マスクによる肌トラブル対処法とは?~スキンケア商品開発のヒント

  • 2020.10.01
マスク 肌 トラブル

マスクの長時間の着用による肌トラブルに悩んでいる方は少なくありません。そこで今回はスキンケア商品開発のヒントとしてマスクによる肌トラブル対処法をご紹介します。

目次
1.マスクによる肌トラブル 3選
2.マスクで肌トラブルが起こる原因
3.マスクで起こる肌トラブルへの対応
3-1.毛穴つまり、ニキビなど毛穴ケア
3-2.表情筋を鍛える!
4.まとめ

マスクによる肌トラブル 3選

マスクはウイルスの侵入や、喉の乾燥などを防ぐというメリットがある一方で、長時間の着用は肌トラブルの原因になる可能性があります。

まず初めにマスクの着用でよく起こるトラブル3選をご紹介します。

まず一つ目のはトラブルは、「かぶれ」です。長時間マスクを着用すると、マスクと皮膚との摩擦により肌がかぶれることがあります。特に敏感肌の方は注意が必要です。

次に二つ目のトラブルが、「蒸れ」です。マスクの中は閉じた空間となり、呼吸により湿度が高まるため、皮膚が蒸れることがあります。これが毛穴を詰まらせ、肌トラブルを引き起こすことがあります。

最後に三つ目のトラブルは、「赤み」です。かぶれや蒸れにより皮膚が炎症を起こし、赤みを帯びることがあります。また、かゆみを伴うこともあります。

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マスクで肌トラブルが起こる原因

長時間のマスク着用で、これまで感じたことのない肌トラブルに見舞われている方もいらっしゃると思います。マスクの内側の肌は、いったいどのような状態になっているのでしょうか?

  • マスクの内側は、吐く息によって高温多湿の状態になっています。高温多湿は汗や皮脂による毛穴のつまりが発生しやすく、アクネ菌が繁殖しやすい環境です。
  • そして、マスクを外すとこもった湿気と共に肌の水分が一気に蒸発します。乾燥時期のお風呂上がりの、あの無防備な感じです。肌に必要な潤いも一気に外気に奪われてしまいます。
  • さらに、マスク着脱による温度や湿度など環境変化が、肌が備えている「バリア機能」(外部からの刺激から守る機能)を低下させてしまいます。
  • そしてさらに、マスクと肌が摩擦を起こすと、接している部分が細かく傷つき、肌表面がごわついたり、ざらつきなど肌触りが悪くなります。

マスクはこのように、高温多湿、着脱時のバリア機能が低下し、弱っている肌に摩擦が加わる…肌にとっては過酷な環境なのです。

また最近では、マスクで顔が覆われたりソーシャルディスタンスを保つことで、人と会話をすることが減ったり、表情自体を動かすことが減っています。顔の筋肉も使わないと徐々に緩まり、顔全体の下がりにも影響します。また、マスクで隠れない目元の小じわが気になる方が増えた、なんていう話もちらほら…

マスクで起こる肌トラブルへの対応

マスク 肌 肌トラブルへの対応

さまざまなトラブルやお悩みを発生させるマスク。とはいえ、マスクを手放せない日々はまだまだ続きそうです。ここでは、トラブルやお悩みに応じたおすすめのケアやアイテムをご紹介いたします。

毛穴つまり、ニキビなど毛穴ケア

ニキビなどの毛穴トラブルは不要な皮脂などの汚れによって、毛穴の出口がふさがれてしまうことで起こります。ニキビの元のアクネ菌は肌に元々存在する常在菌の1つで、誰もが保有している菌の一種です。

マスク 肌 毛穴つまり、ニキビなど毛穴ケア①

ニキビができてしまって炎症している場合は、まず鎮静ケアでニキビを抑えることが大切です。ニキビケアのスポットクリームや抗炎症作用のある有効成分が配合されている【医薬部外品】アイテムなどがおすすめです。そして、ニキビのケアは保湿も重要なので、化粧水、乳液などの保湿もしっかり行ってください。数週間、化粧品で続けても肌の状態が一向に改善されない場合は、皮膚科のお医者さんに相談してください。

毛穴のつまりやざらつきが気になる場合は、クレンジングや洗顔の落とすケアを見直しましょう。
しかし、マスクによって肌のバリア機能は低下中…そんなときこそ、最近話題の「こすらないスキンケア」「摩擦レス洗顔」などの優しくいたわるように汚れを落とせるアイテムを選ぶことが大切です。

マスク 肌 毛穴つまり、ニキビなど毛穴ケア②

肌は体の中にある様々な器官を外からの刺激から守るだけでなく、水分の蒸発を防ぐ役割を持っています。その際、大きな役割を果たしているのは角層と呼ばれる肌の最外層です。(青枠部分)
この角層は、角質細胞、天然保湿因子(NMF)、細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質で主に構成されています。

マスク 肌 毛穴つまり、ニキビなど毛穴ケア③

低下したバリア機能を回復させるには保湿ケアにプラスして、角層を構成する成分であるセラミドやアミノ酸が配合されているスキンケアアイテムを選ぶことや、アイテムや乳液やクリームなどの保護膜を作って肌を守ってくれる成分がおすすめです。
最近では、医薬品の有効成分として配合されているヘパリン類似物質が医薬部外品の有効成分として認められ、バリア機能を修復するとして広がりを見せています。

表情筋を鍛える!

マスク 肌 表情筋を鍛える!

冒頭でもお伝えしましたが、マスクによって顔の半分が隠れ、表情を気にする機会が減っています。気づくと無表情に…「怒っているの?」なんて聞かれることもあるのではないでしょうか。

肌の下には無数の筋肉や肌の弾力を司る真皮と呼ばれる部分があります。筋肉は使わないとどんどん衰えていきます。例えば1か月間、一度も笑わず過ごし、1か月振りに笑顔を作るとき、顔は思う通りになかなか持ち上がりません。顔の筋肉も身体と同じなのですね。

また、日々のスキンケアにマッサージを取り入れることも効果的で、重めのクリームで顔を内側から外側に向かってやさしくマッサージをすることで、顔の筋肉をしっかり動かすことができます。

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まとめ

今回は、新しい生活様式で増えるマスク着用で起こる肌に関するトラブルと予防について、ご紹介しました。いろいろなスキンケアで自分に合ったものを選び、ご自身の肌と上手に付き合っていきましょう。

>関連情報:スキンケアOEM商品:高濃度炭酸パック

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商品開発に携わってきた東洋新薬の視点から、過去実際に「売れた商品」に共通した7つのポイントを、ご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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