GLP-1サプリOEM商品開発:市場を勝ち抜くエビデンス素材と複合設計による差別化戦略
- 健康食品・サプリ記事(107)
- 商品開発(52)
- 原料・成分(40)
- 2025.11.19
この記事で分かること
- 2025年最新のGLP-1関連市場のグローバルおよび日本における動向と規模
- 市場ニーズに対応するためのターゲット層の具体的な分類と、差別化の切り口
- エビデンスに基づいたGLP-1サプリ素材の機能性と、複合配合設計の戦略
- OEM商品開発における薬機法遵守のリスク管理と、品質・コスト管理の要点
健康志向の高まりとともに注目される「やせホルモン」GLP-1。このトレンドを活用した、サプリメント開発を検討する企業が増えています。
しかし、GLP-1サプリの開発は、適切な素材選定から薬機法に配慮した表現、そして効果的なOEM戦略まで、多くの専門知識が必要です。
そこで本記事では、2025年最新の市場動向を踏まえた消費者ニーズの分析から差別化を実現する配合設計、さらにコスト効率の高いOEMの活用法まで、成功するGLP-1サプリ開発のポイントを解説します。
GLP-1とは何か、基礎とトレンド
GLP-1の生理学的役割とやせホルモンとしての注目
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とは、小腸が食物の到達を感知した際に分泌されるインクレチンと呼ばれる腸管ホルモンの一種です。その主要な生理的役割は、インスリン分泌の促進による血糖値のコントロールです。
近年、市場で注目されているのは、GLP-1が持つ食欲抑制メカニズムです。
GLP-1は満腹中枢を刺激し、さらに胃内容物の排出を遅延させる作用を持つため、満腹感の持続に寄与します。これらの作用から「やせホルモン」として健康食品業界で大きな関心を集めており、GLP-1的な作用を期待できる素材を活用したサプリOEM開発において、重要な差別化ポイントとなっています。
グローバルおよび日本におけるGLP-1サプリの市場現状と規模
グローバル市場では、増加するGLP-1ユーザーのリスクに対応する食品や飲料が提供されています。
米国 J.P. Morgan Research社:
2030年までに米国のGLP-1受容体作動薬利用者は3,000万人に達すると予測するほど急拡大。
スイス Nestlé社:
GLP-1利用者向けの食品ブランドとして「Vital Pursuit」を投入。
米国 The Vitamin Shoppe社(栄養補助食品小売業):
GLP-1とサプリメントを組み合わせた遠隔医療のサービスを2024年に開始するなど、大手企業が積極的に参入。オンライン診療を通じてGLP-1薬の処方を受けられるとともに、栄養士推奨のサプリメントやライフスタイル指導も含まれており、医薬品と栄養サポートを統合した包括的な健康支援モデルとなっている。
日本市場特有の商品動向
一方、日本国内においては、GLP-1受容体作動薬が2024年2月に肥満症治療薬として承認されました。しかしながら、多忙等で医師の診断が手間だと感じる、医薬品を使うのはちょっと抵抗感があるといった層にはハードルがあると言われます。
これにより、医薬品の代替的・補完的ニーズとして、血糖値コントロールや満腹感維持へのサポートを期待できるGLP-1サプリOEM開発が大きく注目されています。
特に日本市場では、腸内環境改善がGLP-1分泌に影響を与える可能性に基づき、食物繊維や乳酸菌などを活用した「腸活×糖質ケア×ダイエット」の複合型サプリが登場しています。これは、単なる代替品ではなく、独自の機能性アプローチによる差別化を図る、日本市場特有の商品動向と言えるでしょう。
| 地域 | 市場動向 | 主要トピック |
|---|---|---|
| グローバル | 急成長中 | 2030年に米国で3,000万人利用予測、GLP-1ユーザーのサポートに大手企業積極参入 |
| 日本 | 医薬品承認後の代替需要拡大 | 医薬品の代替としてサプリ需要が増加、血糖・食欲・腸内環境の多角アプローチ |
GLP-1サプリOEM開発のための消費者ニーズ分析とターゲット層設定
GLP-1関連医薬品の利用拡大に伴い、ユーザーの栄養欠損リスクが新たな市場ニーズとして顕在化しています。アメリカGNC社の調査では、GLP-1ユーザーの食事量減少により、特にタンパク質、ビタミン、ミネラルといった主要栄養素の不足が確認されており、筋肉量の低下(サルコペニアリスク)といった具体的な健康課題が浮上しています。この課題は、栄養補完を目的としたサプリメント市場の大きな需要に直結しています。
GLP-1サプリメントのターゲット層は、現在主に以下の3つのセグメントに分類され、それぞれのニーズに合わせた商品設計が求められます。
代替ソリューション追求層:
医師による診断の手間や継続的な負担を避け、手軽かつ日常的にアクセス可能なソリューションを期待する消費者層。
予防的健康維持層(ウェルネス志向):
疾患予防や体重の緩やかなコントロールを目的とし、血糖値管理やウェルネス向上を日常的に行いたい層。
栄養補完・サポート層:
