「売れる」洗顔料の化粧品・コスメ OEM商品開発の秘訣:市場を制する処方戦略・価格・失敗しないパートナー選定

  • 2025.11.14

この記事で分かること

  • 市場をリードするために不可欠な、洗顔料のタイプ別処方技術と製造の注意点。
  • 低刺激・炭酸・医薬部外品など、競争優位性を確立するための特殊な技術要件。
  • 企画から納品までの製造フロー、ロット別のコスト戦略、品質保証体制(化粧品GMP認証)。
  • OEM商品開発における失敗事例とその回避策、最適なパートナーを選定するポイント。
  • 自社開発のリスクを最小化し、市場ニーズに合った商品を確実に世に出す方法。

多くの化粧品・コスメブランドからさまざまな洗顔料が発売され、その競争は激化しています。
その中で、貴社の洗顔料は市場で明確に差別化できていますか?

洗顔フォームは既存の枠を超え、低刺激処方や高濃度炭酸洗顔、医薬部外品など、高機能化のニーズが急速に高まっています。しかし、これらの特殊な処方や商品形態の商品開発・製造には、それぞれ異なる高度な技術力と設備が求められます。

自社だけでこのハードルをクリアし、市場優位性を確保するのは容易ではありません。

そこで、専門技術と豊富な実績を持つOEM/ODMメーカーを戦略的な開発パートナーとして活用する選択肢が、差別化されたアイテムを生み出し、ブランド価値を高める近道となり得ます。

本記事では、化粧品・コスメの商品開発・企画担当者の皆様が直面する課題を解決するため、洗顔料の化粧品・コスメ OEM商品開発の市場動向から成功事例、そして失敗しないためのパートナー選定のポイントまでを徹底解説します。

洗顔料の種類とOEMメーカーの処方対応力

洗顔料タイプ別の特性と処方開発・製造のポイント

洗顔料OEM開発する場合、タイプによって処方開発・製造において技術的に求められるものが異なります。
タイプ別の処方開発・製造の注意ポイントは以下の通りです。

洗顔フォーム

洗浄力と肌への刺激のバランスのために重要な、界面活性剤の配合バランスと安定化技術が必要。
クリーム状の洗顔料では製造技術の精度が、洗浄力と保湿性の両立を左右する。

固形石鹸

油脂のけん化反応の適切なコントロールが必要(石鹸メーカーに歴史が長い企業が多いのは、このためでもある)。

泡洗顔料

エアゾールタイプ:発泡剤の配合と、容器内での安定性確保が重要。
フォームタイプ:界面活性剤の割合が泡立ちに影響。容器のメッシュの粗さなど容器と処方の相性も重要。

パウダータイプ

粉末は湿気に弱く、固化や変質の原因に。
洗浄力の面とともに、吸湿防止と粒子径の均一化が品質維持にとって重要。

このように、各商品形態で求められる処方技術や製造設備が異なるため、OEMメーカーの対応力を事前に確認することが第一歩です。特に、医薬部外品対応や特殊成分配合を検討する場合、薬事面の対応や技術的専門性も求められます。

低刺激処方から炭酸・薬用まで対応可能な技術力

洗顔料OEM開発は活発化しており、多様なニーズに対応できる技術力がOEMメーカーに求められています。
以下、ニーズごとに注目される理由と、求められる技術について解説します。

低刺激処方

敏感肌市場が拡大し、さまざまな特集やランキングなどで取り上げられるなど注目度が高い。
アルコールフリー、サルフェートフリー、石油系界面活性剤フリーなどの「フリー処方」が標準的に。
マイルドな界面活性剤を選定し、保湿成分を適切なバランスで配合する技術力が必要。

炭酸洗顔

血行促進のはたらきがあることや泡の心地よさなどから、人気アイテムとして定着。
高濃度の炭酸ガスを安定して配合する技術が、商品の差別化につながる。
粉末タイプのアイテムでは炭酸ナトリウムと有機酸の反応制御、エアゾールタイプでは安定した発泡力を持続させる処方設計が重要。

医薬部外品

医薬部外品対応も変わらず重要なアイテム。
ニキビ予防・肌荒れ防止など、効能効果に応じて有効成分が異なる。
開発した処方ごとに申請を行い、厚生労働省の承認を得る必要あり。

