国内・世界の 健康食品・サプリ関連 展示会 総まとめ!- 開催時期と規模・特長・活用方法まで徹底解説

  • 2025.10.09
展示会イメージ

健康食品・サプリメントの業界で成功を収めるには、常に変化するトレンドをいち早くキャッチする必要があります。
こうしたトレンドの最前線を体感できるのが、展示会です。

今回は、主だった国内/海外の健康食品・サプリ関連の展示会を総まとめ!

開催時期や場所、規模などの基本情報から、そこで得られる情報、そしてどの展示会をどう活用することで新たなビジネスチャンスにつながるのか、そのメリットや活用法を、詳しく解説します。

目次
1.主要な国内 健康食品・サプリ 展示会 開催時期/会場・特長
2.構成展の独自性・特長
3.展示会視察で得られる情報・メリット
4.海外の展示会を視察する前に – 4つの注意点
5.海外の健康食品・サプリ国際展示会
5-1.アメリカ
5-2.東・東南アジア
5-3.その他地域(欧州・中東・南米)
6.まとめ

主要な国内 健康食品・サプリ 展示会 開催時期/会場・特長

毎年注目すべき展示会が多数開催される健康食品業界。
主だったものをご紹介します。

「食品開発展2025」

https://hijapan.info/

  • 2025年10月15日~17日/東京ビッグサイト
  • 食品の健康、美味しさ、安全と品質そしてフードロングライフに関しての展示会
  • 40,000人の来場が見込まれる

「Wellness Tokyo 2025」

https://wellnesstokyo.com/

  • 2025年11月26日~28日/東京ビッグサイト
  • 日本最大級の健康食品・コンディショニング専門展
  • 出展は約300社・30,000人の業界関係者の来場が見込まれる

「健康博覧会」

https://www.this.ne.jp/

  • 2026年2月25日~27日/東京ビッグサイト
  • 「健康」分野に関するビジネストレードショー
  • 健康食品原料、OEM/ODMサービス、健康機器、リカバリーウェア、寝具など幅広く展示

「ifia JAPAN 2025」「HFE JAPAN 2025」

https://www.ifiajapan.com/

  • 毎年5月/東京ビッグサイトで同時開催(次回は2026年5月27日~29日)
  • 食品素材や食品添加物、健康・機能性食品素材に関する最新情報、食品のおいしさ・安全・機能に関する情報が集まる

「健食原料・OEM展2025」

https://www.healthfoodexpo.jp/

  • 毎年4月開催(次回は2026年4月16日~17日)/東京国際フォーラム
  • 健康食品の原料やOEMサービスに関する情報が収集できる
  • 有楽町駅徒歩1分、東京駅徒歩5分とアクセス良好

このように、健康食品に関連する展示会は、年間を通じて開催されます。
これらの展示会は、業界の最新トレンドを把握し、ビジネスチャンスを広げる絶好の機会となるでしょう。

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構成展の独自性・特長

健康食品関連の展示会は、それぞれいくつかの構成展からなることがあります。
ここでは一定の規模があり、独自の特長を持つ構成展を紹介します。

「ヘルスイングリディエンツジャパン」

  • 「食品開発展2025」の構成展の1つ
  • 健康食品・サプリメントだけでなく一般の食品、飲料、菓子などに利用される新しい素材や注目の素材が集まる
  • 関連して健康食品・サプリメントのOEMメーカーも出展しており、技術面も含めた最新トレンドも把握できる

「Wellness Food Japan」

  • 健康食品・機能性食品・自然食品・サプリメントなどに特化した日本最大級の専門展示会
  • 国内外の素材・OEM・PB開発サービスが集結
  • 試食・試飲や専門セミナーを通じて、新製品企画に役立つ情報や差別化のための情報を見つけることも可能

「健康食品&サプリメントEXPO」

  • 健康食品・サプリメント・予防医療・美容・フィットネスなどを網羅する国内最大級のBtoB展示会
  • OEM・PB開発に必要な情報を探したり、機能性素材の探索、最新トレンドの把握にも役立つ展示会
  • 「Beauty & Wellness EXPO」などの専門展も同時に開催されており、幅広く情報収集ができる役立つ場として活用可能

展示会視察で得られる情報・メリット

メリットのイメージ

ここからは、健康食品・サプリメーカーの商品開発・マーケティングご担当者が展示会を訪れることで得られる情報と、メリットについて解説します。

①市場トレンド

最大のメリットは、最新の健康食品トレンドを一度に把握できることでしょう。
例えば、プラントベースフードや健康長寿関連製品、GLP-1関連などの「ウェイトウェルネス」、品質と安全、おいしさなど、市場の最前線で何が注目されているかを、まとめてリアルに把握できます。

