品を見る、説明を聞くだけじゃない!展示会の活用方法
2-1.①積極的な情報交換を!
2-2.②敢えて関係性の低いブースを覗いてみる!
3.これから開催の主な展示会

コロナ禍の空白を埋めた「COSME Week」

美容業界では、一年を通じてさまざまな展示会・見本市が各地で開催されています。

展示会は各社の最新の技術やサービス、モノを展示発表し、ビジネスにつなげることが主な目的ですが、それ以外にも、業界に携わる人たちの重要な「情報交換の場」でもあります。

海外の展示会は、人脈構築の場として重要視されているケースもあります。

もちろん各社の社外秘情報には配慮しつつ、互いに専門的な知識を高め合うことは業界全体の活性化にも繋がると歓迎され、なにより担当者と対面で直接、情報交換できることが、展示会の醍醐味です。

2023年1月には、11日から13日に東京ビッグサイトで「COSME Week」が開催。訪れた方も多いのではないでしょうか。 

今回は、「①化粧品開発展」「②国際化粧品展」「③美容・健康食品EXPO 」「④国際エステ・美容医療EXPO」「④化粧品マーケティングEXPO」「⑥ヘアケアEXPO」の6展が同時開催と、大規模でした。

美容業界の幅広さを再認識すると同時に久々の再会シーンも各所で見受けられ、コロナ禍での空白期間のキャッチアップとしても、活発だった印象です。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!Vol.1

展示品を見る、説明を聞くだけじゃない!展示会の活用方法

①積極的な情報交換を!

展示会場では案内員から展示物の説明を受けますが、その際に情報交換として「このような場合、御社ではどう対応されていますか」「このようなご経験はないですか?」「このようなことは果たして実現できるものでしょうか」など、日頃抱えている疑問をぶつけてみましょう。

秘密情報を聞き出すつもり?と警戒されることもあるでしょうが、お互い同じ悩みを持つ担当者であることが分かれば、親切に対応してくれる人も決して少なくありません。私自身、質問を投げかけると「それなら〇〇社の〇〇さんが詳しいですよ」と、わざわざ違う企業のご担当者を紹介していただけた経験もあります。 

どこか、「業界の輪」を感じた瞬間でした。多くの方といろいろなお話をする中で、皆さん同じように苦労や困難を乗り越えようと頑張っておられて、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」という思いを強くしました。

②敢えて関係性の低いブースを覗いてみる!

また、展示会を訪れる際、自社の開発商材に関係性が低い展示ブースに、敢えて立ち寄ってみることもオススメです。

異なるとは言え、なんらかの意図をもって開発された化粧品・コスメ商材であることには変わりありません。そして、「なぜこの商品の開発に至ったのか」「何からヒントを得たのか」「開発にあたっての課題点は何か」「開発期間はどれくらいかかったか」「消費者にはどのように説明しているか」「消費者からはどのような反応が得られているか」などなど、気になった点はどんどん質問してみましょう。 

ご自身がこれから商品開発する上での、思わぬヒントが見つかるかもしれませんし、普段とは異なる視点の話を聞くことで『そんな考え方もあるのか』と、凝り固まった思考を柔軟にする機会になるでしょう。

これから開催の主な展示会

いかがでしょうか。今回は商品開発の行き詰まりを乗り越えるヒント探しとしての、展示会活用方法をご紹介しました。

参考までに、今年開催予定の主な展示会は以下です。ぜひお役立てください。
 
■化粧品産業技術展(CITE JAPAN) 5月
化粧品に関わる最新の素材・技術・サービスに関する展示会。隔年で実施されます。 

■ビューティーワールド ジャパン東京 5月
エステティック、美容、ネイルなど、美容に関する多くの製品・サービス・技術が集結します。

■ライフスタイル Week 春:4月    夏:7月
雑貨、ファッション、美容、インテリア、食器など7つの専門展が集結。多彩な商材が出展します。化粧品とは異なるカテゴリも含まれますが、女性中心のトレンドを把握する良い機会です。

■ヘルス&ビューティグッズ EXPO 7月
美容雑貨、ヘアケア、ボディケア、美容家電などが展示されます。

■サステナブル グッズ EXPO 7月
エコ、エシカル、オーガニック、フェアトレードなど環境・社会貢献に関連する商品や素材の展示会です。容器やパッケージのアイデアも含めて、今後、持続可能な世の中を目指す取り組みについてのヒントが得られるでしょう。

■フェムテック トーキョー 10月
女性特有の身体の問題解決に関連する商品やサービスが一堂に出展。2022年に初めて開催されました。これからさらに注目が高まるカテゴリです。

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化粧品OEM商品開発における「よくあるお悩み」について、具体的な解決のためのヒントを解説します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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