食事制限による栄養不足リスクを認識し、タンパク質や必須ビタミン・ミネラルの確実な補給を目的とする層(医薬品利用者も含む)。
このような具体的ニーズに対し、市場ではすでに具体的な商品展開が始まっています。例えば、アメリカのSupergut社が小売大手Target社と提携し、GLP-1の働きをサポートする腸活・代謝サポート商品を販売開始した事例です。これらの商品は、満腹感や血糖値コントロールをサポートする設計であり、GLP-1関連薬の補完的な位置づけとして注目されています。
この積極的な企業行動は、特定の消費者ニーズに応じた多角的アプローチの重要性を示しており、GLP-1サプリOEM市場の大きな可能性を裏付けています。
GLP-1サプリOEM開発を成功に導く素材選定と確かなエビデンス
多角的アプローチを実現する素材の機能とエビデンス
GLP-1サプリOEM開発においては、特定の機能に単一的に作用する素材ではなく、複数の側面から消費者ニーズに応える素材の組み合わせが、設計の成功を左右します。
1. GLP-1分泌サポートを期待される素材
難消化性デキストリン、グルコマンナン(食物繊維系):
これらは腸内細菌による短鎖脂肪酸産生を促し、小腸のL細胞からのGLP-1分泌を間接的に刺激する可能性が示唆されています。
DHA/EPA(オメガ3脂肪酸):
研究により、小腸のGLP-1分泌細胞に直接作用し、分泌を促進する作用があるとされています。
ターミナリアベリリカ由来没食子酸(機能性関与成分):
臨床試験において、GLP-1分泌促進に加え、糖・脂肪の吸収抑制という多面的な機能性が確認されており、差別化に寄与する素材として注目されています。
2. GLP-1ユーザーの栄養課題に対応する素材
DHA/EPA(オメガ3脂肪酸):
食事量の減少に伴い摂取不足が懸念される必須脂肪酸(DHA/EPA)の補給源として機能します。
マルチミネラル+脂溶性ビタミン:
食事制限下で不足しがちな、カルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンD・B12などの微量栄養素の確実な補完を目的とします。
これらの素材が相互に補完し合う点がポイントとなりますので、GLP-1 サプリ OEM開発では複数素材の組み合わせが効果的といえます。
差別化戦略:エビデンスの質と国際基準を満たす素材選定
GLP-1サプリOEM開発における素材選定は、エビデンスの質と差別化要素が、商品の市場優位性を決定づける要因となります。
特にターミナリアベリリカ抽出物は、臨床試験によりGLP-1の分泌促進が確認されており、糖・脂肪吸収抑制との多面的効果により、明確な差別化と優位性を創出できます。
素材選定においては、希少性も重要な要素となります。希少性を明確にアピールできる素材は、競合商品に対する有効な戦略となり得ます。さらに、米国GRAS認証のような国際的な安全性基準を満たす素材を選定することは、商品の信頼性を向上させ、市場での訴求力を強化することに繋がります。
このようにGLP-1サプリOEM開発では単一素材での訴求ではなく、複数の種類のサポート成分を配合する多角的アプローチが、消費者ニーズに応える差別化を実現するでしょう。
注意点とリスク、GLP-1受容体作動薬との混同を避ける
GLP-1 サプリ OEM開発では、医薬品であるGLP-1受容体作動薬との明確な区別が極めて重要です。
消費者は「GLP-1的な機能」という表現から、医薬品と同等の作用を期待する可能性があります。そのため、適切な情報提供・表示が不可欠です。サプリメントは体内のGLP-1分泌をサポートする素材を配合したものであり、医薬品のような直接的なGLP-1受容体への作用機序ではないことを明示する必要があります。
日本の薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、サプリメントで「血糖値を下げる」「痩せる」といった医薬品的効能効果を標榜することは厳しく禁止されています。訴求表現は、「血糖値が気になる方に」「食生活をサポート」といった、適切な表現範囲に厳密に準拠することが求められます。
また、消費者に対する安全性の配慮として、糖尿病治療薬を服用中の方への併用に関する注意喚起や、妊娠・授乳期の使用制限など、重要な注意事項を商品情報に明記することが、GLP-1サプリOEM商品の信頼性確保に直結します。
GLP-1サプリ開発におけるOEM商品開発戦略

配合設計と組み合わせの活用
GLP-1的な働き(血糖値抑制・満腹感維持・食欲抑制)を期待するサプリメント商品開発では、複数素材の組み合わせを意識した設計が重要です。
例えば、糖吸収抑制素材と腸内環境改善素材を組み合わせることで、GLP-1分泌促進の可能性を高める設計などが、OEM商品開発において注目されています。
具体的には、サラシアエキスが糖の分解段階で作用する一方、プロバイオティクスは腸内L細胞からの内因性GLP-1分泌を促進するため、異なる作用点での相乗効果が期待できます。このような多角的アプローチは、OEMを活用した差別化において重要な要素となります。
製造プロセスと品質管理の要点
