【化粧品OEM開発のお悩み解決!④】OEMメーカーとうまく話が嚙み合いません・・・~OEMメーカーの上手な使い方~
- 2021.07.30
Vol.4の今回は、「OEMメーカーの使い方」をご紹介します。
「提案してくれない」「話がかみ合わない」・・・商品開発プロセスにおけるOEMメーカーの上手な使い方
化粧品開発で他社OEMメーカーとプロジェクト進行中のお客様から、「成分はお客様側で検討ください、と提案してくれなかった。」
「難しい技術用語を連発されて、会話がかみ合わなかった。」その結果、商品開発プロジェクトが遅々として進まない・・・といったお困りごとを、よく耳にします。長年OEM開発にプロとして携わる我々からすると、ここには大きく2つの問題点が潜んでいる気がしてなりません。1つ目は「お客様側の相談の仕方」。2つ目は「OEMメーカー側の姿勢」です。
上手なOEMメーカーへの相談の仕方
まずは、自社および開発ご担当者であるご自身のリテラシー(知識度、理解度)を、OEMメーカー側に正しく伝えることから始めましょう。
ご承知の通り化粧品には膨大な成分と機能、さらに組み合わせや剤型との相性などが存在します。そして、お客様もOEMメーカー側も知見や経験の差、得手不得手があり千差万別です。これらが正しくかみ合わないと、「お互いの強みを活かしあう」という理想的な協業関係は生まれません。
ですので、なるべく早いタイミングで「自社とご自身の経験や状況、知識のレベル感」を正直に伝えることが大切なのです。
これを行わないと双方で相手はどこまでわかっているんだろう、との「探り合い」が必要になり、OEMメーカー側はご担当者を開発経験が豊富な方だと「思い込み」、提案時に専門用語を連発してお客様はちっとも理解できない、という「すれ違い」が生じてしまいます。
そして「提案ください」の内容を、もう一歩踏み込んで行うことも重要です。
「我々はこの分野の知識が豊富ではないので、御社から成分を提案していただけますか?」
「どのような成分がマッチするかイメージが湧きません。最適な成分をいくつか提案ください」
といった具合です。
それでも提案してくれなかったら
リテラシーや状況をきちんと伝えて、明確に提案をリクエストしても提案してくれなかったとしたら。それはそのOEMメーカーに提案する機能がないのかもしれません。
中には、大手企業からの受託がほとんどだったり、受け身型で製造だけを得意とするOEMメーカーも存在します。残念ながらその場合は「提案してほしい」というスタンスは、難しいかもしれませんので、他の委託先をあたりましょう。
そもそも商品開発には長い期間と多大な工数が必要です。前述の要領でしっかり状況と要望を伝えてもなかなか改善されない場合は、たとえプロジェクトの途中であっても思い切って相談先を変える選択をされるお客様も決して少なくありません。
皆さまにとって、最適なOEMメーカーと巡り合えますように。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
東洋新薬は健康食品・化粧品業界を陰で支えるODEM(ODM&OEM)メーカーとして、世界の人々の『健康と美』への期待に『価値』で応えていくことをミッションとしています。 本サイトでは通販ビジネスにかかわるすべての皆様に様々な情報をお届けしています。
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