処方タイプ 技術的ポイント 主な効果
低刺激処方 マイルド界面活性剤使用、保湿成分配合 敏感肌、乾燥肌向け
炭酸洗顔 炭酸ガス安定化技術、反応制御 毛穴ケア、くすみケア
医薬部外品 有効成分の配合 ニキビケア、肌荒れ予防
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洗顔料OEM開発の製造フローと品質保証

企画から納品までのフロー

洗顔料OEM開発における企画から納品までの流れは通常、以下のステップで構成されます。

  1. OEMメーカーと打ち合わせを行い、商品コンセプト設計やターゲット層の設定を行う。
  2. 試作品を作成し、使用感を確認する。
    内容物に適した容器選定も同時に進める。
  3. 処方や仕様が確定したら、薬事関連手続き・パッケージデザイン・安定性など各種試験を行う。
    化粧品:「製造販売届出」
    医薬部外品:「製造販売承認申請」(申請~承認に5〜6ヶ月程度を要する)
  4. 製造準備:OEMメーカーにて資材調達と生産ライン確保を行ってもらう。
  5. 製造・品質検査を経て納品。
    処方や仕様の決定後も、資材調達やデザイン・色調・薬事申請などに時間がかかるため、4~7ヶ月の期間を要する。

ロット規模別の製造対応と納期

洗顔料OEM開発におけるロット規模別の製造対応については、OEMメーカーのもつ設備規模によるところが大きく影響します。そのため、自社の規模や予算に応じた検討が必要です。

  • 小ロット生産の場合、在庫リスクを軽減し初期費用を抑えることが可能になる一方、商品単価は割高です。
  • 最小ロットは1,000本から、3,000本からなどOEMメーカーによって異なるため、注意しましょう。
  • 一方、10,000本以上の大量生産であれば、小ロットに比べ商品単価を15~20%程度削減できることもあります(処方や容器など仕様によって異なります)。
  • 安定した販売チャネルや顧客を持つ企業であれば、大ロットで生産する方が効率的です。
  • 納期面では、資材のリードタイムはOEMメーカーと関係なく、また、ロットに関らずかかりますが、小ロット生産は大量生産より短縮できる場合があります。もちろんOEMメーカーの受託状況によるため、都度相談しましょう。

GMP認証取得と品質保証体制

洗顔料OEM開発における品質保証体制は、商品の安全性と信頼性を決定づける重要な要素です。

ISO22716(化粧品GMP)は、製造管理および品質管理に関する国際基準。取得しているOEMメーカーであれば、安心・安全な商品製造の証明となります。多くの優良なOEMメーカーが化粧品GMPを取得しており、顧客満足度向上のための体系的な管理体制を構築しています。

自然・オーガニック系の商品開発をするのであれば、ECOCERT・COSMOS認証といった認証取得も、OEMメーカー選定時の基準となります。

洗顔料OEM開発の価格

商品形態別の原価構成と価格帯分析

洗顔料OEM開発の原価構成は、商品形態によって異なります。
洗顔料の原価構成は一般的な化粧品と同様、「原材料費(バルク)」と「容器包装」に分けられます。

原材料費(バルク)

洗浄剤として主に用いられる界面活性剤の影響が大きいです。一般に、サルフェート系洗浄剤よりもアミノ酸系洗浄剤のほうが高いとされます。
ほかに泡質や洗いあがりの調整を行うために界面活性剤や保湿剤を増やした場合、原価が上がります。

容器包装

デザインにもよりますが、化粧水などに用いられるボトル容器よりチューブ容器は安価です。
一方、フォーマーポンプは、構成するパーツが多いため、高めです。

処方制限の影響

洗顔料は容量・容器選択だけでなく、石油系界面活性剤・サルフェートフリーといった処方制限も、原価に影響を及ぼします。

洗顔料の市場価格帯は数百円程度~数千円まで幅広く、その原価率は、販売チャネルや広告手法によっても異なりますが、一般的に、消費者向け販売価格の20%程度が目安となります。
こうした形態別の特性を理解した上で最適な組み合わせを検討・選択することが重要です。

商品形態 原材料費の傾向 容器包装費 製造費の特徴 消費者向け価格帯 評価
洗顔フォーム 洗顔フォームを平均的とした場合 洗顔フォームを平均的とした場合 安定性重視 500~3,000円 ドラッグストア〜百貨店まで幅広く展開。
固形石鹸 洗顔フォームより低く抑えることが可能なことが多い 使用中の容器はないため安価にできる 製造工程複雑
(工賃も高くなりがち)
100~1,500円 大量生産で低価格は可能、手作り系で高価格帯のものもある。
泡洗顔 洗顔フォームより少し高めのことが多い フォームポンプ・エアレス容器など専用容器のため高くなる エアゾールであれば設備的に高くなるケースある 1,500~4,000円 容器コストが高く、価格帯もやや高め。