GLP-1 サプリ OEM開発の製造プロセスでは、健康補助食品GMP(適正製造規範)に基づく品質管理が必須です。原材料の受入れから最終商品に至るまで、各工程での品質検証により、商品の安定性が確保されます。
品質管理体制においては、特に機能性表示食品として開発する場合、機能性関与成分の規格化と継続的なモニタリングが不可欠です。
- 製品品質規格を製造ロットごとに確認し出荷判定を行う
- GMP製造管理により、配合のばらつきを最小限に抑える
など、消費者への安定した機能性の提供を保証する体制が求められます。このような高い品質管理体制を持つOEMメーカーを選定することが、信頼性の高い商品開発を実現する上でのポイントとなります。
OEM開発でのコスト管理と商流の最適化
GLP-1サプリのOEM商品開発におけるコスト管理では、MOQ(最小発注量)の設定が重要なポイントの一つとなります。ロットサイズを最適化することで、1個あたりの製造コストを大幅に削減できる可能性があるためです。
OEMメーカー選定においては、品質管理体制と技術力の評価を(程度によりますが)、コストよりも優先すべき場合もあります。製造リードタイムの短縮や、予期せぬ需要変動への柔軟な対応力は、販売機会の損失を防ぐ上で極めて重要です。
販売会社側のサプライチェーン最適化においては、サプリ原材料価格の変動リスクを考慮した長期契約の締結が有効です。さらに、定期的なサプライヤー監査を実施することで、品質維持とコスト削減を両立させ、競争力のあるGLP-1サプリ事業につながります。
まとめ
いかがでしょうか。GLP-1サプリ市場は医薬品市場の動向と消費者ニーズの多様化に伴い、今後も急拡大が見込まれる分野です。しかし、市場で優位性を確立するためには、高度な素材のエビデンス、薬機法を遵守したリスク管理、そして安定した品質管理体制が不可欠です。
この複雑な市場で、エビデンスに基づいた差別化設計と、厳格なGMP体制を両立させることは、一社単独では容易ではありません。
東洋新薬は、長年にわたり機能性表示食品の開発を支えてきた確かな実績と、科学的知見を有しています。市場で勝ち抜くための独自素材の活用、緻密な配合設計、そして法規制を網羅した万全の体制をお求めなら、ぜひ東洋新薬へご相談ください。GLP-1サプリOEM開発における、信頼できるパートナーとして貴社のビジネスを確実にサポートします。

東洋新薬は健康食品・化粧品業界を陰で支えるODEM(ODM&OEM)メーカーとして、世界の人々の『健康と美』への期待に『価値』で応えていくことをミッションとしています。 本サイトでは通販ビジネスにかかわるすべての皆様に様々な情報をお届けしています。
関連情報
機能性表示食品の商品開発を例に、健康食品・サプリメントのOEM製造の流れを細かくまとめた資料です。お客様側とOEM側のそれぞれの対応や注意点などをご紹介します。
関連記事
-
1
- ヘルスクレームの例は何がある?機能性表示食品届出の“注意点”と“抑えるべき3つのポイント”
- 健康食品・サプリ記事
- 商品開発
-
2
- 機能性表示食品の「表示」を解説。記載義務や禁止事項とは
- 健康食品・サプリ記事
- 商品開発
-
3
- 機能性表示食品の「エビデンス」を解説 ~有効性・安全性の担保
- 健康食品・サプリ記事
- 商品開発
-
4
- 機能性表示食品の「届出」を解説。事前準備から事後対応まで
- 健康食品・サプリ記事
- 商品開発
-
5
- 機能性関与成分とは?概要から分析方法まで解説
- 健康食品・サプリ記事
- 商品開発
-
- 開発実績多数あり!「免疫ケアタブレットOEM CRL1505乳酸菌」の商品カタログ資料
-
- Wellness Daily News 健康食品 Inside Out 大麦若葉青汁ができるまで
-
- Wellness Daily News サプリ製造の現場から 東洋新薬品質保証編/工場内部へ
-
- インドマンゴスチンエキス末のご紹介
-
- CRL1505乳酸菌のご紹介
-
- 開発実績多数あり!「インドマンゴスチン脂肪・BMIケアタブレットOEM」の商品カタログ資料
-
- 開発実績多数あり!「溶けやすいプロテイン粉末飲料OEMイージーパウダー™」の商品カタログ資料
-
- 商品開発担当者向け 機能性表示食品届出の「3つの壁」~事例から見たその回避術
-
- 開発実績多数あり!「飲みこみやすいイージータブ® ブラックジンジャーサプリメント」の商品カタログ資料
-
- 健食・化粧品商品開発専用スペース「クイックラボ渋谷(QLS)」のご案内
-
- OEM 商品企画~製造の流れガイド~【健康食品・サプリメント編】
-
- 黒ショウガエキス末のご紹介
-
- 「売れる青汁」は主原料に注目!差別化商品を生み出す5つのポイント
-
- コロナ禍で市場拡大? 市場データと事例から見る「青汁」商品開発のヒント
-
- 機能性表示食品 免疫ケアタブレットCRL1505乳酸菌
-
- 機能性表示食品 脂肪・BMIケアタブレット
-
- 溶けやすいプロテイン粉末飲料
-
- イージータブ®サプリメント
-
- オーラルケアタブレット
-
- 特保の青汁
-
- 機能性表示 ダイエットサプリ






































