「オリジナル原料」は作れる?化粧品OEMメーカーが教える3つの手法

  • 2026.01.13

この記事で分かること

  • ブランドの競争力を高める「オリジナル原料」の重要性
  • 完全な新規開発に伴うコストや時間の課題とハードルの高さ
  • 「発酵」「熟成」「ブレンド」を活用した3つの原料開発手法
  • 独自素材「発酵セラミド」に見るOEMメーカーの活用事例

「他にはない、唯一無二の化粧品・スキンケアを作りたい」・・・化粧品・コスメのブランドオーナー、商品開発ご担当者であれば、誰しもそう考えることでしょう。

多くの化粧品が市場に溢れるいま、自社製品を差別化するにはどうすれば良いのでしょうか?消費者に選ばれる、唯一無二の商品を開発する答えの一つが、「オリジナル原料」を使用することです。

そこで今回は、オリジナル原料を手に入れる、比較的実現しやすい3つの手法をご紹介します。発酵や熟成、既存原料の組み合わせなど、アイデア次第で貴社の化粧品・コスメに独自性を持たせる手法を、具体的に解説します。

化粧品・コスメの「オリジナル原料」が求められる理由

化粧品・コスメの「オリジナル原料」イメージ

近年、化粧品・コスメ業界では商品の「オリジナリティ」が重要視されており、「オリジナル原料を作りたい」というご相談をいただくことが増えています。

自社独自のオリジナル原料を持つことは、ブランドの個性や価値を強化し、他社製品との差別化を図る上で大きな強みとなります。これにより、市場での競争力を高め、ブランドの独自性を強く打ち出すことが可能です。

しかし一方で、「オリジナル原料なんて、ハードルが高すぎるのでは?」といった不安の声も聞かれます。確かに、イチから素材を探して化粧品のオリジナル原料を開発するのは、大変な作業です 。

例えば、新しい植物を原料として使うには、安定供給の確保、栽培方法の確立、抽出技術の開発、安全性試験、そして薬機法に適合するための膨大なデータ取得など、乗り越えるべきハードルが多数存在します。これらのプロセスには多大な時間と費用がかかるため、特に中小規模のブランドにとっては大きな負担となります。

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オリジナル原料を生み出す3つの手法

東洋新薬では、これまでの豊富なODM/OEM製造実績と知見から、オリジナリティのある原料を開発できる手法をご提案しています。

以下に、その中でも特に実現しやすい3つの手法を、具体的な事例も交えてご紹介します。

1. 発酵技術を活用する

発酵技術を利用した化粧品原料が、いま、美容業界で注目を集めています。

ヨーグルト

発酵とは、微生物(酵母・乳酸菌・麹菌など)が有機物を化学変化させる現象のことです。食品においては、日本では味噌や醤油、世界ではチーズ、ヨーグルトなどの発酵食品が古くから親しまれてきました。実は化粧品としても古くから用いられており、江戸時代に流行った「紅」(頬紅・口紅)は、発酵の技術が使われた化粧品です。紅の原料となる紅花(ベニバナ)を発酵させ、乾燥・加工して作られていました。現在も化粧品に発酵技術は用いられており、「発酵コスメ」「発酵スキンケア」として、注目を集めています。

植物エキスや特定の成分を発酵させることで、新たな機能や特徴を持った化粧品原料を生み出せます。微生物(酵母・乳酸菌・麹菌など)の力を借りることで、もともとの原料に含まれる有用成分(ポリフェノールやアミノ酸など)の濃度を高め、機能性を高める効果が期待できます。

乳酸菌

代表的な例としては、「豆乳発酵液」のように、発酵によって付加価値をつけた原料が挙げられます。発酵化粧品原料を専門に提供するメーカーも増加傾向にあり、この技術を活用して原料のカスタマイズを行い、独自性のある製品開発に取り組みやすくなっています。

