【機能性表示食品】インドマンゴスチン由来ガルシノールとは?肝機能への効用を解説

  • 2024.08.05

インドマンゴスチンは東南アジア原産のトロピカルフルーツ。その独特な風味と栄養価の高さから、「果物の女王」とも呼ばれています。特に注目されているのは、その皮に含まれるガルシノールという成分です。この成分は強力な抗酸化作用と抗炎症作用を持ち、肝機能の改善やアンチエイジング効果が期待できます。

本記事は、肝機能への意識・肝機能ケアの需要や肝機能の重要性、インドマンゴスチン由来ガルシノールの効果について解説します。

新たな健康食品・サプリOEM商品開発の一助となれば、幸いです。

目次
1.インドマンゴスチンとは
2.肝機能への意識・肝臓ケアの需要の高まり
2-1.肝機能検査での有所見割合は増加傾向
2-2.肝機能に関する意識調査
2-3.世界における肝臓サプリメント市場が拡大
3.肝機能の重要性とその役割
3-1.世肝機能の重要性:肝臓は臓器で一番のエネルギー生成を行っている
3-2.肝機能には代謝・解毒の役割がある①:肥満との関連性
3-3.肝機能には代謝・解毒の役割がある②:体脂肪との関連性
3-4.肝機能には代謝・解毒の役割がある③:肌との関連性
4.インドマンゴスチン由来ガルシノールの効果
5.まとめ

インドマンゴスチンとは

インドマンゴスチンとは、インドの西部沿岸に自生している、フクギ科に属する植物です。この果実は健康に対するさまざまな効果が認められており、インドの伝統医療であるアーユルヴェーダにおいて、古くから利用されています。

このインドマンゴスチンの果皮から抽出して得られる成分が「インドマンゴスチン由来ガルシノール」です。

ガルシノールは強力な抗酸化作用と抗炎症作用を持ち、肝機能の改善やアンチエイジングに寄与する可能性が示されています。

東洋新薬の試験では、インドマンゴスチン由来ガルシノールは血中のALT値やAST値を低下させる効果があり、肝臓の健康状態を保つために役立つことが確認できました。

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肝機能への意識・肝臓ケアの需要の高まり

肝機能への意識や肝臓ケアの需要は、どのように高まっているのでしょうか。
「有所見割合」「意識調査」「肝臓サプリメント市場」の3点から、解説します。

肝機能検査での有所見割合は増加傾向

近年、健康診断における肝機能検査で有所見となる割合が、増加傾向にあります。
1994年には11.8%だった肝機能検査の有所見率が、2022年には15.8%にまで増加しています。

また、健康診断における有所見の割合を見てみると、肝機能は3番目に有所見の多い項目となっています。

有所見の割合(2022年)
1.血中脂質(31.6%)
2.血圧(18.2%)
3.肝機能(15.8%)

このことから、多くの人が肝臓の健康状態に問題を抱えていることが示唆されます。生活習慣の乱れや肥満が肝臓に悪影響を及ぼすことが明らかになっており、これらが肝機能検査で有所見割合が増加している一因と考えられます。

肝機能に関する意識調査

肝機能に対する意識調査では、「食生活を気にしている妻が夫の体でもっとも気になる臓器」として肝臓が挙げられています。また、「自分の肝臓ケアに意識を向けている人」の8割以上が、配偶者・パートナーの食生活を気にしていることが明らかとなりました。

このことから、肝臓ケアを行っている人は健康意識が高く、家庭全体の健康にも気を遣っている傾向がわかります。

しかし、女性の約8割は肝臓ケアを意識しておらず、約6割は健康診断の肝臓の数値を気にしていません。そのため、肝臓ケアへの関心が薄い層にアプローチする場合は、まずは肝機能ケアの重要性を啓蒙する必要があるでしょう。

世界における肝臓サプリメント市場が拡大

世界における肝臓サプリメント市場は急速に拡大しています。

2023年の市場規模は101億米ドル、2024年には106億3000万米ドルに達すると予測されています。CAGR(年平均成長率)5.3%となり、2028年には市場規模が131億4,000万米ドルに達すると見込まれています。

この市場拡大の背景には、健康意識の高まりと、それに応える新たなサプリメント商品の登場があります。

こうした世界市場の動向から、日本国内の肝臓サプリメント市場も今後の拡大が見込まれます。

日本の消費者も健康意識が高まりつつあり、肝機能改善をサポートするサプリメントに対する需要が増加することが期待されます。

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肝機能の重要性とその役割

肝臓は人間の体内で最も重要な臓器の一つであり、エネルギー生成、代謝、解毒など多岐にわたる重要な役割を果たしています。肝臓の健康は全身の健康に直結しており、その機能を維持することが重要です。

