ペプチドの魅力〜最新グローバル事例紹介

  • 2024.05.08

前回は、いま日本でもトレンドになりつつあるペプチドについて、どのような機能や原料があるのか、詳しく解説しました。今回は、大手グローバル化粧品ブランドにおける最新のペプチド活用事例をご紹介します。

目次
1.前回のおさらい:ペプチドとは?
2.グローバルブランドのペプチド事例紹介!
2-1.①クリニーク
2-2.②ドランクエレファント
2-3.③ドクターペプチ
3.配合する種類は多い方がよい?
4.まとめ

前回のおさらい:ペプチドとは?

ペプチドには、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、シワやたるみを改善する働きがあります。最新の研究により、さまざまな種類のペプチドが、肌の再生や保護に効果を発揮することが明らかになっています。

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グローバルブランドのペプチド事例紹介!

最近、世界中の化粧品トップブランドが、ペプチドを配合した商品を続々とリリースしています。
ここでは3例、ご紹介します。

①クリニーク

アメリカの化粧品会社エスティローダーグループの傘下にあるブランド、クリニークは、「スマートリペアシリーズ」として、アイクリームやクリーム、美容液などを販売しています。

このシリーズには、「CL1870ペプチド複合体TM」と名づけられたペプチドが3種配合されたコンプレックス成分が、共通の独自成分として配合されています。

その3種は、以下の通り。
アセチルヘキサペプチド−8
パルミトイルトリペプチド−1
パルミトイルテトラペプチド−7
肌をキュッと引き締め、ハリがある肌に導くことを目指しています。

②ドランクエレファント

現在は資生堂傘下となっている、アメリカ発クリーンビューティーの走りであるドランクエレファント。ペプチドを積極的に配合することで知られています。

中でも「プロティニ ポリペプチドクリーム」には、なんと9種類ものペプチドが配合されており、ふっくらハリ肌に導くクリームです。

・ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド
・アセチルジペプチド−1セチル
・アセチルオクタペプチド−3
・アセチルヘプタペプチド−4
・アセチルテトラペプチド−2
・パルミトイルトリペプチド−1
・パルミトイルテトラペプチド−7
・アセチルテトラペプチド−5
・アセチルヘキサペプチド−8

ドクターペプチ

最後は、肌の基礎体力を底上げする成分としてペプチドに注目して2015年に立ち上がった、韓国発のブランド「ドクターペプチ」。20-30代をターゲットとして、若い頃からペプチドケアをすることによりトラブルを抑え、エイジングに向けた将来の肌に備えるケアを提案するブランドです。

「ペプチドボリュームシグネチャーエッセンス」は、酵素バブルが肌の上で発生し、マッサージをしながら成分をじっくり浸透させて使うエンターテインメント性があるエッセンスです。17種類のペプチドが配合されており、リニューアルの度に数が増えています。

・SYN-HYCAN(トリフルオロ酢酸テトラデシルアミノブチロイルバリルアミノ酪酸ウレア)
・アセチルヘキサペプチドー8
・アセチルジペプチドー1セチル
・トリペプチドー1銅
・パルミトイルペンタペプチドー4
・パルミトイルテトラペプチドー7
・パルミトイルヘキサペプチドー12
・ルミトイルトリペプチドー1
・ノナペプチドー1
・アセチルテトラペプチドー5
・ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド
・ジペプチドー2
・ヘキサペプチドー9
・ヘキサペプチドー11
・ペンタペプチドー3
・パルミトイルトリペプチドー5
・トリペプチドー1

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配合する種類は多い方がよい?

こうしてみると、1商品に多くのペプチドを配合している方が魅力的に感じるでしょうか。しかし、各原料の評価データを把握しているプロの立場からすると、ただ種類を多く配合すればよいのか?といえば、そうとは言い切れない、というのが正直な感想です。

各ペプチドにはさまざまな強みがあり、それぞれに最適な用途があります。また、商品開発の意図によって考えられる配合アイテムも変わってきます。

目元、頬のたるみ、あるいは肌を労わりながら修復がなされる、短時間で効果が出やすいなどなど、各研究開発者は特化したソリューションを提案し、開発を行っています。各ペプチドの素晴らしい評価結果を十分に消費者に表現できないもどかしさはありますが、せめてブランドオーナー様には、それぞれのペプチドの魅力をお伝えしたい次第です。

まとめ

日本以外の国では、すでにエイジングケアの代名詞成分として定着しているペプチド。新規開発商品にペプチドを採用することで、実際にお使いいただく消費者の期待を超える効果を実現できます。

新たなペプチドの開発も次々と進んでおり、美容の可能性は無限大といえます。東洋新薬もペプチドを活用した化粧品OEM/ODMの実績が豊富にあります。ぜひ、ペプチドを活用した革新的な化粧品を検討される際には、お気軽に東洋新薬へお声がけください。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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