【化粧品OEM開発のお悩み解決!⑮】製造委託先を変更することはできますか?〜「容器」編

  • 2022.05.26

「製造委託先を変更することはできますか?〜「乗り換え」時の注意点」では、「OEM製造委託先を変更する際の注意点」として、 1. 現在の契約内容を確認しよう 2. 同一処方の踏襲はできない ということを解説しました。Vol.15の今回は、その続編として、 3. 容器の変更 に関する注意点を解説します。

目次
1.続・製造委託先は変更することができますか?〜容器の変更
2.まとめ

続・製造委託先は変更することができますか?〜容器の変更

製造委託先を変更する際、多くのお客様は容器もそのまま踏襲したいと希望されます。製造委託先が変わっても、容器はそのまま同じものを使い続けることは、できるのでしょうか?

結論から言えば、現行商品が「お客様側で容器を決定し、発注している」か、「容器の選定および調達を委託先に委任している」かにより、異なります。

お客様側で容器メーカーと直接交渉、発注しており、いわゆる「支給容器」として製造委託先に提供している場合は、そのまま使用できます。ただし、印刷されている「製造販売元」と「全成分」の表記を変更する必要があります。

加えて、以下の3つの注意点があります。

1.前回解説した通り、製造委託先を変更することで内容物の処方に変更が生じます。それに伴い、容器と内容物の相性を改めて確認する必要があり、安定性上問題がないか試験を行う必要があります。

2.その容器が新しい委託先で充填できるかを確認する必要があります。容器の形状やサイズ、充填方法によっては、新たな製造委託先が対応できずに外注となり、コストやスケジュールに影響が出る可能性があります。早い段階で確認しておきましょう。

3.従来品と同じ仕上がりか、を確認する必要があります。新たな委託先で問題なく製造できた場合でも、ロットの印字方法やチューブの仕上がり寸法、シールパターンなどが異なる場合があります。市場のチューブ製品をよく見てみると、シール部分に横線や縦線、斜め線が入っている、また両端のカットが尖っている、丸いなど、仕様がさまざま異なっています。一見小さな違いですが、見比べてみるとかなり違いが生じます。そのため、新委託先でディテールがどこまで踏襲できるか、確認しておきましょう。

このように容器発注を自社で行うお客様がいる一方、多くのお客様は、自社ブランドの容器メーカーや型番はご存じない方の方が多いのではないでしょうか。

この「容器の選定および調達を委託先に委任している」場合、同一の容器を探し出すのはかなり困難です。よほど特殊な形状しているなど特長があれば特定できる場合もありますが、加飾を施したりしていると、同じ容器を調達することは非常に難しくなります。

そのため、現実的には「現行品と似た新しい容器に切り替える」ことになります。その場合も前述の注意点と同様、安定性に問題がないか、どこまで踏襲できるか、ディテールまでしっかり確認することが大切です。

このように、容器の差し替えは何かと手間がかかります。新たなパッケージでの商品撮影もやり直さなければなりませんし、非常にエネルギーを要します。しかし、容器の適度なマイナーチェンジは消費者に新鮮さを提供し、使い勝手を改善する機会と捉えることもできます。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!Vol.1

まとめ

いかがでしょうか。前回から2回にわたり、OEM製造委託先を変更する際の注意点について解説しました。委託先の切り替えは何かと神経を使い、大変ではありますが、今後も安心してビジネスを継続するためのより良いパートナーを探す作業とも言えます。

貴社の要望に真摯に向き合う、良いパートナーと巡り合えることを願っております。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!Vol.1

化粧品OEM商品開発における「よくあるお悩み」について、具体的な解決のためのヒントを解説します。

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