肝機能の重要性:肝臓は臓器で一番のエネルギー生成を行っている

肝臓は基礎代謝において、もっともエネルギー消費が多い臓器です。食事から摂取した栄養素を分解し、エネルギーに変換するプロセスを担っており、他の臓器や組織に必要なエネルギーを供給します。

特に、肝臓はグリコーゲンの貯蔵と糖新生を行い、血糖値の安定化に寄与しています。これにより、脳や筋肉などの他の臓器が正常に機能するためのエネルギーを供給し続けることができます。

エネルギー消費量では、肝臓が全体の27%、脳が19%、筋肉が18%を占めています。これらの数値から、肝臓は人体で最大のエネルギー消費器官であると言えるでしょう。

肝機能には代謝・解毒の役割がある①:肥満との関連性

肝臓は代謝と解毒の中心的な役割を果たしています。特に、肥満との関連性が強く、BMIが25以上の男性では肝機能酵素であるALT値やAST値が増加する傾向があります。

肥満は肝臓に脂肪が蓄積される非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)のリスクを高め、これが進行すると肝硬変や肝臓がんの原因となることがあります。したがって、肥満を予防することは肝機能を維持するために非常に重要です。

肝機能には代謝・解毒の役割がある②:体脂肪との関連性

肝臓は体脂肪の代謝にも深く関与しています。インドで行われた研究によると、BMIが高い人ほど肝機能酵素であるAST値やALT値が有意に増加することが示されています。

これは、過剰な体脂肪が肝臓に負担をかけ、肝機能の低下を引き起こすためです。適切な体脂肪管理は、肝臓の健康維持に直結する重要な要素となります。

肝機能には代謝・解毒の役割がある③:肌との関連性

肝機能と肌の健康には密接な関係があります。1912年にBulkleyによって初めて指摘されたように、肝臓の機能低下は皮膚疾患を引き起こす可能性があります。肝臓は血液中の毒素を解毒し、老廃物を排出する役割を持っています。

肝機能が低下すると、これらの毒素が体内に蓄積し、肌荒れや吹き出物などの皮膚トラブルを引き起こすことがあります。したがって、肝臓の健康を保つことは、美肌を維持するためにも重要です。

インドマンゴスチン由来ガルシノールの効果

冒頭で説明したとおり、インドマンゴスチン由来ガルシノールには「肝機能改善」に有効な成分が含まれています。この成分は強力な抗酸化作用と抗炎症作用を持ち、肝臓の健康を維持するために重要な役割を果たします。

特に、日常生活で生じる肝臓の炎症を抑えることで、肝機能の改善に寄与します。

東洋新薬は、インドマンゴスチン由来ガルシノールを使用した機能性表示食品として初めて認可を取得しました。この製品は以下の3つの点で訴求することが可能です。

1.健常域でやや高めの血中ALT値、AST値を低下させる
インドマンゴスチン由来ガルシノールは、肝臓の健康指標であるALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)とAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)の値を改善する効果があります。これにより、肝機能の正常化をサポートします。

2.日常生活における一時的な活気・活力感の低下を軽減する
抗炎症作用により、日常生活での活力を維持します。インドマンゴスチン由来ガルシノールは、体内のエネルギー生成をサポートし、日常生活における活気や活力を高めます。

3.起床時の疲労感をやわらげる・日常生活における一時的な疲労感をやわらげる
インドマンゴスチン由来ガルシノールの抗炎症作用は、体内の炎症を抑制し、起床時の疲労感や日常生活における一時的な疲労感を軽減します。これにより、快適な生活をサポートします。

インドマンゴスチン由来ガルシノールを機能性関与成分とする「肝機能×活気・活力×疲労感」のトリプル訴求の商品展開が可能です。

インドマンゴスチン由来ガルシノールの多様な効果を活かした商品は、肝臓の健康を守りながら、日常の活力を維持し疲労感を軽減することが期待されます。

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まとめ

インドマンゴスチン由来ガルシノールは、肝機能の改善に寄与する有効成分として、東洋新薬が初めて機能性表示食品として認可を取得しました。

この成分は、肝臓の健康を保ちながら、日常生活における活気と活力の維持、そして疲労感の軽減に効果があります。インドマンゴスチン由来ガルシノールを含む製品は、「肝機能×活気・活力×疲労感のトリプル訴求」が可能であり、健康意識の高い消費者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

肝機能改善、インドマンゴスチン由来ガルシノールに関するOEM商品開発をご検討される際は、ぜひ東洋新薬までお気軽にお声がけください。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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