フェムテックとは？フェムケアとの違いや市場動向・関連商品をご紹介

フェムテックとフェムケアの違いとは

一方、フェムケア（Femcare）とは、「Feminine（女性の）」と「ケア（Care）」の掛け合わせた造語で、女性特有の性やホルモン分泌に関連した悩みを解決してくれる製品やサービスで、テクノロジーを使わないものを指します。

フェムテックもフェムケアも女性の健康や性の悩みや課題を解決するという部分では同じですが、テクノロジーを使用するか否かに違いがあり、世界的にはフェムケアはフェムテックの概念の一部とされています。

世界的に拡大するフェムテック市場

フェムテック市場は世界的に成長しています。女性の健康とウェルネスに特化したVC・Coyote Venturesと、フェムテック領域の情報配信やスタートアップサポートを行うNPO団体・FemTech Focusによれば、フェムテック市場は2027年までに1兆1,860億ドル（約138兆円）の市場規模にまで成長すると予測しています。

フェムテックという言葉は2012年、ドイツの月経管理アプリ「Clue」を開発したデンマーク人の起業家が発言したのが始まりとされ、欧米が先駆けとなり、アジアにも広がりをみせています。

新型コロナ禍で健康への意識が高まる中、2021年3月には大手アパレルブランドのGUがフェムテック市場に参入することを発表*し、話題を呼びました。そして「2021ユーキャン新語・流行語大賞」に「フェムテック」がノミネート。さらに日経トレンディが日経クロストレンドと11月3日に発表した「2022年ヒット予測」特集では「フェムテックギア」が10位になるなど、日本でもこれからますます関心が高まると予想されます。

*日本経済新聞 2021年3月8日

まとめ

いかがでしょうか。今回はいま、注目の高まるフェムテックについて、基礎知識から関連する化粧品アイテムについて、ご紹介しました。

このフェムテックに関連して、
・「メンテック」：Men＋Technology：男性特有の身体の悩みを解決するサービス、プロダクト
・「エイジテック」：Age＋Technology：高齢者向けヘルスケアサービスやプロダクト
といったワードも誕生しています。

コロナ禍を経た人々の健康志向の高まりから、これからさらに身体の問題と向き合う、商品やサービスの需要が高まると予想されます。

東洋新薬では肌に優しい低刺激な商品や薬用育毛剤など、さまざまなフェムテック（フェムケア）商品をご提案しています。化粧品・コスメのOEM商品開発をご検討中の際は、ぜひお気軽にお声がけください。