【OEM担当者様向け】市場が注目するスキンケア成分「アゼライン酸」で、貴社商品に新たな付加価値を

  • 2025.09.03

近年、スキンケア市場で「アゼライン酸」が注目を集めています。

海外では医薬品として広く知られており、米国FDAによって承認されていることからも、その安全性が確認されています。日本では医薬品成分としては承認されていませんが、化粧品への配合が可能な成分であり、日本国内での認知度も急速に上昇しています。特に、肌トラブルに悩む方々から高い関心を集めています。

今回は、化粧品・コスメOEM商品開発をご検討の企業担当者様向けに、アゼライン酸の魅力と、その開発・市場展開におけるポイントをご紹介します。

目次
1.アゼライン酸とアゼライン酸誘導体
1-1.アゼライン酸とは
1-2.アゼライン酸誘導体とは
2.ニキビ治療薬として世界各国で使用実績のあるアゼライン酸
3.アゼライン酸の美容効果
4.市場におけるアゼライン酸への関心の高まり
5.他の成分と組み合わせて効果アップ
6.まとめ

アゼライン酸とアゼライン酸誘導体

アゼライン酸とは

アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物に含まれる天然由来の物質、飽和ジカルボン酸です。
肌のコンディションを整える働きがあり、ニキビ予防からニキビ跡のケアまでトータルにサポートし、さらに美白作用も期待できる成分として、近年のスキンケア市場で機能性の高い成分として評価されています。
水に溶けづらいため、クリームやオイルベースの美容液に配合されています。

アゼライン酸誘導体とは

代表的な例は、アゼライン酸に保湿作用のあるグリシンを結合させた、アゼロイルジグリシンKといわれる成分です。
アゼライン酸と同様の効果が期待でき、低刺激性であるため、乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。
ニキビケアユーザーに好まれやすいテクスチャーである、さらりと軽いウォ-ターベースの美容液にも配合可能です。

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ニキビ治療薬として世界各国で使用実績のあるアゼライン酸

欧米では、アゼライン酸はニキビ治療薬として医薬品に用いられており、アメリカやヨーロッパでは皮膚科で処方されることも多く、肌荒れや皮脂の過剰分泌を防ぐ効果が期待されています。

注目すべきは、アジア諸国では韓国をはじめとする多くの国で、アゼライン酸を化粧品に配合することができない点です。そのため、アゼライン酸配合の化粧品は「日本製ならでは」のアイテムとなり得ます 。

日本においては、アゼライン酸を医薬部外品(薬用化粧品)に配合することはできません。そのため「ニキビケア」を前面に打ち出すことはできないものの、化粧品には配合可能です。実際に、アゼライン酸を配合した美容液やクリームが続々と登場しており、「アゼライン酸=ニキビケア」というイメージが広まりつつあります。

国内では、かねてからロート製薬がクリニック専売スキンケア製品としてアゼライン酸配合製品を販売していましたが、昨今の注目度の高まりから、通信販売でも製品を展開しています。

アゼライン酸の美容効果

アゼライン酸には以下の美容効果が期待されており、ニキビやニキビ跡の色素沈着ケアなど、スキンケア商品開発に貢献します。

  • ニキビケア: アクネ菌を減らし、ニキビや肌荒れを防ぐ。
  • ターンオーバーの正常化:肌のターンオーバーを正常化させることで、毛穴や色むら、ニキビ跡を目立たなくする効果が期待できる。
  • 皮脂抑制: 過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴詰まりを防ぐことでニキビの発生を抑制する。
  • 抗炎症・抗菌作用:肌荒れやニキビの悪化を防ぐ。
  • 美白作用:炎症による色素沈着を防ぎ、肌本来の透明感を保つ働きが期待できる。
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市場におけるアゼライン酸への関心の高まり

関心の高まりのイメージ画像

市場でのアゼライン酸への関心の高まりは、以下のデータからも明らかです。

  • 「@cosme」でアゼライン酸配合商品を検索すると、2025年1月以降に発売された商品だけでも50件近くあり、化粧水、乳液、美容液、シートマスクなど幅広いアイテムが登場しています。
  • 「Amazon」でのアゼライン酸関連商品の販売数は、2024年5月頃から増加傾向にあり、人気が広まっていることがうかがえます。
Amazon「アゼライン酸」商品販売動向(見本商品数100)

海外での医薬品としての実績と安全性を考慮すると、アゼライン酸は今後さらに市場での広がりが期待できる成分です 。

他の成分と組み合わせて効果アップ

アゼライン酸は、他の成分と組み合わせることで、より効果的な処方開発が可能です。以下に、相性の良い成分を紹介します。

  • 保湿成分(ヒアルロン酸、セラミドなど): 乾燥を引き起こしやすいアゼライン酸と組み合わせて使用することで、保湿力を高めます。
  • 肌荒れ防止成分(グリチルリチン酸ジカリウムなど): 肌荒れを防ぎながら肌のコンディションを整えます。
  • 美白成分(ビタミンC誘導体など): くすみケアに効果が期待できます。
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まとめ

当社は、長年にわたる化粧品開発で培った豊富なノウハウと、高品質な原料調達力を活かし、アゼライン酸を配合した美容液やクリームなど、多様なスキンケアアイテムの開発が可能。お客様のニーズに合わせ、最適な処方提案が、東洋新薬の強みです。

今後さらに注目が集まることが予想されるアゼライン酸を活用した化粧品・コスメのOEM商品開発をご検討の際は、ぜひお気軽に東洋新薬までお問い合わせください。

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医薬部外品の商品開発を例に、化粧品・コスメのOEM製造の流れをまとめた資料です。お客様側とOEM側のそれぞれの対応や注意点などをご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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