②味や香り、食感

ブースによっては試食やデモを行っているところも多くあります。スペック表だけでは分からない製品の味や香り、食感あるいは使用感を直接体験できるため、自社製品開発の参考になります。

③OEMメーカー情報

BtoBの商談コーナーでは、原料メーカーやOEMメーカーと直接交渉し、詳しいデータやリードタイム、ロット、サイズなどを短期間で確認することも可能です。

④海外トレンド

海外の情報を求めている場合は、「Natural Products Expo West」のような大規模展示会で、健康食品の世界的トレンドが把握できます。以前は展示商品が市場に出るまで2〜3年かかっていましたが、近年ではタイムラグが短縮し、すぐに店頭に並ぶケースも増えています。自社の商品開発の方向性を早く決定するための、貴重な情報源として役立つでしょう。

⑤市場ニーズ・商品企画のヒント

展示会は市場ニーズと商品企画のヒントを同時に得られる貴重な機会です。来場者の多くは同じ立場ですから、その反応や各ブースの訴求方法を観察することで、どんな健康テーマが刺さっているか、どんなパッケージやコピーが響いているかといったことが肌感覚で把握できます。

また、このところ展示会ではフェムケア・メンタルケア・腸活・抗老化などの新しい切り口が次々と登場しており、これらを自社ブランドにどう落とし込むかのヒントが得られます。試食・体験型ブースでは、味・剤形・食感・使用感などの確認もでき、D2Cや通販展開における差別化ポイントの発見にもつながります。

さらに、セミナーや講演では消費者インサイトやSNSトレンド、機能性表示食品制度の最新動向など、企画立案に直結する情報が得られるため、展示会は単なる製品探索ではなく、ブランド戦略を磨く場として活用できます。

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海外の展示会を視察する前に - 4つの注意点

注意点のイメージ

海外市場への進出を目指す健康食品メーカーにとって、国際展示会は貴重な情報収集とビジネスチャンス創出の両方ができる場です。貴重な機会を無駄にしないために、以下のことに気を付けましょう。

①視察の目的を明確化する

海外の展示会を視察するにあたってもっとも重要なことは、目的の明確化です。市場調査なのか、サプライヤーの開拓なのか、あるいは自社製品の代理店獲得なのかを決めることで、展示会での行動プランが具体的になります。

②展示会選定のポイントは?

展示会を選定する際は、開催地の市場特性、来場者の質と量、競合出展状況を十分調査しましょう。
特に健康食品業界では、アジア市場向けの「Vitafoods Asia」や欧米向けの「Natural Products Expo」など、地域特性を反映した展示会が効果的です。

③効率的な情報収集のための準備

効率的に情報収集するため、競合製品・ベンチマーク製品のチェックポイントを事前に整理しておくことも大切です。製品スペック、価格戦略、デザイン性などを分析シートにまとめると、効率的に短時間で多くの情報を整理できます。

④言語の壁を乗り越える

言語の壁を越えるには、通訳サービスの事前確認が不可欠です。多くの国際健康食品展示会では多言語対応のスタッフやサービスを提供しているため、事前に問い合わせておくと安心です。

海外の健康食品・サプリ国際展示会

国際展示会のイメージ

アメリカ

世界最大の健康食品・サプリメント市場であるアメリカの展示会では、日本に入ってくるトレンドの先取りができるといわれます。米国市場進出を検討している日本の健康食品メーカーにとって、これらの展示会は市場理解と人脈・ネットワーク構築の面で大きなメリットがあります。中小企業にも配慮したサポート体制も各社から提供されています。初めての海外展示会でも専門の通訳サービスや商談アレンジメントサービスを利用できるため、ハードルを下げることができます。

「Natural Products Expo West」

https://www.expowest.com/en/home.html

  • アナハイム(カリフォルニア州)で毎年3月に開催される世界最大規模の健康食品展示会
  • 約3,600の出展社・約86,000人の来場者規模
  • 健康食品、機能性食品、サプリメント、美容・生活雑貨まで幅広く網羅し、最新トレンドが集結
  • 健康食品市場の最新トレンドを一足先に知ることができる
  • 展示される製品が1〜2年後に世界市場で主流となる傾向があるため、日本企業にとって貴重な先行指標となる

