【化粧品OEM開発のお悩み解決!⑩】追加でバルク試験が必要になり、スケジュール通りに進みません・・・~化粧品OEMのスケジュールとコストを事前に管理するヒント~
- 2021.12.10
Vol.10の今回は、化粧品OEMでスケジュールやコストが予定外になってしまうよくある原因と、未然に防ぐヒントをご紹介します。
- 目次
- 1.化粧品OEM開発 試験の予定はお早めに
- 2.各種試験には期間とコストがかかる
- 3.まとめ
化粧品OEM開発 試験の予定はお早めに
下記の赤文字の文章を追加。
————————–
化粧品はバルクと呼ばれる中身と、容器などの材料の2種の素材から構成されており、化粧品をOEM製造する際には、それぞれについてのさまざまな試験を行います。(特に化粧品の中身に対する試験のことを、総称して「バルク試験」と呼びます)
製造プロセスの中に既に組み込まれているパッチテストや容器試験はもちろん当初のスケジュールに加味されていますが、マスト事項でないオプションとして実施する試験の予定は注意が必要です。
「乾燥による小ジワを目立たなくする」
「ノンコメドジェニック試験済み」
「アレルギー試験済み」
などの化粧品の効果や肌への安全性をパッケージや広告で示すためには、バルク検体を専門の試験機関へ提供してバルク試験を行い、合格する必要があります。そのため、開発当初からこの試験実施と期間を念頭に入れてスケジュールを立てることが重要です。
現実には、商品開発プロセスが進み、パッケージ制作の段階になって競合品のパッケージを見て「この試験も実施したい」となるケースが少なくありません。
予定していなかった試験が加わるとその分スケジュールが遅延し、商品の発売時期に影響を及ぼす恐れがありますので、注意しましょう。
各種試験には期間とコストがかかる
それでは、試験にはどのくらいの期間とコストがかかるのでしょう?
例えば、ノンコメドジェニックテストの期間では約2か月、アレルギー試験では約3~5か月、乾燥小じわ試験だとなんと4~5か月もの期間が必要です。合否判定が判明するまではパッケージの制作が進められないため、あらかじめスケジュールで見込んでいないと製造工程が大きく遅延し、発売する季節が変わってしまいます。
また、各試験を実施する際のコストも予算に組み込んでおく必要があります。例えばノンコメドジェニックテストやアレルギー試験は、約30~50万円程度。乾燥小じわ試験は200万円前後にもなります(剤型や条件によって変動します)。
これらのスケジュールと予算を想定せず化粧品商品開発を進めてしまうと、実施したい試験を諦めざるを得ず(あるいは次期改版の時期まで待たざるを得ず)、パッケージなどでの訴求ができないことで市場での競争力が弱まってしまうという深刻な結果につながります。
まとめ
化粧品の商品開発は容器のリードタイムが足かせになる事はよく知られていますが、試験も同様に時間を要するものです。試作のラリーを繰り広げている早い段階から、必要な試験を検討する(期間と予算を含めて)ことをお勧めします。
東洋新薬は化粧品・コスメのOEM商品開発をトータルでサポートします。ぜひお気軽に、ご相談ください。
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