2. 原料を熟成させる

原料を「熟成」させることでも、新たな機能性を持たせることが可能です。

ウイスキーやワインの樽

熟成とは、原料自体がもつ酵素の力によって化学変化が起こることです。ウイスキーやワインなどは、長い時間をかけて適切な環境下で保管・熟成させることで味や香りを変化させて楽しむ、代表的なお酒です。一方、うどんやパンは、小麦粉をねった生地を寝かせることでもちもち感を生み出します。これも、時間は短いものの熟成の一種となります。

化粧品原料における発酵を活用した事例としては、例えば、特定のオイルを特殊な機器を用いて熟成させることで、抗酸化力が向上したり、肌への浸透性が高まるといった事例があります。この手法も、比較的実現しやすい手法の一つと言えるでしょう 。

とはいえ、上記2つの方法は一定量の原料製造が必要になり、少量では対応ができないため、製造量が多くなるという課題があります。
しかし、製造が少ない場合でもオリジナル性を持たせることは可能です。

3. 複数の原料を組み合わせる「オリジナルブレンド」

イチから新しい原料を開発するのが難しい場合でも、既存の原料を組み合わせて独自のブレンドを作るという手法があります。

  • 複数の植物エキスを組み合わせて一つの化粧品原料として独自性を持たせる
  • 肌への効果をより高めるために最適な組み合わせを設計する

といった方法です。

この手法であれば、既存の原料を使いながらも、まるでオリジナル原料であるかのように見せることができ、商品に個性を与えられます。

さらに、このブレンドに「〇〇独自配合」「〇〇コンプレックス」などといった独自の名称をつけることで、オリジナリティをさらに強調できます。また、そのブレンドに込められたストーリー性や、ビジュアルが魅力的な成分で構成することで、ブランドの個性もより一層強化されることでしょう。

東洋新薬の独自素材「発酵セラミド」のご紹介

東洋新薬では、佐賀大学協力のもと開発した「発酵セラミド※1」という独自素材があります。

  • 「発酵セラミド」とは、焼酎の製造に使用される「白麹菌」(Aspergillus kawachii)から抽出される天然の美容素材です。
  • 佐賀大学との共同研究を行い、白麴菌から抽出したエキス「発酵セラミド」にグルコシルセラミド※2が含まれており、皮膚バリア機能改善効果があることを確認しました。
  • 麹菌に含まれるグルコシルセラミドは、経口摂取や塗布により肌の保湿作用を示すほか、美容・健康・医療分野において多くの有用性が報告されており、植物や動物由来のグルコシルセラミドに関する研究報告は年々増加しています。また、麹菌が生み出した日本酒などをコンセプトにもつ化粧水やパックは、昔から日本女性にとってなじみのある美容アイテムです。
  • 「発酵セラミド」は、肌のバリア機能の要であるセラミドの産生促進効果・タイトジャンクションの形成促進効果によって、バリア機能を高め、うるおいのある肌を守る機能性成分として、独自性のある製品開発にご活用いただくことができます。


※1 アスペルギルス培養エキス液
※2 セラミドにグルコースが結合した構造をとる物質の総称。皮膚への塗布や経口摂取により保湿作用を亢進することが報告されている。

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まとめ

いかがでしょうか。本記事では、オリジナル原料を生み出す3つの手法についてご紹介しました。

イチから「完全オリジナル化粧品原料」を作るのは大変な作業ですが、今回ご紹介したように、発酵や熟成といった技術の活用、あるいは複数の原料を組み合わせるブレンドといった手法で、商品にオリジナリティを持たせることは可能です 。

これらの手法は、化粧品・コスメのODM/OEM製造を検討されているブランドオーナー企業にとって、商品の差別化を図るための強力な選択肢となります。

東洋新薬では、これらの手法をはじめ、企画段階からの詳細なサポート体制により、貴社ブランドの競争優位性確立をきめ細かくご支援します。専門知識豊富なスタッフのもと、長年にわたる化粧品開発で培った豊富なノウハウと、高品質な原料調達力を活かし、お客様のご要望に応じた幅広いご提案・開発が可能です。
化粧品開発をご検討の際は、ぜひ一度、お気軽にお問合せください。

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化粧品OEM商品開発における「よくあるお悩み」について、具体的な解決のためのヒントを解説します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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