【化粧品OEM開発のお悩み解決!⑫】中身(バルク)で他社と大きな差別化をするのに苦戦しています・・・

  • 2022.02.25

Vol.12の今回は、化粧品・コスメの商品開発はまず、中身(バルク)から・・・そんな「常識」を覆すお話です。そう、敢えて「容器から商品企画を考えてみる」というアイデアです。

目次
1.容器の重要性
2.「容器から考える」メリットとは?
3.容器で差別化を図るヒント
4.まとめ

容器の重要性

もはや中身(バルク)で他社と大きな差別化を図るのが難しい現在、容器(パッケージ)の重要度はさらに増しています。Webサイトや店頭で最初に消費者の目に留まり「手に取ってみたい」、またユーザーが毎日使用するたびに「これからも手許に置いておきたい」と思わせることができたなら・・・競合他社を大きくリードすることができますよね。

では逆に、容器をイメージしないまま商品開発を進行してしまうと、どのようなデメリットがあるのかを考えてみましょう。

  • バルク開発を重視していたため容器まで気が回らず、いざ予算内で選択できる容器を選ぼうとしたら、いずれも思っていた以上にチープなものだった
  • 苦労して見つけた素敵な容器が、採用バルクに適合せず、使うことができなかった
  • 最新の容器を見つけたが、採用実績がないため各種試験を実施する必要があり、スケジュール的にあきらめざるを得なかった
  • 中身が透けて見える容器を採用したが、この容器ならバルクを着色した方が圧倒的に可愛かったのに、と後悔した
  • デザイナーとのやりとりが短期間過ぎて、期待したデザインが上がってこず、妥協せざるを得なくなった


・・・いかがでしょう。容器の選定が、思った以上に商品開発に大きな影響を及ぼすことがお分かりいただけたでしょうか。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!vol.2

「容器から考える」メリットとは?

事実、数多くの商品開発に携わった我々の経験上でも、印象的で魅力的な商品は、かなり早い段階で容器を検討されています。当社にご相談いただく最初期の段階から容器イメージを示されるケースは、決して少なくありません。

早い段階から容器についての検討を開始することで「後になって慌てずに済む」のはもちろんですが、「容器から考える」メリットは、いろいろあります。

  • 初期段階で大まかな容器加飾を検討しておくことで、このレベルの容器ならば価格上代設定をここまで引き上げる、などの判断が可能。商品価値を高め、収支の改善にもつながる
  • 容器の選定をあらかじめスケジュールに組み込んでおくことで、まだ利用の少ない=差別化につながる容器を選ぶことができる
  • 早めに容器を選定することでデザイン時間が確保でき、納得いくまでクオリティを高めることができる
  • バルクに着色した方が印象的に仕上がる容器があらかじめ選定されていれば、処方設計も着色前提で円滑に進行することができる


などなど。意外と「容器から考える」ことは、理にかなっているのです。

容器で差別化を図るヒント

容器で他社と差別化を図るには、自社でデザイナーと共に「型起し」ができればそれに越したことはありませんが、大半の化粧品ブランドオーナー様では難しいでしょう。ですので、メーカー汎用の容器において加飾や着色、パッケージデザインにより、独自性や差別化、自社らしさを「魅せる」必要があります。

その際、国内ブランドだけを参考にすると、どうしても似たり寄ったりに・・・。ぜひ、海外にも目を向けてみることをオススメします。

今ではさまざまな通販Webサイトで、世界中のメーカーの日本にはないデザインの商品を見ることができます。「Amazon」なら言語がわからなくてもレイアウトが日本と同じですので、直感的にビューティーカテゴリに到達できます。米国なら化粧品専門店「Sephora」のWebサイトを参考にしている方も多いのではないでしょうか。

もちろん国民性や文化、嗜好性が異なるのでそのままとはいかないまでも、アイデアや斬新さは大いに刺激的で、参考になる点も多いでしょう。特に若年層はセオリーとは異なる斬新なアイテムを好む傾向が高いので、思い切ってチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!vol.2

まとめ

東洋新薬でも、皆様が思い描くイメージに少しでも近づける為、世界中のさまざまな容器を探索し、トレンド情報も発信していきたいと考えています。

これからも、皆様と楽しい商品開発をご一緒できたら幸いです。

化粧品OEMにおける容器の選び方や考え方が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

>関連情報:化粧品OEMサービス
>関連情報:化粧品OEMの容器・パッケージはどう選ぶ?4つの機能から上手に考えるコツ

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化粧品OEM商品開発における「よくあるお悩み」について、具体的な解決のためのヒントを解説します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2023年1月20日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2022年8月31日時点、自社調べ)

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