「SupplySide West」

https://www.supplysideglobal.com/en/home.html

  • ラスベガス(ネバダ州)で10月に開催
  • 原料サプライヤーに特化した展示会として高い評価を得る
  • 健康食品のOEM商品開発を検討している企業にとって、最新の機能性原料や製造技術を知るには絶好の機会

東・東南アジア

東・東南アジア地域では、以下のような展示会が開催されます。特長は、英語だけでなく日本語対応スタッフも配置されていること。言語の壁を感じることなく、情報収集や商談を進めることができます。健康食品OEM商品開発を検討している企業にとっては、アジア各国のサプライヤー、製造委託パートナーと直接対話できる貴重な機会となるでしょう。

中国

「HNC健康栄養展」

https://www.hncexpo.com

  • 上海で毎年6月に開催、この地域では最大規模の健康食品展示会
  • 約2,500社の出展と120,000人を超える来場者を誇る
  • アジア最大の健康食品市場である中国のトレンドが把握できる
  • OEM・PB開発に役立つ出展も多数

シンガポール

「Vitafoods Asia」

https://www.vitafoodsasia.com/en/home.html

  • ASEAN市場への進出を目指す企業にとって重要な窓口となる展示会
  • 2025年は650社以上の出展が予定されている
  • アジア諸国の異なる規制や市場特性について一度に情報収集できる点が大きな魅力

インドネシアまたはタイ

「Food Ingredients Asia」

https://www.figlobal.com/asia-thailand/en/home.html

  • アジア最大級の食品・飲料原料展示会
  • 2025年は9月にタイ・バンコクで開催・750社以上が出展
  • 代替タンパク質や機能性素材、OEMサービス関連が出展
  • ASEAN市場の最新トレンドや規制情報を一度に把握できる商談と情報収集の場として注目

台湾

「Taiwan Healthcare+ Expo」

https://expo.taiwan-healthcare.org/zh/

  • アジア最大級の医療・ヘルスケア・バイオテクノロジー展示会
  • 2025年は12月に開催・600社以上が出展
  • スマート医療、機能性食品、予防医療などが集結
  • 医療機関や企業との連携を促進し、アジア市場の最新技術と商談機会を提供する注目イベント

その他地域(欧州・中東・南米)

他の地域においても健康ニーズの高まりから、健康食品・サプリメントの展示会が開催されています。

欧州

「Vitafoods Europe」

https://www.vitafoodsinsights.com/events/vitafoods-europe

  • 毎年5月に開催(2025年はスペイン・バルセロナ)
  • 健康食品業界の欧州最大の展示会として注目
  • 約1,400社が出展、25,000人以上の来場規模
  • EFSA(欧州食品安全機関)による厳格な品質基準で知られる欧州市場の最新動向を把握できる

中東

「Gulfood」

https://www.gulfood.com/

  • アラブ首長国連邦・ドバイで開催
  • 中東最大級の食品全般を対象とした展示会
  • 健康食品・機能性食品・ナチュラル製品・オーガニック製品などのセクションも年々拡充
  • 近年急成長するハラル認証健康食品市場の動向など中東・イスラム圏市場を探るうえで有益な場

南米

「Fi South America」

https://www.figlobal.com/south-america/en/home.html

  • ブラジル・サンパウロで開催(2025年は8月)
  • 南米最大級の食品原料展示会
  • アサイーやカムカムなど現地の天然素材を活用した健康食品が多数出展
  • 機能性・ナチュラル志向の製品開発に役立つ情報が集まる
  • 南米市場のトレンド把握の場として注目

健康食品メーカーは、各地域の独自の規制や消費者の嗜好、市場を理解するための貴重な情報源として、これらの展示会を活用できるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。健康食品業界の展示会は、単に製品を探す場ではなく、ブランド戦略を磨き、ビジネスチャンスを広げるための重要な機会です。

特に、日々忙しい商品開発やマーケティング担当者の方々にとって、国内外のトレンドやOEMメーカーの情報を一度に効率よく収集できる展示会の活用は、今後の事業展開を左右する鍵となります。

東洋新薬では、最新トレンドを踏まえた商品開発をサポートし、お客様のブランドに最適なソリューションを提供しています。展示会で得たアイデアを形にしたい、あるいは次のトレンドを捉えた新商品開発を検討している場合は、ぜひ一度、お気軽に東洋新薬にご相談ください。

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商品開発に携わってきた東洋新薬の視点から、過去実際に「売れた商品」に共通した7つのポイントを、ご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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