化粧品を構成している成分とは?~注目成分も紹介

  • 2020.12.16
化粧品 成分

化粧品は、さまざまな原料や成分が混ざり合ってできています。商品の宣伝広告やパッケージにも記載があり商品選びの際に目にする機会が多いものの、成分表示や成分名を見ても、聞き慣れないものがほとんどで、いまひとつピンとこない方が多いでしょう。

そこで今回は「化粧品は一体何でできているのか?」その原料や成分についての解説と、「ウィズコロナ」で注目の高まる「肌ケア」美容成分についてご紹介します。

目次
1.化粧品を構成している成分
2.【おすすめ美容成分】「ウィズコロナ」で注目の肌ケア成分
3.まとめ

化粧品を構成している成分

化粧品は主に、水に溶けるもの「水溶性成分」と油に溶けるもの「油溶性成分」で構成されています。

しかし通常、水と油は混ざり合わず、時間が経つと二層に分かれてしまいます。この「水溶性成分」と「油溶性成分」を均一に混ぜ合わされるために多くの化粧品で使用されている成分が「界面活性剤」です。

さらに、商品の特長となることが多い「美容成分」や、商品の品質を保つために必要な「安定化成分」、その他、色味や香りを整えるために使用する「香料」や「着色料」などで、化粧品はできています。

続いて、それぞれの成分についてご紹介します。

●水溶性成分
化粧品を構成する主な成分のうち、水または、水に溶けやすい成分のことです。各種固形や粉状の成分を溶かしたり、肌にうるおいを与えるはらたきをします。水やエタノール、植物油といった天然油脂などから得られ、保湿効果もある「グリセリン」などが使用されています。

>関連情報:水溶性の有効成分ナイアシンアミドを配合したOEM 「シワ改善 保湿クリーム」

●油溶性成分
水に溶けず、スキンケアでは水分の蒸発を防ぎ、肌の水分を保つはたらきや、肌を柔らかくするはたらきをする成分です。「オリーブ果実油」など植物由来のオイルや、動物由来のもの、化学合成により作られたオイルなどが使用されています。

●界面活性剤
水溶性成分と油溶性成分の間を取り持つ成分です。界面活性剤には、いくつかのタイプがあります。東洋新薬では界面活性剤を使用せずに水溶性成分と油溶性成分を混ぜ合わせる特許技術「三相乳化法」を使用した商品開発が可能です。

三相乳化や界面活性剤について詳しくご紹介している記事もありますので、ご興味のある方はぜひ、そちらもお読みください。

>関連情報:三相乳化とは?化粧品事例もご紹介!
>お役立ち資料:三相乳化 技術資料

●美容成分
さまざまな機能をもたらし、商品の特長となる成分です。保湿効果が期待できる「ヒアルロン酸」をはじめ、さまざまな特長をもつ成分があります。広告や販促で使用されることの多い成分ですので、こちらについては後ほどご紹介します。

●安定化成分
商品の使用感を向上させたり、品質を保ち、長期にわたって安心して使用できるような状態を維持するために使用する成分です。液体のとろみやクリームの固さなどを調整する際に使用される「増粘剤」や、商品を開封後も安全な品質で使用することができるように、化粧品を微生物から守る「防腐剤」といわれる成分が使用されています。

出典:
化粧品成分検定 公式テキスト
(リンク http://www.seibunkentei.org/text.html

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【おすすめ美容成分】「ウィズコロナ」で注目の肌ケア成分

美容成分には、美白効果やシワ改善効果、アンチエイジングケアなど、さまざまな特長をもつ成分が多数あります。中でもいま、注目が高まっているのが「肌トラブルをケアする」成分です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、手洗いの頻度が増え、アルコール消毒、外出時のマスク着用など、肌にとって過酷な環境になる「新しい生活様式」へシフトしています。これにより、肌荒れに悩む方が増え、雑誌で特集が組まれるなど「ウィズコロナ」対応商品として注目されているのです。

今回ご紹介するのは、荒れてしまった肌を整える「抗炎症」作用を持つ「グリチルリチン酸ジカリウム」です。これは古くから薬用植物としても親しまれている甘草(かんぞう)という植物の根から抽出され、抗炎症成分として最も利用される成分の1つです。

荒れてカサカサした肌や、ヒリヒリして炎症をしている肌を落ち着かせる抗炎症作用を持ちます。漢方や医薬品にも用いられ、非常に幅広く使われている原料の一つです。

【化粧品成分の関連情報】
「CICA」だけじゃない!美容成分特集~化粧品・コスメOEM商品開発のヒント
「珍しい原料と聞いて配合したのに・・・」希少性の高い機能性原料の注意点①(前編)

まとめ

いかがでしょうか。今回は化粧品の成分と、「ウィズコロナ」で注目の高まる「肌ケア」美容成分をご紹介しました。通販・EC向けの化粧品商品開発のことなら、お気軽に東洋新薬までお問い合わせください。

>関連情報:水溶性の有効成分ナイアシンアミドを配合したOEM 「シワ改善 保湿クリーム」

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商品開発に携わってきた東洋新薬の視点から、過去実際に「売れた商品」に共通した7つのポイントを、ご紹介します。

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※1:日本製薬団体連合会ホームページ、医薬品等承認情報に基づき集計。調査期間:2016年1月1日~12月31日(当社調べ)
※2:消費者庁2024年8月15日発表情報より作成【許可取得実績数300件】
※3:消費者庁公開情報の製造受託を主たる業務とする企業の届出情報を基に、届出件数、独自エビデンス数を抽出・集計。(2024年5月31日時点、自社調べ)

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