乳液を超えた?シートマスクの再ブレイク

  • 2024.11.13

さまざまな話題のアイテムが次々と登場する美容・スキンケア業界。今回は、最近再び脚光を浴びている「シートマスク」のトレンドについて、取り上げます。

目次
1.インバウンド需要が復活し、シートマスクの販売が好調
2.国内でも化粧水代わりの日常アイテムとしてブームに
3.多彩なラインナップの韓国コスメも需要を後押し
4.価格帯のバリエーションも豊富に
5.まとめ

インバウンド需要が復活し、シートマスクの販売が好調

化粧水や美容液の成分を浸み込ませたスキンケア商品「シートマスク」。シートマスクは「女性用パック」のカテゴリに含まれますが、「クリームを塗ったり、洗い流さなくてもよい」シートマスクはその手軽さから、高い支持を得ています。事実、2023年12月時点での日経POSランキングでは、女性用パック上位15商品のうち実に14商品をシートマスクが占めています。

また、同データでは、「女性用パック」の2023年12月の来店客千人あたりの販売金額は1,509円。19年同月比では38%増、前年同月比でも30%増と、着実に売り上げを伸ばしています。この背景には、美容成分が豊富に含まれている高単価品の人気が上昇しているほか、大容量品の販売も好調で、平均単価を押し上げていることが挙げられます。

シートマスクは、自分用としての需要に加えて、旅行者の求める「手軽なお土産需要」に応えるアイテムです。かつては主に中国からの訪日客による「爆買い」インバウンド需要が目立っていましたが、コロナ禍後の現在は、中国だけでなく世界中からの訪日外国人観光客によるインバウンド需要が急増しています。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!Vol.1

国内でも化粧水代わりの日常アイテムとしてブームに

シートマスクが再ブレイクした背景は、インバウンド需要だけではありません。国内での消費も着実に拡大しています。

調査会社インテージによると、2023年にシートマスクを含む「パック」の市場規模は649億円に到達。「乳液」(614億円)を上回ったことが話題になりました。さらに、タレントのMEGUMIさんが自著「キレイはこれでつくれます」(ダイヤモンド社)の中で「毎日朝晩に、化粧水代わりにシートマスクを使っている」と紹介して話題になったことも、国内トレンドの起爆剤の一つとなりました。

「手ごろな価格で手間もかからないシートマスクを、化粧水代わりに毎日使う」新たな美容法は、女性のみならず男性にも広がりを見せています。

「たまに使う」特別なケアアイテムだったシートマスクは、いまや日常的なスキンケアアイテムとなり、1人あたりの消費量が拡大、売上の増加につながりました。2024年は化粧水タイプのデイリーユースの定着と、美容成分を配合したスペシャルケア訴求商品も売上を伸ばすことが予想され、これまでのピークであった2018年の市場を上回ることが予測されています。

多彩なラインナップの韓国コスメも需要を後押し

さらに、このブームを支えるもう一つの要因として、韓国コスメの多彩なシートマスクのラインナップが挙げられます。

韓国コスメのシートマスクは、コストパフォーマンスの高さと共に保湿や栄養補給、ハリ改善、美白など幅広いニーズに対応したラインナップが充実。独自成分などユニークな商品が続々と市場に登場してドラッグストアやバラエティショップなどで定番化しつつあり、若年層にも支持が広がっています。

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!Vol.1

価格帯のバリエーションも豊富に

さらに注目すべきは、さまざまな価格帯のシートマスクが売れている点です。

手頃な価格のシートマスク商品もこれまで以上に人気を集めており、コストパフォーマンスの高いセルフブランドの大容量商品が売上を伸ばしています。

その一方で、最近では高価格帯のシートマスクの需要も増加しています。これは、美容意識の高まりと共に、「少し高くても、効果があるものを使いたい」という消費者の心理が働いているようです。特に、特別な日の前や疲れが溜まった日のスペシャルケアとして、高機能なシートマスクを購入する消費者が増えています。

例えば、Amazonの売れ筋ランキングを見ると、韓国ブランドとしては、VTCOSMETICSのCICAシートマスクや、ナンバーズインの黄色い色が特徴的なシートマスクなどが人気です。

価格帯バリエーションのうち、お得感があって人気も高いものの例では、LULULUNの フェイスマスクは32枚入りで2,000円以下、コーセーコスメポートのクリアターンフェイスマスクは40枚で1,500円程度というお手頃かつ満足度も高い商品となっています。

高価格帯のものは、ランキング上位にはなかなか見られませんが、アイテムとしては国内海外の大手ブランドのシートマスクはじめ、そのほかにも機能や特長をうたったアイテムが各ブランドから発売されています。

※ランキング及び価格情報は2024年10月時点

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は再ブレイク商品として注目を浴びるシートマスクを巡るトレンドを取り上げました。

いまやシートマスクは、インバウンド需要のみならず国内市場でも、その地位を確立しています。そして今後も、美容成分の進化や機能性の向上により、シートマスク市場はさらに成長していくことが期待されます。

美容トレンドに敏感なブランドの皆さま、ぜひこの機会にシートマスク商品のOEM開発はいかがでしょうか?ぜひ、東洋新薬までお気軽にお問い合わせください。

>お問い合わせはこちら

東洋新薬の化粧品ODM/OEMの「商品開発事例」、売れる商品開発のカギとなる「競合優位性」、「お客様に選ばれる5つの理由」については、下記をご覧ください。

>化粧品OEMの詳細を見る

無料化粧品OEM開発のお悩み解決!Vol.1

化粧品OEM商品開発における「よくあるお悩み」について、具体的な解決のためのヒントを解説します。

関連記事

カテゴリから探す
キーワードから探す
人気記事ランキング
ダウンロード資料一覧を見る
すぐに商品化可能なOEM商品カタログ
サービス
通販ビジネスや商品開発の'ヒント'をお届け!メルマガ登録
化粧品・サプリメント・健康食品 OEMセミナー情報

売れる!化粧品・健康食品の開発なら
東洋新薬にお任せください

化粧品・健康食品のODM/OEMメーカーとして第一線を行く東洋新薬が、
お客様のご要望に合わせ、企画開発から商品設計・製造・生産までトータルサポートします。

※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

お問い合わせ
株式会社東洋新薬

株式会社東洋新薬