エイジングケア「ヒト幹細胞」コスメ・化粧品とは?~OEM商品開発・製造時のポイントも解説

  • 2022.01.14

シワ改善コスメ市場の拡大をはじめ、高齢化が進む社会において、エイジングケア化粧品の需要は今後も拡大していくことが予想されます。

そこで今回は、エイジングケア化粧品に配合される話題の美容成分「ヒト幹細胞培養エキス」をご紹介します。

目次
1.「幹細胞」とは?
2.化粧品に使用される「ヒト幹細胞培養液」とは?
3.幹細胞そのものでないと効果がない?
4.「ヒト幹細胞培養液」化粧品の歴史
5.「幹細胞コスメ」とは?
6.OEM商品開発~「ヒト幹細胞コスメ」商品開発・製造時の注意点
6-1.医薬部外品には配合できない
6-2.エイジングケアのイメージ訴求が可能な「乾燥小じわを防ぐ」効能効果
7.まとめ

「幹細胞」とは?

幹細胞とは、「自己複製能」と、さまざまな細胞に分化する「多分化能」を持った特殊な細胞です。

私たちの皮膚においても、真皮層と表皮層それぞれに、幹細胞が存在します。

先端医療の現場ではヒトのある部位から採取した幹細胞を培養し、体に戻すという再生医療が行われています。医療では「ヒト幹細胞」そのものが利用されていますが、化粧品では「ヒト幹細胞培養液」のことを指しますので、注意しましょう。

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化粧品に使用される「ヒト幹細胞培養液」とは?

前述の通り、化粧品における「ヒト幹細胞」コスメの多くは、ヒト幹細胞そのものではなく、培養液です。

パッケージの裏面にある全成分表示には、「ヒト幹細胞培養液」「○○培養エキス」と記載されます。ヒト幹細胞は、「ヒト幹細胞そのもの」を化粧品に配合することは認められていません。パッケージおよび広告では、消費者に誤解を与えない表現にすることが必要です。

化粧品OEMのパッケージのデザインや材質などが気になる方はこちらの記事もご覧ください。
>関連情報:化粧品OEMの容器・パッケージはどう選ぶ?4つの機能から上手に考えるコツ

幹細胞そのものでないと効果がない?

培養液の中には、複数のサイトカイン(成長因子)や組織を構成するためのコラーゲンやヒアルロン酸など、多様なタンパク質が含まれています。

コラーゲンやヒアルロン酸、成長因子は加齢と共に失われ、産生能力が落ちることが知られています。そのため、ヒト幹細胞培養液に含まれる多様なタンパク質やサイトカインにより肌細胞が活性化するほか、アンチエイジング作用、育毛などにさまざまな機能を発揮します。

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「ヒト幹細胞培養液」化粧品の歴史

日本では、「ヒト幹細胞培養液」化粧品が登場したのは2012年頃と言われています。

各国で規制が異なり、アメリカや韓国ではそれ以前から普及していましたが、中国では現在も利用することができません。輸出を検討される際は、ご注意ください。

「幹細胞コスメ」とは?

ひとくちに「幹細胞コスメ」と言っても、「ヒト幹細胞培養液」配合以外にも、さまざまなアプローチがあります。以下、幹細胞に関連する成分をご紹介します。

ヒト由来幹細胞培養液
前述の通り、代表的な幹細胞培養エキスです。採取する部位により脂肪由来、臍帯由来、歯髄由来などがあります。

植物由来幹細胞エキス
希少な植物や豊富な栄養素を含んだ果物などの幹細胞を採取し、培養したエキスです。
希少性、耐久性など、素原材料にストーリー性を持つことが多いジャンルです。
ヒト由来とは異なりサイトカインは含まれていませんが、細胞賦活作用など、多種多様な効果をもつ成分群です。

幹細胞に働きかける美容成分
植物エキスなどその他の成分で、皮膚の幹細胞を活性化するエビデンスデータをもっている成分群です。

続いて、「ヒト幹細胞」を活用した実際の商品事例をご紹介したいと思います。

ヒト幹細胞×化粧水
ヒト幹細胞は、タンパク質やEGFやFGFといった成長因子を多く含有しています。細胞賦活作用で、肌を若々しく保ちます。

ヒト幹細胞×美容液
豊富な栄養成分を含んでいることから、最も人気のある組み合わせです。他の美容成分とも組み合わせ、パワフルなエイジングケアセラムにすることも可能です。

ヒト幹細胞×パック
クリームマスクのような濃厚なエイジングケアパックで、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出す肌再生パックとして商品化検討がおすすめです。

ヒト幹細胞×シャンプー
ヒト幹細胞は、育毛にも機能を発揮するといわれているため、化粧品だけでなく、髪が気になる方向けのシャンプーとしても活用が見込めます。

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OEM商品開発~「ヒト幹細胞コスメ」商品開発・製造時の注意点

ここからは、「ヒト幹細胞コスメ」のOEM商品開発・製造時の注意点を解説します。

医薬部外品には配合できない

残念ながら、ヒト幹細胞エキスは、医薬部外品に配合できません(2021年12月現在)。
そのため、話題の医薬部外品「シワ改善」には配合することができず、ヒト幹細胞培養エキスのイメージである「再生」や「成長因子」といったキーワードから連想される別の成分をご検討するのがオススメです。詳しくは、OEMメーカーにご相談ください。
ヒト幹細胞を使用しない「医薬部外品」や「シワ改善」の開発が気になる方は下記をご覧ください。

>関連情報:一般的な化粧品と医薬部外品の違いを教えてください~医薬部外品化するメリットとデメリット~
>関連情報:誰もが気になる「シワ」~対策・改善商品企画のヒント

エイジングケアのイメージ訴求が可能な「乾燥小じわを防ぐ」効能効果

シワを訴求しつつ、ヒト幹細胞培養エキスを配合するもう一つの方法として、抗シワ試験*を実施した「乾燥による小じわを防ぐ」が効能効果として示せる処方を採用するのはいかがでしょうか。この場合、「化粧品」としての製品開発となるため、ヒト幹細胞培養エキスの配合が可能です。

*日本香粧品学会:抗シワ機能評価試験ガイドラインに基づいた評価試験

まとめ

いかがでしょうか。今回は、その高い機能性から注目・人気度の高まる「ヒト幹細胞培養液」と、幹細胞に関連する成分についてご紹介しました。

これまではエイジングケアを中心とした高価格帯のスキンケアにのみ配合されていましたが、最近では、毛髪関連製品やシリーズ共通成分として利用され、広がりをみせています。

エイジングケアコスメ・化粧品の商品開発時に、これらをキー成分・メイン成分としてご検討の際は、お気軽に東洋新薬までお声掛けください。

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医薬部外品の商品開発を例に、化粧品・コスメのOEM 製造の流れをできる限り細かく、お客様側とOEM 側でそれぞれどのような対応があり、またどういった点に注意すべきなのかをまとめた資料です。

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