パッケージ・容器による差別化

洗顔料OEM開発を検討する際、パッケージや容器の選定は商品の印象だけでなく、コストやブランド戦略にも大きく影響します。特にフォーマータイプは、泡で出てくる手軽さが魅力ですが、容器の構造が複雑でパーツ数が多いため、製造コストはやや高めです。

しかし、フォーマータイプはチューブ・エアゾール・固形石鹸と違い、レフィル(詰め替え)対応が可能という大きな利点があります。サステナブル・エコ志向の高まりにより、プラスチック使用量を抑えられるレフィル容器は消費者からの支持も高まっています。そのため、定期購入サービスやサブスクリプション型販売との相性が良く、長期的なコスト削減につながります。

また、化粧箱の表面加工だけでも、コスト幅は大きなものがあります。例えば、PP貼のラミネート加工からニス加工に変更するだけで、ロットが10,000個であれば数万円のコスト差になります。もちろん、各ブランドの世界観がありますので、よく検討しましょう。

コスト面では、パッケージ形状の変更も有効です。ワンタッチ式と底組み式、キャラメル形式と底組み式など、切り替えることでコストが変わります。細かな部分では蓋の高さ調節や紙の厚みを変えることで紙の使用量が減り、コスト削減につながります。

こうしたエコパッケージの導入は、物流コストを削減しつつ、環境に配慮したブランドイメージの確立という差別化にもつながります。さらに環境配慮のブランドイメージを強化するには、バイオマスプラスチックや再生素材、生分解性素材などの包装資材の採用も、検討しましょう。

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洗顔料OEM商品開発の成功事例/失敗事例から学ぶポイント

成功事例、失敗事例イメージ画像

低刺激洗顔料の成功事例

敏感肌向け低刺激洗顔料の開発事例を紹介します。
これらは日本だけでなく、世界でもよく知られた事例です。

セタフィル(ガルデルマ)

敏感肌用スキンケアブランドとして75年の実績。
ナイアシンアミド、パンテノール、グリセリンを配合した処方で、差別化を実現しています。

ラロッシュポゼ(日本ロレアル)

フランスで誕生した、敏感肌向けのスキンケアブランド。
ニキビ肌・敏感肌向けに特化し、日本でも皮膚科推奨ブランドとして定着しています。

OEM商品開発における失敗事例と回避策

洗顔料OEM商品開発の失敗事例としてもっとも多いのが、「漠然としたターゲット設定」のまま検討を進め、市場ニーズとの乖離があるまま商品化されてしまうというケースです。ターゲットが曖昧な商品は、販売で苦戦を強いられます。

また「差別化された良い商品を作ろう」として高機能な成分にこだわり過ぎた結果、「販売価格が想定の2倍になってしまった・・・」といったケースも、決して珍しくありません。

開発段階でのOEMメーカーとの失敗事例では、試作品のフィードバックの「感覚のすれ違い」が挙げられます。「保湿力を上げてほしい」というのは洗顔料においてよくある要望です。OEMメーカーが保湿成分を増量した試作品を提示したところ、顧客が求めていたのは「洗い上がりのしっとり感」であった、などです。

回避策としては、企画段階でのペルソナ設定と、試作品フィードバック項目の数値化です。
こうした点も自社に寄り添って商品開発してくれるか、OEMパートナーは慎重に選定しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。本記事では、洗顔料の化粧品・コスメ OEM商品開発における、市場競争力を高めるための重要なポイントを解説しました。

成功への最速ルートは、特殊な技術要件や品質保証体制(ISO22716/化粧品GMP)など、自社で賄うには時間、コスト、リスクを伴う要素を、専門技術と実績を持つOEM/ODMメーカーに戦略的に委ねることです。自社リソースを「ブランド戦略」に集中し、高難度の開発・製造は信頼できるパートナーに任せる。この選択が、成功への道筋を明確にします。

東洋新薬は、高機能処方(低刺激、炭酸、医薬部外品)への対応力と、企画段階からの詳細なサポート体制により、貴社ブランドの競争優位性確立をきめ細かくご支援します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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