肌フローラと美肌菌とは?注目の“美肌菌”育成成分をご紹介!

  • 2021.04.28
肌フローラとは

スキンケアでいま注目のトレンド「肌フローラ」と「美肌菌」とは何かをご存じですか?
今回はその仕組みと効果、肌フローラのバランスを整えて「美肌菌」を育てる注目の美容成分をご紹介します。

目次
1.美肌維持につながる「肌フローラ」とは?
2.肌フローラの仕組みと役割
3.美肌菌とは?その働きと効果
4.“肌の育菌”!注目の「美肌菌」育成成分をご紹介
4-1.塗る乳酸菌「エンテロコッカスフェカリス」ほか―肌の育菌
4-2.美肌菌の好物「オリゴ糖」―肌フローラのバランスを整える
4-3.「クララエキス」ほか―抗菌作用のある植物エキス
5.まとめ

美肌維持につながる「肌フローラ」とは?

私たちは、たくさんの菌のチカラを借りて生きています。腸内にも乳酸菌やビフィズス菌に代表されるさまざまな常在菌がおり、生態系を形成しています。これら常在菌が群生する様子があたかもお花畑(=フローラ)のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれ、そのバランスを整えることが健康維持につながると注目されているのは、皆さまもご存じでしょう。

実は、皮膚にも1兆匹以上の皮膚常在菌が住んでおり、多種多様な菌から成る「肌フローラ」を形成しています。最近、この「肌フローラ」のバランスを整えることがすこやかな美肌の維持につながるとして、注目されているのです。

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肌フローラの仕組みと役割

肌は体内のさまざまな器官を外部環境の刺激から守り、体内からの水分の蒸発を防ぐ「バリア」の役割を持っています。肌のバリア機能が低下すると、乾燥しやすくなる、外からの刺激に敏感になりちょっとした刺激が炎症の原因になるなどの肌トラブルを引き起こし、悪循環に陥ります。

多種多様な菌から構成される「肌フローラ」は、健康な肌を守るために重要なバリア機能の保持に関わっています。肌にうれしい働きをする菌を育てて「肌フローラ」のバランスを整えることは、肌を守るために大切なバリア機能を保護することにもつながると考えられています。

中でも表皮ブドウ球菌などの肌にうれしい働きをしてくれる常在菌は「美肌菌」と呼ばれ、メディアでも特集が組まれるなど、最近注目を集めています。

「美肌菌」は皮脂をエサとして、グリセリンなどの保湿成分を産み出して肌のうるおいを保ちます。酸性物質を生み出して肌を弱酸性に保ち、肌に悪影響を及ぼす菌の増殖を抑えるなど、健全な肌状態を保つためにとても重要なはたらきをしています。そのため「美肌菌」を育て、肌への悪影響を及ぼす悪玉菌を抑えて肌フローラのバランスを整えることが健やかな肌環境を維持するために大切と言えるのです。

美肌菌とは?その働きと効果

肌フローラに存在する多種類の菌の中でも表皮ブドウ球菌などの肌にうれしい働きをしてくれる常在菌は「美肌菌」と呼ばれ、メディアでも特集が組まれるなど、最近注目を集めています。

「美肌菌」とは、肌に住む善玉菌の一種で、皮脂をエサとして、グリセリンなどの保湿成分を産み出して肌のうるおいを保ちます。酸性物質を生み出して肌を弱酸性に保ち、肌に悪影響を及ぼす菌の増殖を抑えるなど、健全な肌状態を保つためにとても重要なはたらきをしています。そのため「美肌菌」を育て、肌への悪影響を及ぼす悪玉菌を抑えて肌フローラのバランスを整えることが健やかな肌環境を維持するために大切と言えるのです。

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“肌の育菌”!注目の「美肌菌」育成成分をご紹介

肌フローラのバランスを整えて「美肌菌」を育てる注目の美容成分をご紹介します。

肌フローラのバランスは、常に変化しています。美肌菌は加齢と共に減少するといわれており、体調変化やストレス、洗いすぎなど日常生活の中のさまざまなことがきっかけとなり、バランスがくずれて、肌に悪さをする菌が増えてしまうと、ニキビや炎症などの肌トラブルにつながってしまいます。

塗る乳酸菌「エンテロコッカスフェカリス」ほか―肌の育菌

化粧品成分表示名称「エンテロコッカスフェカリス」という、ヒト由来の乳酸菌を加熱処置した成分があります。

「エンテロコッカスフェカリス」は加齢により減少する「美肌菌」表皮ブドウ球菌を育て、肌フローラが乱れたトラブル肌のバリア機能改善をサポートします。また、肌に悪影響を及ぼす菌の抑制作用も確認されています。

美肌菌の好物「オリゴ糖」―肌フローラのバランスを整える

オリゴ糖は、美肌菌が好んで食べる成分といわれています。ショ糖(砂糖の主成分)と麦芽糖(水あめの主成分)の2種類の糖から作られたオリゴ糖、化粧品表示名称「α-グルカンオリゴサッカリド」という成分があります。

「α-グルカンオリゴサッカリド」は美肌菌のエサとなることで美肌菌を元気に育てて、肌に悪い影響を及ぼす菌の増殖を抑制します。美肌菌が元気な肌フローラのバランスを整えることで、健全な肌状態維持をサポートします。

「クララエキス」ほか―抗菌作用のある植物エキス

美肌菌が元気に増殖し、肌へ悪影響を及ぼす菌の増殖が抑えられている状態が「肌フローラのバランスが良い」状態といわれます。

「クララ」という植物の根から抽出したエキスなど、肌へ悪影響を及ぼす菌の増殖や働きを抑える抗菌作用がある成分により、美肌菌が優位なバランスの良い肌フローラの状態を維持することができます。

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まとめ

いかがでしょうか。今回はいま話題の「肌フローラ」と「美肌菌」についてご紹介しました。本来、肌に備わっているチカラを最大限引き出し、肌荒れを未然に防ぐ「肌の育菌美容」はこれから注目のジャンルです。商品開発に興味のある方は、ぜひ東洋新薬までお問い合わせください。

>関連情報:「エイジングケア「ヒト幹細胞」コスメ・化粧品とは?~OEM商品開発・製造時のポイント

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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